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あいうえおの起源 身体からのコトバ発生論
アイウエオノキゲンシンタイカラノコトバハッセイロン
- 著: 豊永 武盛

目と芽、鼻と花、歯と葉、身と実。身体と事物とのあいだに語の共通性があるのはなぜなのか。また、幼児が最初期に発する p 音、 m 音 などが世界的に同じように見られるのはなぜか。古代語における二音節動詞の語尾「ふ」「ぶ」「む」などが持っていた原初的意味を分析する一方、語頭音となっている「あいうえお」などの五十音が身体の部位・生理に由来することを解明し、コトバの発生と世界分節の起源を探る。
ⒸTakemori Toyonaga
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目次
第一章 コトバ分析への道
第二章 太古的身体、コトバ、外界
第三章 二音節動詞語尾の分析
第四章 語頭音の意味とくに身体性
第五章 コトバの起源
第六章 「コトバと心」の発達
書誌情報
紙版
発売日
2019年04月12日
ISBN
9784065154885
判型
A6
価格
定価:1,177円(本体1,070円)
通巻番号
2548
ページ数
272ページ
シリーズ
講談社学術文庫
電子版
発売日
2019年04月11日
JDCN
06A0000000000108776V
初出
本書の原本は1982年に小社より『あいうえおの起源――日本語の謎は解かれた』として刊行されました。
著者紹介
1938年福岡県生まれ。九州大学医学部卒業。精神科臨床とともに精神病理学、精神分析を研究。福岡県精神病院協会理事、日本精神病院協会代議員などを歴任。日本精神分析学会会員。現在、医療法人豊永会飯塚保養病院理事長。著書に『「コトバと心」の起源』などがある。
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