君が代の歴史

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君が代の歴史

キミガヨノレキシ

講談社学術文庫

国粋主義を唱道していた山田孝雄は敗戦の10年後、日本の国歌とされた歌について、真摯な論考を物していた。種々史料を繙き、あくまで歌としての変遷を古代から今代までたどる。古今和歌集に「よみ人しらず」として収められた一首が、どう引用され、変形し、受け入れられたのか、そしてあの節がいつどこで乗り、「国歌」となるに至ったのか――元号が改まるいまこそ確かめたい。(原本:宝文館出版、1956年)


「『君が代は』の歌に就いて種々の議論が行われ……民主主義に反するとか、元は恋の歌だとかいろいろ……かような軽薄な言論は苦々しい極み、根本に溯り、又下りて沿革を捜り、それらの調査を後来の参考に供する」(「序」より抜粋)
国粋主義を唱道していた山田孝雄は敗戦の10年後、日本の国歌とされた歌について、真摯な論考を物していた。種々史料を繙き、あくまで歌としての変遷を古代から今代までたどる。古今和歌集に「よみ人しらず」として収められた一首が、どう引用され、変形し、受け入れられたのか、そしてあの節がいつどこで乗り、「国歌」となるに至ったのか――元号が改まるいまこそ確かめたい。
(原本:宝文館出版、1956年)


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書誌情報

紙版

発売日

2019年02月09日

ISBN

9784065147399

判型

A6

価格

定価:924円(本体840円)

通巻番号

2540

ページ数

192ページ

シリーズ

講談社学術文庫

電子版

発売日

2019年02月08日

JDCN

06A0000000000092947D

初出

本書の原本は、1956年に宝文館出版から刊行されました。学術文庫版では、原本の旧字体・旧かな遣いを新字体・新かな遣いに変えたほか、読みやすさに配慮して体裁やルビの整理・追加を行い、明らかな間違いは訂してあります。また、「附録」および「索引」は割愛し、原本では口絵として収録されていた写真は、本文中の妥当と思われる位置に挿入しました。

著者紹介

著: 山田 孝雄(ヤマダ ヨシオ)

1875-1958。国語学者、国文学者。独学の人として知られ、契沖、真淵、宣長以来の伝統に連なる最後の国学者と評される。東北帝国大学教授、神宮皇學館大学学長を歴任し、貴族院議員を務める。主な著書に『国語学史要』(1935年)、『日本文法学概論』(1936年)、『櫻史』(1941年)、『国語学史』(1943年)など。

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