数学とはどんな学問か? 数学嫌いのための数学入門

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数学とはどんな学問か? 数学嫌いのための数学入門

スウガクトハドンナガクモンカスウガクギライノタメノスウガクニュウモン

ブルーバックス

数学が苦手?
それは「錯覚」です。

――カオス理論の権威が説く、「本当は誰もが好きになれる数学の世界」!

【数学の「本質」を知れば、新しい世界が見えてくる】
多くの人は、数学という学問を誤解しています。
難しい、とっつきにくい、役に立たない……
数学に対するこうしたイメージは、すべて「錯覚」です。
人々の「素朴な思い」から生まれた学問なので、
段階を踏んでいけば、誰にでも理解できるはずなのです。
本書では、「測定」「計算」「論理」という基本から
数学が持つ本質的な構造と役割を問い直していきます。
"数学の階段"を登っていくと、あなたの想像を超える広い世界が見えてくるでしょう。

数学が嫌いな人は、数学がちょっと好きになるはずです。
もともと数学が好きな人は、
これまでとは違う視点から、新しい数学の魅力を感じてもらえるはずです。


◆本書の内容
プロローグ 「数学嫌い」は錯覚である ~「数学とはどんな学問か」を考える前に
ステップ1 「数学のはじまり」を知ってみる ~数学は人間の想念そのものである
ステップ2 「数学の本質」に触れてみる ~数学はもっとも誠実な学問である
ステップ3 「数学の最初のつまずき」を解消する ~苦手意識はここから始まる?
ステップ4 「数学のおもしろさ」を感じてみる ~"意味"が分かれば見える世界が変わってくる
エピローグ  数学とはどんな学問か? ~数学の"階段"を登ると見えてくるもの

私にとって心安らげる場である数学が、多くの人々に「とっつきにくい」と思われていると聞くと、
寂しいような、ちょっと不思議な気持ちになります。
なぜなら、数学は誰にでも理解できる、誰にでも好きになれる学問だと思っているからです。
数学は、誰に対しても平等で、誠実な存在なのです。        ―――「はじめに」より


Ⓒ津田一郎

  • 前巻
  • 次巻

書誌情報

紙版

発売日

2021年08月19日

ISBN

9784065246818

判型

新書

価格

定価:1,100円(本体1,000円)

通巻番号

2179

ページ数

240ページ

シリーズ

ブルーバックス

電子版

発売日

2021年08月18日

JDCN

06A0000000000344798C

著者紹介

著: 津田 一郎(ツダ イチロウ)

岡山県生まれ。大阪大学卒業、京都大学大学院博士課程修了。理学博士(京都大学)。九州工業大学助教授(情報工学)、北海道大学教授(数学)などを経て、現在、中部大学創発学術院教授・副院長、AI数理データサイエンスセンター長。北海道大学名誉教授。複雑系科学研究の先駆者のひとり。カオス力学系をベースに、脳神経系のさまざまなダイナミクスの情報構造の解明に従事している。神経回路網のダイナミクスに関する研究により、日本神経回路学会学術賞、HFSP Program Awardなどを受賞。また、応用数学への貢献により、4年に一度の応用数理国際会議ICIAMにおいて総合講演に選出されるなどしている。著書に『心はすべて数学である』(文藝春秋)など。クロスカントリースキーが趣味。

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