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特上カバチ!!-カバチタレ!2-(21)
トクジョウカバチカバチタレツー

「カバチ」とは広島弁で、文句や屁理屈のこと。法を知れば、それまで泣き寝入りしていた人もカバチをタレて(言って)、自分たちの生活を守ることができるのだ。 主人公の田村は、行政書士の大野と出会ったことでそのことに気づき、大野事務所に入所した。そんな田村が補助者として積んださまざまな経験を綴ったのが前作『カバチタレ!』。そして、試験に合格し晴れて行政書士となった田村が、新たに登場する女行政書士・住吉美寿々とともに、これまで以上にカバチをタレるのが『特上カバチ!!─カバチタレ!2─』である。
雀山胃一郎は、内縁の妻・百合子と二人暮らし。家の名義を百合子に分け与えるため、生前贈与の書類作成を栄田に依頼し、しばらくして息を引き取った。しかし納得がいなかいのは、胃一郎と亡き妻の子である雪夫と国子。二人は百合子を家から追い出し、父の遺骨も取り上げた。百合子のため、胃一郎の意思を実現するため、栄田が豪腕をふるう!
Ⓒ田島隆/東風孝広
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目次
寄り添うだけで愛と憎!
明けまして、さようなら
血は愛より出でて愛より強し
権利者たちの専制口撃
骨にひびあり、勝利の目あり
籍も入れてもろとらんくせに!!
なかったことにされたくない!
書士の一分
敵に会えない決戦場
寄り添うだけの愛、思い出
書誌情報
紙版
発売日
2010年04月23日
ISBN
9784063728804
判型
B6
価格
定価:586円(本体533円)
ページ数
208ページ
シリーズ
モーニング KC
電子版
発売日
2012年01月27日
JDCN
0637288000100011000G
初出
『モーニング』2010年7号~10号、12号~17号
著者紹介
1972年広島県呉市生まれ。高校を卒業後、設計・製図会社に就職するが「漫画家になる」と社長に宣言し、1年で退職。96年(24歳)、従兄弟の田島隆氏の紹介により青木雄二氏に出会い、大阪を出ることを決意。半年間『ナニワ金融道』の作画を手伝う。98年(25歳)、処女作『五番街』で週刊ヤングマガジンのちばてつや賞ヤング部門入賞。99年5月、モーニングにて『カバチタレ!』の連載を開始。2001年8月よりイブニングにて『極悪がんぼ』の連載を開始。05年7月よりモーニングにて『特上カバチ!!』の連載を開始し、現在にいたる。大阪府大阪市在住。
原作: 田島 隆(タジマ タカシ)
1968年広島県呉市生まれ。高校を中退して以降、独立して生計を営み、トラック運転手、花屋、クリーニング屋、ビル清掃業、営業マン、新聞配達など約30種の職を経験した。20歳のとき法律家を志し、司法書士補助者を経て、1991年、海事代理士試験に合格。呉市に田島海事法務事務所を開業、現在まで海事代理士・行政書士として法律実務に携わる。1999年よりモーニングにて『カバチタレ!』の連載を、2001年よりイブニングにて『極悪がんぼ』の連載を開始。2005年7月より『特上カバチ!!』の連載を開始し、現在にいたる。広島県在住。