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特上カバチ!!-カバチタレ!2-(26)
トクジョウカバチカバチタレツー

「カバチ」とは広島弁で、文句や屁理屈のこと。法を知れば、それまで泣き寝入りしていた人もカバチをタレて(言って)、自分たちの生活を守ることができるのだ。 主人公の田村は、行政書士の大野と出会ったことでそのことに気づき、大野事務所に入所した。そんな田村が補助者として積んださまざまな経験を綴ったのが前作『カバチタレ!』。そして、試験に合格し晴れて行政書士となった田村が、新たに登場する女行政書士・住吉美寿々とともに、これまで以上にカバチをタレるのが『特上カバチ!!─カバチタレ!2─』である。
本木幸治は親子三人、家族で仲睦まじく暮らしていた。ある日、妻の昔の携帯 から、結婚直前の妻の浮気メールを発見した幸治。最愛の息子、翔太は本当に 自分の子供なのか。深まる疑惑で夜も眠れず、仕事も手につかなくなった幸治 は、田村に相談をもちかける。裁判で親子関係を争う前に、DNA鑑定を受けるこ とになるのだが、その結果が本木家をさらに追い込んでいく!!
Ⓒ田島隆/東風孝広
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目次
世界で一番大事な君へ
携帯は口よりも物を言い
君の知らない物語
二重螺旋の裏側
涙の降水確率
父になりゆく日々
誰のための俺
それぞれの絶望
カブトの山でつかまえて
どこにいるの
書誌情報
紙版
発売日
2011年07月22日
ISBN
9784063870213
判型
B6
価格
定価:597円(本体543円)
ページ数
208ページ
シリーズ
モーニング KC
電子版
発売日
2012年03月30日
JDCN
0638702100100011000M
初出
『モーニング』2011年16号~26号
著者紹介
1972年広島県呉市生まれ。高校を卒業後、設計・製図会社に就職するが「漫画家になる」と社長に宣言し、1年で退職。96年(24歳)、従兄弟の田島隆氏の紹介により青木雄二氏に出会い、大阪を出ることを決意。半年間『ナニワ金融道』の作画を手伝う。98年(25歳)、処女作『五番街』で週刊ヤングマガジンのちばてつや賞ヤング部門入賞。99年5月、モーニングにて『カバチタレ!』の連載を開始。2001年8月よりイブニングにて『極悪がんぼ』の連載を開始。05年7月よりモーニングにて『特上カバチ!!』の連載を開始し、現在にいたる。大阪府大阪市在住。
原作: 田島 隆(タジマ タカシ)
1968年広島県呉市生まれ。高校を中退して以降、独立して生計を営み、トラック運転手、花屋、クリーニング屋、ビル清掃業、営業マン、新聞配達など約30種の職を経験した。20歳のとき法律家を志し、司法書士補助者を経て、1991年、海事代理士試験に合格。呉市に田島海事法務事務所を開業、現在まで海事代理士・行政書士として法律実務に携わる。1999年よりモーニングにて『カバチタレ!』の連載を、2001年よりイブニングにて『極悪がんぼ』の連載を開始。2005年7月より『特上カバチ!!』の連載を開始し、現在にいたる。広島県在住。