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今昔百鬼拾遺 天狗
コンジャクヒャッキシュウイ テング
- 著: 京極 夏彦
昭和29年8月、是枝美智栄は天狗伝説の残る高尾山中で消息を絶った。約2か月後、遠く離れた群馬県迦葉山で女性の遺体が発見される。遺体は何故か美智栄の衣服を身にまとっていた。この謎に、旧弊な家に苦しめられてきた天津敏子の悲恋が重なり合い――。科学雑誌『稀譚月報』記者・中禅寺敦子、代議士の娘にして筋金入りのお嬢様=篠村美弥子、そして、これまで幾つかの事件に関わってきた女学生・呉美由紀が、女性たちの失踪と死の謎に挑む。
ⒸNatsuhiko Kyogoku
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書誌情報
電子版
発売日
2019年07月12日
JDCN
06A0000000000131624K
著者紹介
【京極夏彦(きょうごく・なつひこ)】 1963年生まれ。北海道小樽市出身。 世界妖怪協会、全日本妖怪推進委員会改めお化け友の会・代表代行。 古典遊戯研究会紙舞会員。お化け大學校・水木しげる学部教授。 1994年「姑獲鳥の夏」で衝撃的なデビューを飾る。1996年「魍魎の匣」で第49回日本推理作家協会賞長編部門、1997年「嗤う伊右衛門」で第25回泉鏡花賞、2003年「覘き小平次」で第16回山本周五郎賞、2004年「後巷説百物語」で第130回直木賞を受賞。2011年 「西巷説百物語」で第24回柴田錬三郎賞受賞。2016年 遠野文化賞受賞。