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新装版 祇園女御 下
シンソウバンギオンニョウゴゲ
- 著: 瀬戸内 寂聴

専横を強める白河帝は先帝との約束も反故にし、実子に譲位して院政を始める。「治天の君」と呼ばれた。帝位に就けなかった皇弟・三の宮は花園に隠棲する。一方、皇后道子に傀儡子の頭・鷲丸が接近し仕えだした。院に預けられてから逃げ出した美少女・たまきは、鷲丸のおかげで三宮と邂逅するが、その後三の宮の許を出奔。隠れ住んでいたところを見つかり、院の許へ連れ戻される。たまきはやがて院の寵愛を受け、祇園女御と呼れる。
皇族と藤原氏の勢力争いの中で即位した白河帝は、専横を強めて先帝との約束も反故にし、実子に譲位して院政を始める。「治天の君」と呼びなわされた。帝位に就けなかった皇弟・三の宮は花園に隠棲する。一方、帝と距離を取っていた道子に傀儡子の頭・鷲丸が接近し、下僕のようにして仕えだした。院に預けられてから逃げ出した美少女・たまきは、鷲丸のおかげで三宮と邂逅するが、その後三の宮の許を出奔。北山の奥に隠れ住んでいたところを見つかり、平正盛によって院の許へ連れ戻される。別邸に匿われたたまきはとびぬけた寵愛を受け、やがて「祇園女御」と呼ばれるように……。
ⒸJakucho Setouchi
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書誌情報
紙版
発売日
2019年01月16日
ISBN
9784065143384
判型
A6
価格
定価:968円(本体880円)
ページ数
496ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2019年01月16日
JDCN
06A0000000000085908A
初出
本作品は1975年10月に講談社文庫で刊行されたものを、本文組み、装幀を変えて、新装版として刊行したものです。