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特上カバチ!!-カバチタレ!2-(25)
トクジョウカバチカバチタレツー

「カバチ」とは広島弁で、文句や屁理屈のこと。法を知れば、それまで泣き寝入りしていた人もカバチをタレて(言って)、自分たちの生活を守ることができるのだ。 主人公の田村は、行政書士の大野と出会ったことでそのことに気づき、大野事務所に入所した。そんな田村が補助者として積んださまざまな経験を綴ったのが前作『カバチタレ!』。そして、試験に合格し晴れて行政書士となった田村が、新たに登場する女行政書士・住吉美寿々とともに、これまで以上にカバチをタレるのが『特上カバチ!!─カバチタレ!2─』である。
愛猫と市営住宅に暮らす種田は、ある日突然市役所からペットの飼育禁止を言い渡される。ペットを手放すか、部屋を明け渡すかの選択を迫られ、ペットを飼っている住民たちは金田に相談。金田は役所に住民への説明会を開かせることで、事態の打開を試みるが、説明会でペットを飼っている住民と飼っていない住民の意見が対立。事態は悪化してしまう!
Ⓒ田島隆/東風孝広
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目次
ヒトじゃなくても大事な家族
規制ですか、お上さん
アニマル住宅の愛憎愁訴
ハネてもハラうな治療代
権威とハサミは使いよう
連帯の耐えられない脆さ
愛猫にほえろ!
いのちの価値
法は世につれ
ハッピー・バースデイ
書誌情報
紙版
発売日
2011年04月22日
ISBN
9784063729917
判型
B6
価格
定価:597円(本体543円)
ページ数
208ページ
シリーズ
モーニング KC
電子版
発売日
2012年03月23日
JDCN
0637299100100011000N
初出
『モーニング』2011年6号~15号
著者紹介
1972年広島県呉市生まれ。高校を卒業後、設計・製図会社に就職するが「漫画家になる」と社長に宣言し、1年で退職。96年(24歳)、従兄弟の田島隆氏の紹介により青木雄二氏に出会い、大阪を出ることを決意。半年間『ナニワ金融道』の作画を手伝う。98年(25歳)、処女作『五番街』で週刊ヤングマガジンのちばてつや賞ヤング部門入賞。99年5月、モーニングにて『カバチタレ!』の連載を開始。2001年8月よりイブニングにて『極悪がんぼ』の連載を開始。05年7月よりモーニングにて『特上カバチ!!』の連載を開始し、現在にいたる。大阪府大阪市在住。
原作: 田島 隆(タジマ タカシ)
1968年広島県呉市生まれ。高校を中退して以降、独立して生計を営み、トラック運転手、花屋、クリーニング屋、ビル清掃業、営業マン、新聞配達など約30種の職を経験した。20歳のとき法律家を志し、司法書士補助者を経て、1991年、海事代理士試験に合格。呉市に田島海事法務事務所を開業、現在まで海事代理士・行政書士として法律実務に携わる。1999年よりモーニングにて『カバチタレ!』の連載を、2001年よりイブニングにて『極悪がんぼ』の連載を開始。2005年7月より『特上カバチ!!』の連載を開始し、現在にいたる。広島県在住。