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梟首の島(下)
キョウシュノシマゲ
- 著: 坂東 眞砂子

「幽霊新聞」の発行で警察に追われた東吉は、自らも自由への熱意を燃やす母を残して上京し、東京の民権家と行動を共にする。だが、テロ化した運動は加波山事件に発展し、その限界に近づいていく――。一方ロンドンの光明は、遂に留学生イワガミの死の真相に辿り着く。個々人の革命を描いた物語、衝撃の後編。(講談社文庫)
女の腹に“自由”は孕まれ、育まれる
自由民権を闘った熱き者たちの物語
ロンドンと高知――それぞれの闘いはどこに向かって結実するのか!? 知られざる歴史を描いた傑作長編
民権運動の大義名分を掲げる男に女は爪弾きにされる。女のやり方があるはずだ、母・むめは考える。
「幽霊新聞」の発行で警察に追われた東吉は、自らも自由への熱意を燃やす母を残して上京し、東京の民権家と行動を共にする。だが、テロ化した運動は加波山事件に発展し、その限界に近づいていく――。一方ロンドンの光明は、遂に留学生イワガミの死の真相に辿り着く。個々人の革命を描いた物語、衝撃の後編。
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書誌情報
紙版
発売日
2009年09月15日
ISBN
9784062764681
判型
A6
価格
定価:796円(本体724円)
ページ数
480ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2014年02月07日
JDCN
0627646800100011000T
初出
学芸通信社の配信により、熊本日日新聞(2003年4月30日~2004年10月13日)秋田魁新報、中國新聞、信濃毎日新聞、北國新聞、神戸新聞、高知新聞に、順次連載されたものを、単行本化にあたり全面改稿し、2005年12月に小社より刊行した。