文芸(単行本)作品一覧

まりえの客
まりえの客
著:坂 剛
文芸(単行本)
サスペンスの名手が放つ恋愛ミステリ-7編不倫相手の女の身辺から匂ってくる他の男の影。貞淑な女だったはずなのに、あいつは悪女だったのか?男と女は永遠のミステリ-、危険な情事の代償は……。
進化の時計
進化の時計
著:伊井 直行,装丁:川上 成夫,装画:八木 美穂子
文芸(単行本)
一匹の猿に魅せられた僕たちの青春冒険小説。それは、かわいらしい猿との出会いから始まった。東京から九州の延岡へと繰りひろげられるある計画とは? 愛しいジョウジ-を捜し続ける僕の哀しくも楽しい長篇。
電子あり
隻眼一人旅 秘剣 柳生十兵衛
隻眼一人旅 秘剣 柳生十兵衛
著:早乙女 貢,装丁:三井 永一
文芸(単行本)
若き柳生十兵衛、謀略うずまく甲州一人旅!将軍家光の密命により、信州諏訪に配流されている家康の第六子・松平忠輝とその岳父で外様大名の雄・伊達政宗の謀反の真疑をさぐる十兵衛に降りそそぐ白刃の嵐。
台所半球より
台所半球より
著:村田 喜代子,装丁:大泉 拓,装画:エミ-ル・ガレ
文芸(単行本)
日常の異空間はどこにでもある。ただ目を過剰に見開いているだけでいい。甘酢を泳ぎ上がるラッキョウたちのすごさ、ふくれてくるパン生地の不思議世界……家事と文学は、まったくの至近距離にある。
わにわに物語(2)
わにわに物語(2)
著:新井 素子,装丁・その他:安藤 浩司
文芸(単行本)
新井家の一員400ものぬいぐるみ達のお話新井さん家に一緒に暮らす400ものぬいぐるみ達がくり広げる日常生活と数々の騒動を、しろわに一族の王子わにわにが新井さんの筆を借りて語る好評シリ-ズ続編
初恋に恋した女―与謝野晶子―
初恋に恋した女―与謝野晶子―
著:南條 範夫,装画:村上 豊,装丁:熊谷 博人
文芸(単行本)
明星派の女王与謝野晶子の波瀾の結婚生活!夫鉄幹は生来の女好きで艶聞が絶えず、晶子は激しい嫉妬心を抱く。女は逞しい生活力を持ち、男は経済的に無能力。35年に及ぶ結婚生活を練達の筆で描く書下ろし
潮流
潮流
著:伊集院 静,装画:黒田 征太郎,装丁:長友 啓典
文芸(単行本)
待望久しい愛の初めての出会いを描く長篇!その人と初めて会ったのは、広告製作の現場でだった。アフリカに、パリに、深まりゆく愛のかたちの行方を描きつつ、見事に個性的なひとりの女性の姿を見つめる!
顔に降りかかる雨
顔に降りかかる雨
著:桐野 夏生,装丁:辰巳 四郎
文芸(単行本)
第39回江戸川乱歩賞受賞作 クライム・ノベルの金字塔『OUT』はここから始まった! 親友のノンフィクションライターが、1億円を持って消えた。彼女の行方を追う私に、残された時間は1週間。
蝶と海
蝶と海
著:清岡 卓行,装画:岡野 浩二,装丁:岩阪 恵子
文芸(単行本)
「私」が感応し、堪能する実人生の詩的一瞬大連でパリで中国で、実人生の劇的瞬間を捉えて生れた詩。「私」の心を刺激したそれらの詩が短篇小説に姿をかえる――著者の批評的関心が躍動する短篇集である。
危険な協奏曲
危険な協奏曲
著:阿部 牧郎,装丁:テンネット・ワ-クス,装画:三嶋 典東
文芸(単行本)
一流商社部長と上流夫人の道ならぬ恋の行方野上信吾は音楽会で電子工学の権威宮崎徹の若く美しい妻千恵子に会い少年のような胸さわぎを覚える。直木賞作家の麗筆が描く大人の愛と性。妖しく危険な協奏曲。
碑文 花の生涯
碑文 花の生涯
著:秋元 藍,装画:小津 凪乎,装丁:安彦 勝博
文芸(単行本)
流麗、耽美…落花にも似た船橋文学の真奥!晩年失明した文豪の口述筆記役として、船橋家に通った筆者の体験を縦軸に、生前誤解の多かった人間船橋聖一の実像とその紡ぎ出した文学に迫る貴重な文壇資料!
草の上の朝食
草の上の朝食
著:保坂 和志,装丁:溝口 活
文芸(単行本)
独特の筆致で描く、新鋭の青春小説。 「ぼく」とアキラとよう子と島田。2DKのマンションで繰り広げられる4人の奇妙な共同生活を、独特の文体とユニ-クな会話で描く、気鋭の青春小説。
武田信玄(中)
武田信玄(中)
著:津本 陽,装丁:西 のぼる
文芸(単行本)
〈信玄と謙信の真価〉川中島に相まみえる中世の花! 甲州法度をかかげ、軍略・智略・計略を尽くして疾駆する信玄の前に立ちふさがる上杉謙信そして信長と家康。[風林火山]の旗が危うく揺れる!
はやぶさ新八御用帳(五)御守殿おたき
はやぶさ新八御用帳(五)御守殿おたき
著:平岩 弓枝,装画:佐多 芳郎,装丁:熊谷 博人
文芸(単行本)
“はやぶさ新八”シリーズ第5弾。益々好調 南町奉行所内与力隼新八郎の魅力横溢。おなじみの根岸肥前守、お鯉、鬼勘、小かん、大久保源太らが大活躍。表題作「御守殿おたき」ほか7篇を収録。
越境者
越境者
著:戸井 十月,装画:小島 武,装丁:平野 甲賀
文芸(単行本)
大久保に蠢く国境を越えた愛と悪の華の行先フリ-ライタ-渡瀬達男は南米で別れたパトリシアと再会するが、いつの間にか台湾とコロンビアの麻薬シンジケ-トの対立抗争に巻き込まれてしまう。長編冒険小説
前へ、進め
前へ、進め
著:佐藤 洋二郎,装丁・装画:熊井 正
文芸(単行本)
大人への入口に佇む少年の不安とときめき。修平16歳。母の郷里・山陰の町でのひと夏の体験は修平をゆさぶる。大人の世界をつきつけられた思春期の少年の不安やときめきをケレン味なく描いた新鋭の快作。
電子あり
樹の上の草魚
樹の上の草魚
著:薄井 ゆうじ,装丁・装画:田淵 裕一
文芸(単行本)
吉川英治文学新人賞受賞作 本質的にSF作家だなあと思うのは、医学や科学の解説的な叙述が解説に終らず、どうしようもなくテーマに結びついていく構成力にあります。たとえばクロスバ交換機の説明も、あとでデジタル交換機との切り替えの夜、継電器のカチカチという音がいっせいに消える感動的な場面で生きてくる、といったようにです。ペニス、釣り竿、ジャムパン、ラジコン、スプリング、過剰なほどのさまざまなフラグメントにこだわる文章が次第に重層的になり、それらのことばが積み重なっていってラストに近づくほどシュール・リアリズムのような感覚の文章になっていく文学性が、こたえられません。──筒井康隆
水底の殺意
水底の殺意
著:折原 一,その他:門坂 流,装丁:藤村 誠
文芸(単行本)
恐怖の「殺人リスト」を巡るサスペンス長編会社のコピ-室に置き忘れられた一通の書類――「殺人リスト」には三人の名が記されていた。次々にリストに加えられる名とその通りに進む連続殺人事件の犯人は…
裏街
裏街
著:津村 秀介,装丁:藤田 新策
文芸(単行本)
鮎川哲也、埴谷雄嵩氏推薦。純文学ミステリ戦後をまだ感じさせる20年前の港町のドヤ街。夜の運河で殺されたはずの男が消えた。殺した男は執拗にその行方を追う。闇に溶けた自らの“存在”を求めるように
武田信玄(上)
武田信玄(上)
著:津本 陽,装丁:西 のぼる
文芸(単行本)
〈待望久しい傑作長篇〉武田騎馬軍団と信玄の決断! 甲斐の山なみのかなた、信州越後への進出をはかる若き日の信玄の姿。中世の花とうたわれる信玄・謙信の宿命的対決を、圧倒的迫力で描く、会心の特別長篇!