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医療崩壊 真犯人は誰だ
イリョウホウカイシンハンニンハダレダ
- 著: 鈴木 亘

「世界に冠たる日本の医療」などと、医療提供体制の充実ぶりを誇っていた我が国が、なぜ、世界的には「さざ波」程度の感染者数増加で、このように簡単に医療崩壊を起こしたのか、その謎に迫る。
7人の容疑者(原因の仮説)を挙げて、一つ一つ謎解き仕立てで話を進める。現在、国民の間では、なぜ、こんなに簡単に医療崩壊が起きたのか、一部の医療機関が頑張る中で、まったく何もしていない医療機関があるのはなぜなのか、医師会や専門家会議はなぜ、緊急事態宣言で経済をストップすることばかり提言するのかなど、医療提供体制への不信感が渦巻いている。まずはそれらへの疑問に答えるのが本書の目的である。
また、今後もしばらくウィズコロナの時代が続くので、パンデミック時の医療崩壊を防ぐためにどんな手立てがあるのか、アフターコロナ時代の平常時の医療をどのように改革すべきかという点も議論、政策提言を行う。
Ⓒ医療崩壊の謎
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書誌情報
紙版
発売日
2021年11月17日
ISBN
9784065264171
判型
新書
価格
定価:946円(本体860円)
通巻番号
2642
ページ数
192ページ
シリーズ
講談社現代新書
電子版
発売日
2021年11月17日
JDCN
06A0000000000406894E
著者紹介
一九七〇年、兵庫県に生まれる。専門は医療経済学、社会保障論、福祉経済学。医療経済学会理事・事務局長。上智大学経済学部卒業後、日本銀行入行。大阪大学大学院にて経済学博士号取得。日本経済研究センターなどを経て、現在、学習院大学経済学部教授。政府の行政改革推進会議委員を務めているほか、これまでも国家戦略特区ワーキンググループ委員、規制改革会議専門委員などを務めた。 著書に『健康政策の経済分析:レセプトデータによる評価と提言』(共著、東京大学出版会、日経経済図書文化賞)、『生活保護の経済分析』(共著、東京大学出版会、日経・経済図書文化賞)、『経済学者 日本の最貧困地域に挑む』(東洋経済新報社)、『財政危機と社会保障』『社会保障亡国論』(共に講談社現代新書)などがある。
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