
マイページに作品情報をお届け!
うつ病・躁うつ病で「休職」「復職」した人の気持ちがわかる本
ウツビョウソウウツビョウデキュウショクフクショクシタヒトノキモチガワカルホン
- 監: 五十嵐 良雄

休職中の不安や絶望、治療への不信、復帰直後の焦り……。職場復帰に成功した人たちの発症から休職、再発のくり返し、そして復職にいたるまでの心の変化を解説します。実際に復職支援プログラム(リワークプログラム)に参加し、復職している方々の貴重な体験談をもとに構成しました。落ち込み、悔しがり、自分を責めているのは、あなただけではありません。つらくて消えてしまいたいとき、この本を開き、ながめてみてください。
不思議な「心」のメカニズムが一目でわかる
《講談社 こころライブラリーイラスト版》
【つらいのはあなただけじゃない。】
休職中の不安や絶望、
治療への不信、復帰直後の焦り……
職場復帰に成功した人たちの
発症から休職、復職にいたるまでの
こころの変化を図解します。
病気になってもまた働ける!
うつ病や躁うつ病による休職から復帰して、
数年以上元気に働き続けている人が大勢います。
本書にはその「先輩」たちの声を多数、収録しました。
落ち込み、悔しがり、自分を責めているのは、あなただけではありません。
治療の道は人それぞれ。まわり道や足踏みをする時期もあります。
つらくて消えてしまいたいとき、この本を開き、ながめてみてください。
【本書のおもな内容】
第1章 心の病気がわかったときの驚きと悔しさ
ケース例Aさん 直言居士でストレス耐性は強いと思っていたが
【最初の気づき】 仕事に疲れ、ネクタイをしめるのもつらくなった/ 生活はしているが、自分が壊れかけている感覚
【受診】 うつ病なんて自分には無関係な病気だと思っていた
【診断】 すぐには納得できず、診断書を誰にもみせられなかった
第2章 休職中は暗闇のなかで自分を責めつづけていた
ケース例Bさん 心身ともに限界をむかえ、やむなく休職を決断
【休職】 バリバリ働く同僚と自分を比べ、情けなくなった/ 病気を挫折だと感じ、自分のすべてを否定していた
第3章 少しよくなってもすぐ再発し、心が折れた
ケース例Cさん 再発をくり返し、「休職制度の悪用だ」と叱責された
【復職】 【再発】
第4章 家族や患者仲間から希望と勇気をもらった
ケース例Dさん デイケアや患者仲間を、最初は小馬鹿にしていた
【療養の見直し】 【デイケアに参加】 【回復の実感】
第5章 プライドを捨て、ありのままの自分で復職した
ケース例Eさん 数年がたち、病気のことを知らない同僚も増えてきた
【自己理解】 【準備して復職】 【治療から数年たって】
- 前巻
- 次巻
オンライン書店で購入する
目次
うつ病・躁うつ病を治療した先輩たちからのメッセージ
《 1 心の病気がわかったときの驚きと悔しさ》
ケース例Aさん 直言居士でストレス耐性は強いと思っていたが
【最初の気づき】 仕事に疲れ、ネクタイをしめるのもつらくなった/ 生活はしているが、自分が壊れかけている感覚
【受診】 うつ病なんて自分には無関係な病気だと思っていた
【診断】 すぐには納得できず、診断書を誰にもみせられなかった
【2ページでわかる心の病気】 「うつ病」と「躁うつ病」の違い
【治療】 薬は「飲まされている」感じで、自分の意思ではない
《 2 休職中は暗闇のなかで自分を責めつづけていた》
ケース例Bさん 心身ともに限界をむかえ、やむなく休職を決断
【休職】 休んでも、仕事が心配で落ち着かない/ バリバリ働く同僚と自分を比べ、情けなくなった/ 病気を挫折だと感じ、自分のすべてを否定していた/ (躁うつ病の場合) 自分を責める日と過信する日が交互にあった
《 3 少しよくなってもすぐ再発し、心が折れた》
【復職】 復職しても、休んだ負い目で残業をして状態が悪化
【再発】 結局、再発して再休職、ゴールがみえなくなった
ケース例Cさん 再発をくり返し、「休職制度の悪用だ」と叱責された
【再発】 再発後は起き上がることができず、感情も麻痺/ (躁うつ病の場合) 復職当初は好調だが、ある日突然どん底に
《 4 家族や患者仲間から希望と勇気をもらった》
【療養の見直し】 家族が病気を受け入れてくれ、安心して眠れた
ケース例Dさん デイケアや患者仲間を、最初は小馬鹿にしていた
【デイケアに参加】 同じ境遇の人だから、言葉に耳を貸すことができた
【回復の実感】 あきらめることを意識してから、楽になった
《 5 プライドを捨て、ありのままの自分で復職した》
【自己理解】 ありのままに、新しい人生を歩みはじめた
【準備して復職】 緊張感が残るなか、思いきって復帰した
ケース例Eさん 数年がたち、病気のことを知らない同僚も増えてきた
【治療から数年たって】 「本当に治る」ということを後輩に伝えたい
書誌情報
紙版
発売日
2014年10月16日
ISBN
9784062789721
判型
B20取
価格
定価:1,430円(本体1,300円)
ページ数
102ページ
シリーズ
こころライブラリーイラスト版
著者紹介
1949年、東京都生まれ。メディカルケア虎ノ門院長。医学博士。精神保健指定医。1976年、北海道大学医学部卒業。埼玉医科大学、ミラノ大学やユトレヒト大学への留学、秩父中央病院長などをへて、2003年にメディカルケア虎ノ門を開設、院長に就任。現在、うつ病リワーク研究会代表世話人、東京大学大学院非常勤講師などを兼務。専門はうつ病の治療、復職支援。主な著書に『うつ病リワークプログラムのはじめ方』(共同執筆、弘文堂)など。テレビ、新聞などの取材を多数受けている。
オンライン書店一覧
関連シリーズ
-
なかなか治らない難治性のうつ病を治す本
-
むしろウツなので結婚かと 解説付き
-
うつ病の人に言っていいこと・いけないこと
-
「若作りうつ」社会
-
老年期うつ
-
非定型うつ病のことがよくわかる本
-
認知症と見分けにくい「老年期うつ病」がよくわかる本
-
入門 うつ病のことがよくわかる本
-
大人も知らない「プチうつ気分」とのつきあい方
-
双極性障害(躁うつ病)の人の気持ちを考える本
-
双極性障害(躁うつ病)のことがよくわかる本
-
思春期の「うつ」がよくわかる本
-
仕事中だけ「うつ病」になる人たち 30代うつ、甘えと自己愛の
-
月経の前だけうつ病になってしまう女性たち―PMDDを治す
-
軽症うつ病
-
医者を悩ます「ニュータイプなうつ病」がわかる本
-
それってホントに「うつ」? 間違いだらけの企業の「職場うつ」
-
その習慣を変えれば「うつ」は良くなる!
-
うつ病放浪記 絶望をこえて生きる
-
うつ病をなおす
-
うつ病の人の職場復帰を成功させる本 支援のしくみ
-
うつ病の人の気持ちがわかる本
-
うつ病の現在
-
うつからの完全脱出
-
「うつ」に陥っているあなたへ