デラシネマ（５）

巨匠・森島貢監督の新作『花、ひとひら』。サード助監督として就いた風間俊一郎は、主演の国民的女優・生方朋子の「女優をやめる」という爆弾発言を誰にも言えぬままロケに旅立った。ロケ先では、森島の横暴にスタッフの不満は限界を越え…。その頃、大部屋俳優・宮藤武晴は、新春オールスター映画『東海任侠道』に参加。梨園からのニュースター・市岡光春の「斬られ役」として臨んだシーンは、殺陣の支配権争奪戦となった！

目次

scene38　ロケマネ百面相
scene39　誰（た）がための映画（シャシン）
scene40　内なる焔（ほむら）
scene41　踏み越えた一線
scene42　祈りにも似て
scene43　注目の対決
scene44　立（たて）か殺陣（たて）か
scene45　殺陣（たて）の支配者
scene46　同じ道、別の道、ひとつの道
scene47　放つ力

書誌情報

紙版

• 発売日: 2012年03月23日
• ISBN: 9784063870947
• 判型: B6
• 価格: 定価：597円（本体543円）
• ページ数: 224ページ
• シリーズ: モーニング ＫＣ

電子版

• 発売日: 2012年10月19日
• JDCN: 0638709400100011000D

初出

『モーニング』２０１１年４２号～５１号

著者紹介

著： 星野　泰視（ホシノ　ヤスシ）

『哲也─雀聖と呼ばれた男』（週刊少年マガジン）で連載デビュー。同作は大ヒットし、第24回講談社漫画賞を受賞。「モーニング」初連載の『風と雷』では、新作歌舞伎「石川五右衛門」の原作を大胆にアレンジして漫画化、好評を博す。最新作では、昭和20年代後半の映画界を舞台に人間活劇を描く。