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特上カバチ!!-カバチタレ!2-(11)
トクジョウカバチカバチタレツー

「カバチ」とは広島弁で、文句や屁理屈のこと。法を知れば、それまで泣き寝入りしていた人もカバチをタレて(言って)、自分たちの生活を守ることができるのだ。 主人公の田村は、行政書士の大野と出会ったことでそのことに気づき、大野事務所に入所した。そんな田村が補助者として積んださまざまな経験を綴ったのが前作『カバチタレ!』。そして、試験に合格し晴れて行政書士となった田村が、新たに登場する女行政書士・住吉美寿々とともに、これまで以上にカバチをタレるのが『特上カバチ!!─カバチタレ!2─』である。
親に売られた!!親権者万能!!未成年には借金押しつけ放題!!甲斐光男の継父はバクチにおぼれるダメ人間。賭場で背負った借金を返すため、親権者の地位を利用して息子名義で街金から200万円を借りた。田村は継父の親権を喪失させる手続きをとりたいが、光男は拒否。父と母との関係を破綻させたくないのだ。それでも継父に反省の色はなく、街金の魔の手は光男の恋人にまで及ぶ!
Ⓒ田島隆/東風孝広
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目次
困ったら次世代に託す!
ほんまマジしばく!
ダメ親父との縁の切り方
君は普通に裏切っている
拉致はじんけんしんがいだよ
けっきょく女を金にする
考えぬくほど最悪の選択
職業に貴賤(きせん)はないので急いで口で吸え
寸止め処女の大脱走
結婚して人生の勝利者!
ハッタリかまして知的に労働
書誌情報
紙版
発売日
2008年01月23日
ISBN
9784063726589
判型
B6
価格
定価:565円(本体514円)
ページ数
224ページ
シリーズ
モーニング KC
電子版
発売日
2011年11月02日
JDCN
0637265800100011000V
初出
『モーニング』2007年31号~37号、39号~43号
著者紹介
1972年広島県呉市生まれ。高校を卒業後、設計・製図会社に就職するが「漫画家になる」と社長に宣言し、1年で退職。96年(24歳)、従兄弟の田島隆氏の紹介により青木雄二氏に出会い、大阪を出ることを決意。半年間『ナニワ金融道』の作画を手伝う。98年(25歳)、処女作『五番街』で週刊ヤングマガジンのちばてつや賞ヤング部門入賞。99年5月、モーニングにて『カバチタレ!』の連載を開始。2001年8月よりイブニングにて『極悪がんぼ』の連載を開始。05年7月よりモーニングにて『特上カバチ!!』の連載を開始し、現在にいたる。大阪府大阪市在住。
原作: 田島 隆(タジマ タカシ)
1968年広島県呉市生まれ。高校を中退して以降、独立して生計を営み、トラック運転手、花屋、クリーニング屋、ビル清掃業、営業マン、新聞配達など約30種の職を経験した。20歳のとき法律家を志し、司法書士補助者を経て、1991年、海事代理士試験に合格。呉市に田島海事法務事務所を開業、現在まで海事代理士・行政書士として法律実務に携わる。1999年よりモーニングにて『カバチタレ!』の連載を、2001年よりイブニングにて『極悪がんぼ』の連載を開始。2005年7月より『特上カバチ!!』の連載を開始し、現在にいたる。広島県在住。