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救急医からの警告
キュウキュウイカラノケイコク
- 著: 鹿野 晃
救急車で言われる「高度な治療を望みますか?」という質問。
もし、この言葉の本当の意味を知らなければ、多くの人は「はい」と回答するのではないでしょうか。
この言葉の真意、それは、
「ありとあらゆる手段を使い、蘇生を試みますか?」
ということなのです。
高齢の方に蘇生を試みる際は、心臓マッサージにより肋骨の骨が折れるなどの大きな苦痛を伴うことがあります。
ではなぜ救急隊員は「高度な治療」というあいまいな言い方をするのでしょうか。
そこには、日本の医療制度などのさまざまな問題が絡み合っています。
救急医療の現場から見える「命の真実」――
もしもの時に後悔しないために、救急医であり、長年現場に立ち続けた医師が伝える真実の1冊です。
目次
第1章 誰も教えてくれない救急医療の裏側
第2章 医師が明かす延命治療の真実
第3章 医療現場の「常識」と「非常識」
第4章 人生100年時代の健康管理法
第5章 重症患者「日本」の病巣
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書誌情報
紙版
発売日
2025年04月24日
ISBN
9784065394175
判型
四六
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
232ページ
著者紹介
著: 鹿野 晃(カノ アキラ)
2002年、藤田医科大学医学部を卒業。ペンシルベニア大学医学部・アイオワ大学医学部に留学。青梅市立総合病院救命救急センター医長、遠山脳神経外科副院長を歴任。東日本大震災では東京消防庁の指令室で救急隊を指導。2018年救急医が常駐する24時間年中無休のふじみの救急クリニックを開業。2019年自ら救急車を作り民間救急隊を設立、日本初の民間救急隊併設型の救急クリニックとなる。新型コロナウイルス感染症対策にいち早く取り組む。2020年2月より、独自にPCR検査を24時間体制で開始。翌月には帰国者・接触者外来に指定、発熱外来PCRセンターを委託され、駐車場にプレハブ施設を設置し、自作シールドによる検体採取など、積極的に検査を行う。同年12月には、新型コロナウイルス重点医療機関に認定され、クリニックから病院へと拡大。病床数を38床に拡充、ECMO(体外式膜型人工肺)も導入し重症患者の治療も可能にする。2024年2月、東京都小平市にむさしの救急病院を開設し院長に就任した。
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