ヨーロッパ中世の社会史

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ヨーロッパ中世の社会史

ヨーロッパチュウセイノシャカイシ

講談社学術文庫

ヨーロッパはなぜ世界の覇権をとったのか? その基層をなす社会構造の特殊性は中世に準備されていた。中国やローマ帝国が目指した世界帝国を否定し、国民というまとまりの上に立つ国家という独自の道を、中世一千年をかけて形成したのである。そのとき、神・自然・同胞、三つに対する考え方の変化が起こった。政治史・経済史・法制史などに分化した理論を統合し、人間の移動や、文字に残っていない民衆の「話し言葉の世界」をひっくるめて、現在に続く世界史の転換と相関を、語りかけるように読み解く。わたしたちは歴史から何を学べるか?

【原本】
『ヨーロッパ中世の社会史』(岩波書店、1985年)


【目次】
第一講 中世社会史への誘い
第二講 民族大移動期の世界史的意義(4~8世紀)
第三講 西ヨーロッパ的生産様式の形成と普及(8~11世紀)
第四講 西ヨーロッパ中世都市の特色(11~13世紀)
第五講 中世西ヨーロッパ社会に共通した特質(13~16世紀)
第六講 国家権力の質的変化について


ⒸMASUDA Yasutake

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目次

第一講 中世社会史への誘い
第二講 民族大移動期の世界史的意義(4~8世紀)
第三講 西ヨーロッパ的生産様式の形成と普及(8~11世紀)
第四講 西ヨーロッパ中世都市の特色(11~13世紀)
第五講 中世西ヨーロッパ社会に共通した特質(13~16世紀)
第六講 国家権力の質的変化について

書誌情報

紙版

発売日

2021年07月15日

ISBN

9784065245095

判型

A6

価格

定価:1,177円(本体1,070円)

通巻番号

2673

ページ数

272ページ

シリーズ

講談社学術文庫

電子版

発売日

2021年07月14日

JDCN

06A0000000000335086R

初出

本書の原本は『ヨーロッパ中世の社会史』(岩波セミナーブックス13)として1985年に岩波書店より刊行されました。

著者紹介

著: 増田 四郎(マスダ シロウ)

1908~1997年。奈良県生まれ。一橋大学経済学部教授を経て一橋大学学長。一橋大学名誉教授。歴史学者。1995年文化勲章受章。著書に『独逸中世史の研究』『西洋中世世界の成立』『ヨーロッパとは何か』『都市』『大学でいかに学ぶか』など多数。

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