ムーミンパパ海へいく [新版]

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ムーミンパパ海へいく [新版]

ムーミンパパウミヘイク シンパン

講談社文庫

この『ムーミンパパ海へいく(原題 PAPPAN OCH HAVET)』は、9冊ある小説ムーミンの7番めの物語です。

ながく愛読されてきた児童向けのハードカバー版「ムーミン童話集」(1990年初版 全9巻)の改訂版「ムーミン全集[新版]」が2019年に刊行されました。「おなべ」を「パンケーキ用フライパン」、「さかずき」を「カップ」、「レモン水」を「レモネード」にするなど、いまの言葉にあわせた、より読みやすいムーミンの物語になりました。

講談社文庫では、1978年からムーミンの物語をご紹介してきました。本書は、2025年ムーミン誕生80周年記念として、2019年の改訂版のテキストにあらためた[新版]です。トーベの手になる美しい挿絵とともに、ムーミンの物語をお楽しみください。


《収録》
解説……小野寺百合子
ムーミン谷の魅力 7『ムーミンパパ海へいく』変わるひと、変わらないひと……冨原 眞弓 

*中学生以上漢字にふりがな


ⒸMoomin Characters TM 2025

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書誌情報

紙版

発売日

2025年07月15日

ISBN

9784065401859

判型

A6

価格

定価:803円(本体730円)

ページ数

360ページ

シリーズ

講談社文庫

著者紹介

著・原作: トーベ・ヤンソン(トーベ ヤンソン)

トーベ・ヤンソン(TOVE JANSSON) (1914年8月9日ー2001年6月27日) 画家・作家。フィンランドのヘルシンキに彫刻家の父、挿絵画家の母のもとに生まれ、幼いころから画家を目指す。ヘルシンキ、ストックホルムとパリで絵を学び、政治風刺雑誌『ガルム』をはじめ、児童書や新聞の挿絵などの仕事を精力的にこなした。ムーミン小説の9作品は、戦争中、自分自身の安らぎのために執筆した『小さなトロールと大きな洪水』を1945年に出版したところから始まり、最愛の母シグネが亡くなった1970年に出版した『ムーミン谷の十一月』が最後となった。1954年ロンドンの「イヴニング・ニューズ」掲載のムーミンコミックスの連載が人気を博すなど多才ぶりを発揮。1966年国際アンデルセン賞受賞、1976年フィンランドの芸術家に贈られる最高位の勲章、プロ・フィンランディア勲章受章。

訳: 小野寺 百合子(オノデラ ユリコ)

小野寺百合子(おのでら ゆりこ) (1906年‐1998年)翻訳家。東京生まれ。東京女子高等師範学校附属高等女学校専攻科卒。公使館付武官の夫、小野寺信の赴任にともない、ラトビア、スウェーデンに長期滞在する。戦後はスウェーデン文化普及に努め、1981年スウェーデン国王から勲一等北極星女性勲章を受章。主な翻訳の仕事に『ムーミンパパ海へいく』『エーミールと60ぴきのざりがに』など、著書に『バルト海のほとりにて』がある。

解説: 冨原 眞弓(トミハラ マユミ)

冨原 眞弓(とみはら まゆみ) 聖心女子大学哲学科教授。1954年兵庫県生まれ。ソルボンヌ大学大学院博士課程修了、哲学博士。著書に『シモーヌ・ヴェイユ』(岩波書店)、『トーヴェ・ヤンソンとガルムの世界』など。訳書に『彫刻家の娘』(講談社)、『トーベ・ヤンソンコレクション』全8巻(日本翻訳出版文化賞受賞)、『ムーミン・コミックス』全14巻(以上、筑摩書房)などがある。

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