天明の浅間山大噴火 日本のポンペイ・鎌原村発掘

マイページに作品情報をお届け!

電子あり

天明の浅間山大噴火 日本のポンペイ・鎌原村発掘

テンメイノアサマヤマダイフンカニッポンノポンペイカンバラムラハックツ

講談社学術文庫

「地獄というものも、これほどひどくはないだろう」――
その日、山に、村に、何が起こったのか? 史料と発掘調査で甦る、埋もれた歴史の真実!

天明三(一七八三)年旧暦七月、浅間山は空前絶後の大爆発を起こす。大地は鳴動し、黒煙は天を覆い、火砕流・溶岩流が麓の村々を焼き尽くし埋め尽くした。この未曽有の事態に、人々はいかに対したのか。史料と埋没集落・鎌原村の発掘調査から、当時の村の社会状況、噴火の被害の実態、そして人々が生きた現実を再現する、驚天動地の歴史ドキュメント!

[目次]
第一章 近世の埋没集落
第二章 天明三年の大噴火
第三章 浅間大噴火の被害
第四章 浅間大噴火の影響
第五章 浅間山鎌原村
第六章 鎌原村の発掘

「天明三年の悲劇の日、人々はわれ先にと必死になって観音堂めがけて駆けつけたはずである。もちろん無事駆け上がった人もあるが、いま一歩というところで、背後からおしよせた火砕流に呑まれた人もあるはずである。この埋った石段のどこかにそんな人がいるのではないか……。」――「第六章 鎌原村の発掘」より


Ⓒ大石淳

  • 前巻
  • 次巻

目次

はじめに
第一章 近世の埋没集落
第二章 天明三年の大噴火
第三章 浅間大噴火の被害
第四章 浅間大噴火の影響
第五章 浅間山鎌原村
第六章 鎌原村の発掘
あとがき

書誌情報

紙版

発売日

2023年02月09日

ISBN

9784065310175

判型

A6

価格

定価:924円(本体840円)

通巻番号

2758

ページ数

192ページ

シリーズ

講談社学術文庫

電子版

発売日

2023年02月08日

JDCN

06A0000000000610299R

初出

本書の原本『天明三年浅間大噴火 日本のポンペイ鎌原村発掘』は、1986年に角川選書として刊行されました。

著者紹介

著: 大石 慎三郎(オオイシ シンザブロウ)

1923-2004年。東京大学文学部国史学科卒業。博士(文学)。学習院大学名誉教授。徳川林政史研究所所長,愛媛県歴史文化博物館館長などを歴任。専攻は近世日本史。著書に『享保改革の経済政策』『近世村落の構造と家制度』『元禄時代』『大岡越前守忠相』『日本近世社会の市場構造』『江戸時代』『田沼意次の時代』『徳川吉宗と江戸の改革』など多数。

オンライン書店一覧

ネット書店一覧

電子版取扱い書店一覧

関連シリーズ

BACK
NEXT

製品関連情報