
マイページに作品情報をお届け!
最果てのセレナード(2)
サイハテノセレナード2
- 著: ひの 宙子

業界話題の才能・ひの宙子による、十勝が舞台のピアノ少女と母殺しの激情サスペンス!
「わたし、ずっと律っちゃんに会いたかった」律は十年ぶりに小夜との再会を果たした。あの雪の日。母親の失踪。十年間しまいこんできた二人だけの秘密。それを暴こうとする誰かの存在を、小夜が示唆する。
律は中学の同窓会のために地元・北海道へ帰省した。しかし、目的は同窓会じゃない。
十年前、律が小夜の母親を殺すことを考えて書いていた殺人計画ノートの行方を確かめるために戻ってきたのだ。ノートは当時の担任・沖田が持っているという。思い出話が盛り上がる同窓会の片隅で、律は沖田にノートのことを探っていく。だが、沖田の「警察にはウソをついておいたから」という真相不明な一言が、律の心は激しくかき乱みだされていく。
オムニバス短編集『グッド・バイ・プロミネンス』『やがて明日に至る蝉』(祥伝社)が多くの心を揺さぶった著者・ひの宙子が、「月刊アフタヌーン」で初の長編連載に挑むのがこの作品。第1話目は異例の8Pカラー付きでスタートし、『グッド・バイ・プロミネンス』を連載した「FEEL YOUNG」とのコラボ企画も話題となった。
ⒸHiroko Hino
オンライン書店で購入する
書誌情報
紙版
発売日
2023年12月21日
ISBN
9784065339169
判型
B6
価格
定価:759円(本体690円)
ページ数
192ページ
シリーズ
アフタヌーンKC
電子版
発売日
2023年12月21日
JDCN
06A0000000000731080L
初出
『アフタヌーン』2023年6月号、9月号~2024年1月号
著者紹介
オムニバス短編集『グッド・バイ・プロミネンス』『やがて明日に至る蝉』を祥伝社から発売。劇団雌猫・ひらりさ氏の推薦などによりその才能に注目が集まる。2022年11月、「月刊アフタヌーン」(講談社)で『最果てのセレナード』を連載開始。これが自身初の長編連載となる。