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腕が上がる 指が動く 脳卒中によるマヒのためのリハビリテーション・ハンドブック
ウデガアガルユビガウゴクノウソッチュウニヨルマヒノタメノリハビリテーションハンドブック
- 監: 安保 雅博

【“正しい訓練”でおこなえば、手の機能はUPする!】
脳卒中後遺症である運動マヒは、発症から6ヵ月たつとマヒの改善がほとんど見込めなくなるといわれています。急性期や回復期に対応するリハビリテーション専門病院などでは、退院後にはもとの生活能力に近いところまで回復することをめざし訓練します。
しかし、入院期間が限られているため、積極的に上肢(腕や手)の機能訓練をするというよりは、日常生活訓練を中心にせざるをえない状況にあります。こうして、マヒ側の手を使う機会を失ってしまう人が多いのです。
また、たとえ訓練に励んだとしてもマヒ手はよくならず、多くの人があきらめてしまっています。しかし、近年の磁気刺激療法やボツリヌス療法などの目覚ましい普及で、これ以上よくならないとされてきたマヒでも改善する可能性が出てきました。
上肢のリハビリテーション治療で一番大切なことは、マヒのレベル(程度)にあった正しい訓練法です。マヒがよくなるには順番があります。「質のよい訓練」があってこそ磁気刺激療法やボツリヌス療法も効果を十二分に発揮します。
本書では、患者さんがより自主的に取り組みやすいようにマヒのレベルにあわせた段階ごとの訓練法を紹介します。
【本書の内容構成】
Part1 スタート前準備編2
Part2 毎日チャレンジ実践編
STEP1 肩周りの筋肉を鍛える運動から
STEP2 支える力を高める運動を中心に
STEP3 腕と手を滑らかに動かすために
STEP4 日常生活でどんどんチャレンジ!
Part3 回復を促す治療法編
ⒸMasahiro Abo
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書誌情報
紙版
発売日
2024年06月06日
ISBN
9784065359297
判型
B20取
価格
定価:1,870円(本体1,700円)
ページ数
100ページ
シリーズ
健康ライブラリー
電子版
発売日
2024年06月05日
JDCN
06A0000000000795252Y
著者紹介
【監修者プロフィール】 安保雅博(あぼ・まさひろ) 1990年東京慈恵会医科大学卒業。93年神奈川リハビリテーション病院、96年東京都立大久保病院の各リハビリテーション科医員、98~2000年スウェーデンのカロリンスカ研究所・病院に留学、帰国後、東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座講師、同病院診療部長を経て、07年より東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座主任教授。09年より首都大学東京客員教授、15年より京都府立医科大学大学院医学研究科客員教授を併任。16年より東京慈恵会医科大学附属病院副院長。磁気刺激療法と集中的作業療法を組み合わせた療法「NEURO」およびボツリヌス療法を積極的におこなっている。編著、共著に『上肢ボツリヌス療法とリハビリテーション医療』(新興医学出版社)、『何歳からでも 丸まった背中が2ヵ月で伸びる!』(すばる舎)などがある。