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いつだって大変な時代
イツダッテタイヘンナジダイ
- 著: 堀井 憲一郎

私たちはなぜ、いつも「大変!大変!」と言っているのか? もしかしたら、大変なのは、経済や社会や時代ではなく、そういうふうにしか考えられない私たちの頭のほうかもしれない――。科学への無邪気な信仰、個性尊重という錯覚、独創的な名前の子の増殖、まだまだ世界は発展するという思い込み……私たちの奇妙な固定観念を考え直す。(講談社現代新書)
私たちはなぜ、いつも「大変!大変!」と言っているのか?
もしかしたら、大変なのは、経済や社会や時代ではなく、
そういうふうにしか考えられない私たちの頭のほうかもしれない――。
科学への無邪気な信仰、個性尊重という錯覚、独創的な名前の子の増殖、
まだまだ世界は発展するという思い込み……
私たちの奇妙な固定観念を考え直す。
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目次
第1章 歴史は繰り返し美しく歪められる
第2章 科学とはただの妄想かもしれない
第3章 19世紀的ハイテンション気分の果て
第4章 個性の尊重で世界はどんどん歪んでいく
第5章 子供の名前を自由に付けてはいけない
第6章 無縁社会はみんなの努力の結果である
第7章 政府も東電も「他者」ではない
第8章 だから、いつだってふつうの時代
終 章 ほんとに大変なときのために
書誌情報
紙版
発売日
2011年07月15日
ISBN
9784062881142
判型
新書
価格
定価:792円(本体720円)
通巻番号
2114
ページ数
224ページ
シリーズ
講談社現代新書
電子版
発売日
2013年11月22日
JDCN
0628811400100011000X
著者紹介
1958年生まれ。京都市出身。コラムニスト。 著書に『若者殺しの時代』『落語論』『落語の国からのぞいてみれば』『江戸の気分』(いずれも講談社現代新書)、『青い空、白い雲、しゅーっという落語』(双葉社)、『東京ディズニーリゾート便利帖』(新潮社)、『深夜食堂の勝手口』(小学館)などがある。
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