食べる日本語

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食べる日本語

タベルニホンゴ

講談社+α新書

ほんとうに、日本語はそんなにむつかしいのでしょうか。乱れているのでしょうか。そうだとすれば、そのむつかしい日本語を正しく、巧みに使いこなすにはどうすればいいのか。かつては「豊葦原瑞穂国(とよあしはらみずほのくに)」であり、今や世界に冠たる「グルメ大国」であるこの国にふさわしく、「食」の言葉のあれこれから日本語を考えてみたいと思います。


ご飯、ライス、めし、3つの言葉どう違う?
「食う」と「食べる」の語源は同じ? 「ウナギ文」とは? 美味しい日本語の不思議!!
ことわざ、地名、色名にも食べる言葉がいっぱい!

「米」「rice」「ライス」「めし」「ご飯」。一見、同じように見えるこれらが、実ははっきり、あるいは微妙に異なるそれぞれ別のものだ、というところに日本語のむつかしさがある、と言われています。こんなむつかしい日本語を正確に使い分けるのは容易なことではありません。「日本語が乱れている」という声が高まるのも当然のことかもしれません。しかし、ほんとうに、日本語はそんなにむつかしいのでしょうか。乱れているのでしょうか。そうだとすれば、そのむつかしい日本語を正しく、巧みに使いこなすにはどうすればいいのか。かつては「豊葦原瑞穂国(とよあしはらみずほのくに)」であり、今や世界に冠たる「グルメ大国」であるこの国にふさわしく、「食」の言葉のあれこれから日本語を考えてみたいと思います。

●「ご飯」と「ライス」はどう違う?
●「女房詞」と「文字言葉」
●「食べる」の意外な語源
●「ら抜き言葉」はおかしくない
●鮎はナマズなのだ
●「ウナギ文」ってなんだ?
●食べもの言葉に多い隠語
●私家版「食べるいろはカルタ」
●「食べる日本語」の勘どころ
●「大根役者」はほめ言葉?


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目次

まえがき
第一章 「米」をめぐる言葉の不思議
「ご飯」と「ライス」はどう違う?
海産物がなくても「山海の珍味」
パン食なのに朝飯と言うわけは?
山盛りご飯の由緒
「ご馳走」とは駆けまわること
死語になった「紅箸」
「箸と茶碗」より大切なもの
ご飯を入れるのに、なぜ茶碗?
第二章 日本語は世界の変わり者
言葉の婦人専用車
「女房詞」と「文字言葉」
男は「食う」女は「食べる」
「食べる」の意外な語源
緑色の蚕豆がなぜ「青物」?
ブラックティーが「紅茶」のわけ
難波の葦は伊勢の浜荻
チンチンとは黒鯛のこと
方言

書誌情報

紙版

発売日

2006年05月20日

ISBN

9784062723763

判型

新書

価格

定価:880円(本体800円)

通巻番号

ページ数

208ページ

シリーズ

講談社+α新書

電子版

発売日

2014年04月11日

JDCN

0627237600100011000H

著者紹介

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