
マイページに作品情報をお届け!
龍の世界
リュウノセカイ
- 著: 池上 正治

竜巻と共に天に昇り、海底深く龍宮に潜る。天空から海底まで自在に駆ける霊獣は、古来、皇帝から人民まで、中国人が最も愛する瑞祥だった。この想像上の生きものは、いつ、どのように誕生し、人々の暮らしに浸透していったのか。中国・日本・インドの龍とギリシア神話のドラゴンとの比較。龍を食べる怪鳥、正倉院に納められた龍の骨と歯の正体。四方から財宝を寄せると言われた「銭龍」や、薬用「龍眼」、中国人が畏れる「辰年の怪」まで、長年に亘る中国取材や様々な文献史料から、龍の逸話を丹念に採取!!
本書は『龍の百科』(新潮選書 2000年刊)を加筆、改題したものです。
目次
一 龍は、どう考えられていたか
二 龍は、どう形づくられてきたか
三 龍は、どのように自然界に潜むか
四 龍は、どう変わってきたのか
五 龍は、どのように語られてきたか
六 龍は、どう暮らしにかかわるか
おわりに
学術文庫あとがき
索引
ⒸShoji Ikegami
- 前巻
- 次巻
オンライン書店で購入する
目次
目次
一 龍は、どう考えられていたか
二 龍は、どう形づくられてきたか
三 龍は、どのように自然界に潜むか
四 龍は、どう変わってきたのか
五 龍は、どのように語られてきたか
六 龍は、どう暮らしにかかわるか
おわりに
学術文庫あとがき索引索引
書誌情報
紙版
発売日
2023年10月12日
ISBN
9784065327401
判型
A6
価格
定価:1,265円(本体1,150円)
通巻番号
2789
ページ数
272ページ
シリーズ
講談社学術文庫
電子版
発売日
2023年10月11日
JDCN
06A0000000000715507J
初出
本書は『龍の百科』(新潮選書 2000年刊)を加筆修正、画像追加のうえ、改題したものです。
著者紹介
いけがみ しょうじ 1946年新潟県生まれ。東京外国語大学卒業。日本翻訳家協会元理事。中国に関する研究・翻訳、中国やインドの伝統医薬学の考察に取り組む。著書に『グローバル中国』『「気」の不思議――その源流をさかのぼる』『仙境の地・青城山――道教寺院の修行と生活』『チャイナ・ドラッグ――中国薬のルーツとその効能』『伝統医学の世界』『龍と人の文化史百科』、編書に『中国旅行全書』、訳書に王静『中国慈城の餅文化』など多数。
オンライン書店一覧
関連シリーズ
-
項羽と劉邦の時代
-
モンゴルvs.西欧vs.イスラム
-
オスマン帝国全史
-
コロッセウムからよむローマ帝国
-
インカ帝国の虚像と実像
-
張騫 シルクロードの開拓者
-
大英帝国の<死の商人>
-
最後の遊牧帝国
-
モンゴル帝国
-
古代エジプト動物誌
-
古代文字の解読
-
アフリカ史
-
東大の良問10に学ぶ世界史の思考法
-
中華を生んだ遊牧民 鮮卑拓跋の歴史
-
民族と文明で読み解く大アジア史
-
砂漠と草原の遺宝
-
銭躍る東シナ海
-
近代アジアの啓蒙思想家
-
ヨーロッパ中世の社会史
-
戦争の中国古代史
-
アステカとインカ 黄金帝国の滅亡
-
中国の歴史
-
シルクロード世界史
-
ペルシア帝国
-
月下の犯罪 一九四五年三月、レヒニッツで起きたユダヤ人虐殺、そして或るハンガリー貴族の秘史
-
楊貴妃 大唐帝国の栄華と滅亡
-
海賊の大英帝国
-
オスマン帝国の解体
-
十二世紀のルネサンス
-
新しい中世 相互依存の世界システム
-
世界探検史
-
モンゴル帝国誕生
-
ソビエト連邦史
-
都市の起源
-
世界史の図式
-
海洋帝国興隆史 ヨーロッパ・海・近代世界システム
-
隋唐世界帝国の形成
-
東アジア世界の歴史
-
世界大恐慌 1929年に何がおこったか
-
世界人名物語――名前の中のヨーロッパ文化
-
世界史再入門 歴史のながれと日本の位置を見直す
-
世界のなかの日清韓関係史-交隣と属国、自主と独立
-
最後のロシア皇帝ニコライ二世の日記
-
古代エジプト文明 世界史の源流
-
近代ヨーロッパの誕生 オランダからイギリスへ
-
海を渡ったモンゴロイド
-
ローマ帝国と地中海文明を歩く
-
ピラミッドへの道 古代エジプト文明の黎明
-
トロイア戦争全史
-
ティムール帝国
-
ギリシア文明とはなにか
-
アテネ民主政 命をかけた八人の政治家
-
文明の十字路=中央アジアの歴史
-
息子を国王にした女たち フランス宮廷凄腕ママ
-
世界史とヨーロッパ
-
新書アフリカ史
-
モンゴル帝国の興亡
-
クイズで入門 ヨーロッパの王室