広島力

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広島力

ヒロシマリョク

広島東洋カープ、セ・リーグ4連覇、そして日本一へ──。
「広島」の強さの秘密を解き明かす、初の自著!

カープは、ドラフト下位や高卒選手でも、じっくり鍛え上げ、リーグを代表する優れた選手にすることで定評があります。しかも、長期間活躍するとともに、野球選手として個性が際立つプレイヤーばかり。カネが幅を利かし、資本力に物を言わせた球団経営が主流にあった中で、育成思考の強い球団がセ・リーグを3連覇したという事実は特筆すべきものがあります。また、そうした球団の姿勢が、カープファンを全国に広げる理由のひとつともなっています。

本書では、自身ドラフト4位でカープに入団。三番手キャッチャーから日本を代表する選手となり、また、指導者として幾多のチームの監督・コーチを歴任、軽妙なトークで解説者としても人気になった達川光男氏が、さまざまな現場体験、エピソードを振り返りながら、「なぜ広島は人を育てられるのか」「強さを維持できるのか」をあますところなく語ります。

人材育成に悩む人、厳しいビジネスの勝負に臨むすべての人に贈る、「ハートに火をつける」必読の一冊!


ⒸMitsuo Tatsukawa+Eiichi Akasaka

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目次

はじめに 私、初めて自分の本をだします。
第1章 広商野球の原点は精神力
第2章 カープで受け継がれる人間力
第3章 怪物・江川を倒した育成力
第4章 甲子園で優勝した突破力
第5章 ただひたすら「見る」カープのスカウト力
第6章 江夏さん、衣笠さんに鍛えられた捕手力
第7章 敵に教えられて身についた勝つ力
第8章 甲斐キャノンに注いだ指導力
構成者:赤坂英一によるあとがき

書誌情報

紙版

発売日

2019年03月27日

ISBN

9784065154991

判型

新書

価格

定価:1,100円(本体1,000円)

ページ数

226ページ

電子版

発売日

2019年03月26日

JDCN

06A0000000000108650I

著者紹介

著: 達川 光男(タツカワ ミツオ)

1955年、広島県生まれ。県立広島商業高等学校で、73年春に選抜大会に出場し、準決勝で江川卓擁する作新学院を破るも、横浜高校との決勝に敗れ準優勝。同年夏の選手権では決勝で静岡高校を下し全国制覇を果たす。進学した東洋大学では松沼雅之とバッテリーを組み、76年秋に東都大学リーグで初優勝を飾る。78年ドラフト4位で広島東洋カープに入団。6年目の83年に正捕手となり、84年のカープ日本一に貢献。ベストナイン3回、ゴールデン・グラブ賞3回、オールスター出場7回。92年に現役を引退し、野球解説者を経て、95年福岡ダイエーホークス一軍バッテリーコーチ、98年カープ二軍監督、99~2000年カープ一軍監督、03年阪神タイガース一軍バッテリーコーチを歴任。2014~15年中日ドラゴンズ一軍バッテリーコーチ、17~18年福岡ソフトバンクホークス一軍ヘッドコーチを務め、現在は、高校・大学をはじめアマチュア野球の指導・支援に奔走している。

構成: 赤坂 英一(アカサカ エイイチ)

1963年、広島県生まれ。86年に法政大学文学部卒業後、日刊現代に入社。88年より、スポーツ編集部でプロ野球取材を担当。同社勤務のかたわら週刊誌、月刊誌でスポーツを中心に人物ノンフィクションを多数執筆。2006年独立。著書には『失われた甲子園』『プロ野球「第二の人生」』『プロ野球 二軍監督』『最後のクジラ』(以上、講談社)、『野球エリート』(講談社+α新書)、『すごい! 広島カープ』(PHP文庫)などがある。

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