講談社現代新書作品一覧

地方議員の逆襲
地方議員の逆襲
著:佐々木 信夫
講談社現代新書
舛添都知事のような公私混同首長がなぜ登場し、許されてきたのか? 地方議員における政務活動費はなぜチェックが甘いのか? 「号泣会見」議員のようなダメな地方議員が続出してしまうのか? 地方議員選挙はどう変えるべきか? 地方議会の土日、夜間開催で何が変わるか? 大阪都構想には、それでも未来がある。地方議員、地方議会、そして地方自治体を変えるラストチャンスが今。地方から日本の未来を変えるための教科書。 舛添都知事のような地方の政治家たちのカネの問題は、なぜいつまでたってもなくならないのか? チェック機能の現状は? 地方議員も同じようなカネの使い方をしているのではないか? 地方議会をどう変えていけばよいのか? 地方が、この国を引っ張る存在になれば、日本は見事に生まれ変わることができるはずだ。では、地方議員は地方議会はどうすれば変わることができるのか?  著者は、東京都庁勤務経験などをもとに最近では「大阪都構想」で地方行政に一石を投じた橋下徹前大阪市長のブレーンとしても活躍。地方活性化、地方改革の理論的支柱として新たな国のかたちを提言し続けてきた。 舛添都知事はもちろんのこと、政務活動費の不正使用疑惑にまみれたあの「号泣会見議員」が象徴的だが、自治体住民からあまりに乖離した地方議会、地方議員を住民の手に取り戻さなければいけない。選挙制度、議会運営をどう改革するか? 地方議員の最大の仕事である政策立案の方法論とは? 誤解されてばかりいた「大阪都構想」の本当の利点とは? もう舛添都知事や号泣議員のような失敗は許されない。地方創生に関わる全ての人が押さえておきたい、基本の書。
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女子高生アイドルは、なぜ東大生に知力で勝てたのか?
女子高生アイドルは、なぜ東大生に知力で勝てたのか?
著:村松 秀,絵:五月女 ケイ子
講談社現代新書
女子高生アイドルはなぜ東大・京大生に勝てたのか? NHKの人気科学(?)番組で活躍するカリスマモデル・すイエんサーガールズ。アイドル・女優もこなす女子高生たちが、知力を競い合うガチンコバトル「知力の格闘技!」で東大生や京大生に圧勝した。真の「知力」を身につける思考法とは? 「すイエんサー」の生みの親にして、『論文捏造』で科学ジャーナリスト大賞を受賞した敏腕プロデューサーによる渾身の書き下ろし作品 女子高生アイドルはなぜ東大・京大生に勝てたのか? NHKの人気科学(?)番組で活躍するカリスマモデル・すイエんサーガールズ。アイドル・女優もこなす女子高生たちが、知力を競い合うガチンコバトル「知力の格闘技!」で東大生や京大生に圧勝した。真の「知力」を身につける思考法とは?  「すイエんサー」の生みの親にして、『論文捏造』で科学ジャーナリスト大賞を受賞した敏腕プロデューサーによる渾身の書き下ろし作品
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ウイルスは生きている
ウイルスは生きている
著:中屋敷 均
講談社現代新書
■第32回講談社科学出版賞受賞■ ■成毛眞氏絶賛■ 生命科学というパンドラの匣の中には、 ぎっしりとウイルスが詰まっていた。 果たしてかれらは生命なのか? 人間は幾多の を解明できるのか? 生命というミステリーの幕が開いた! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 私たちのDNAの中には、 ウイルスのような遺伝子配列が多数保存されており、 生命活動で重要な役割を果たしている。 極言すれば、我々の体の中にウイルスがいるから、 我々は哺乳動物の「ヒト」として存在している。 果たしてウイルスとは何者なのか? 生物の進化に大きな役割を果たしたウイルスは「ただの物質」なのか? それともやはりある種の「生命体」と見なすべきなのか? 一気読み必死のサイエンスミステリー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 新型インフルエンザやエイズなど、人類を脅かす感染症を伝播する存在として、 忌み嫌われるウイルスだが、自然界には宿主に無害なウイルスも多い。 それどころか、宿主のために献身的に尽くすけなげなウイルスたちも多い。 実は、私たちのDNAの中には、ウイルスのような遺伝子配列が多数存在し、 生物進化に重大な貢献をしてきたことが近年の研究でわかってきた。 ウイルスは私たちの中に、生きていたのだ!
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貧困世代 社会の監獄に閉じ込められた若者たち
貧困世代 社会の監獄に閉じ込められた若者たち
著:藤田 孝典
講談社現代新書
昨年『下流老人』が20万部超えのベストセラーとなった著者の新書第2弾!今回は若者の貧困に着目し、「一億総貧困社会」をさらに深く読み解く。これまで、若者は弱者だとは認められず、社会福祉の対象者として扱われなかった。本書では、所持金13円で野宿していた栄養失調状態の20代男性、生活保護を受けて生きる30代女性、脱法ハウスで暮らさざるを得なくなった20代男性などの事例から、若者の貧困を分析する。 「貧困世代(プア・ジェネレーション)」は下流老人よりも悲惨だ! 「現在の若者たちはもはや、ロスト・ジェネレーションのような一時的な就職難や一過性の困難に置かれているのではない。雇用環境の激変を一因とする、一生涯の貧困が宿命づけられている。  若者たちは何らかの政策や支援環境の再編がない限り、ワーキングプアから抜け出せないことも増えてきている。  ここでわたしは、現代の若者たちは一過性の困難に直面しているばかりではなく、その後も続く生活の様々な困難さや貧困を抱え続けてしまっている世代であると指摘したい。彼らは自力ではもはや避けようがない、日本社会から強いられた貧困に直面している。日本史上でも類を見ない、特異な世代である。  だからこそわたしは、彼らの世代を、『貧困世代(プア・ジェネレーション)』と総称することにした」(「はじめに」より)      大多数の若者たちは、現代日本の社会構造のおかげで、夢や希望を叶える活力を持ちながらも、それを生かせずにもがいている。しかも悪いことに、若者たちは支援が必要な存在だと認識されておらず、社会福祉の対象としては扱われてこなかった。  貧困世代約3600万人はまるで、日本社会がつくった監獄に閉じ込められている囚人のようである。  若者は働けば収入を得られる、若者は家族が助けてくれる、若者は元気で健康である、昔の若者のほうが大変だった、若者の苦労は一時的なものだ・・・・・・こうした「大人の言説」はすべて間違っている。  本書では、所持金13円で野宿していた栄養失調状態の20代男性、生活保護を受けながら生きる30代女性、ブラック企業でうつ病を患った20代男性、脱法ハウスで暮らさざるを得ない20代男性の事例などの、筆者自らが聞き取った体験談を分析し、いかに若者が社会からこき使われ、疲れ果て、貧困に至っているのかを書き尽くす。  貧困世代のつらさを全国民が深く理解し、いびつな社会構造を変えなければ、下流老人も含めた日本固有の貧困問題は絶対に解決しない。
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死ぬ力
死ぬ力
著:鷲田 小彌太
講談社現代新書
「余生」などいらない!長生きが簡単な時代だから、いい死に方を真剣に考える長寿社会にあって、人生の円熟期を私たちはどのように生きていけばよいのか。何を考えながら、余生を過ごせばよいのか。著者は、自然に生きること、仕事は年老いてもずっと続けること、書く人間になること、つねに締め切りを設定して生きてゆくこと、がんばらないこと……など様々な提言をしてゆく。 「余生」などいらない! 長生きが簡単な時代だから、いい死に方を真剣に考える 長寿社会にあって、人生の円熟期を私たちはどのように生きていけばよいのか。何を考えながら、余生を過ごせばよいのか。 著者は、何が長寿社会を生み出したか、長寿社会は果たして幸福かを分析したうえで、自然に生きること、仕事は年老いてもずっと続けること、書く人間になること、つねに締め切りを設定して生きてゆくこと、がんばらないこと……など様々な提言をしてゆく。 だらだら長生きしているだけでは、年老いるごとに生きる力が失われ、自分で自由に死ぬ力も失ってしまう。 気づけば「老害」のように社会からお荷物扱いされる。では、死ぬ力=生きる力、つまり人間力を保ちながら年老いるにはどうするべきか。 自身の「人間学」の総まとめにすると決めた70代の著者が、読みやすく、そして滋味深く、より幸福な定年後の生き方を指南する。 <目次> 第1部 長生きは簡単だ 人間は長寿に生まれついている/長生きはさいなむ/書斎の死体 第2部 ゼロに向かって そして誰もいなくなった/ゼロ地点に向かって/象たちの記憶 第3部 長生きは難しい 人世は難業だ/死へのステップ(旅)/第三の死/復讐の女神 <著者紹介> わしだ・こやた/1942年、北海道札幌市生まれ。66年、大阪大学文学部哲学科卒業。72年、同大学大学院文学研究科哲学・哲学史専攻博士課程満期退学。三重短期大学教授を経て、83年、札幌大学教授。2012年、同大退職。札幌大学名誉教授。専門は、哲学・思想史。著書は、『大学教授になる方法』『漱石の仕事論』『欲望の哲学』『定年と幸福』『シニアの読書生活』など、200冊を超える。
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ニッポンの文学
ニッポンの文学
著:佐々木 敦
講談社現代新書
2015年又吉直樹の芥川賞受賞へと続く、戦後日本における「文学」の流れを「文学以外の小説」とともに語ることで紐解き、いったい「文学」に何が起こっていったのか、これからの「文学」の行方について論じる。取り上げる作家は、村上春樹、村上龍、栗本薫、高橋源一郎、吉本ばなな、阿部和重、小松左京、筒井康隆、綾辻行人、京極夏彦、西尾維新、又吉直樹、ほか多数。 批評家・佐々木敦氏による『ニッポンの思想』『ニッポンの音楽』から連なる待望の3冊目。 今回のテーマは「文学」。各主要文芸誌でも精力的にすぐれた論考を発表している著者が、あらためて「日本」の「文学」を解き明かします。 戦後、とりわけ70年代末からの日本の文学シーンにはどのようなことがあり、どのような歴史があるのか。つまり、ニッポンの小説はどのような歴史=物語を持っているのか。前2冊と同じく、80年代(70年代末)から始まるディケイド論で論じていきます。 「文学」と呼ばれている小説と、一般的には「文学」と見なされていない小説とを、全く同等に扱うという視点で日本の小説史をたどり直す試みは、今までなされて来ませんでした。 狭義の「文学」と他のジャンル小説を同一平面上で語ってゆくことで、「芥川賞/直木賞」という制度によって今なお維持されている「文学」の聖性を相対化しようとするのが本書の目的です。
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2020年の大学入試問題
2020年の大学入試問題
著:石川 一郎
講談社現代新書
2020年大学入試改革のすべて。東大京大早慶大、医学部の入試問題はどうなるか? 必要な学力、求められる人材とは?「アクティブ・ラーニング」という学びの重要性。リベラルアーツ(教養)は必須。英語はどう学ぶか?歴史と化学が合体する!? 数学が一番変わる。「開成」はそれでも一番であり続けるか?文科省が示す「国語」「数学」「英語」予想例題ほか。 2020年大学入試改革のすべて。試験は3回、それぞれで求められる能力は? 東大京大早慶大など、スーパーグローバル大学の独自入試の方向性。帰国生入試には、改革後の入試問題の方向性が示されている。医学部の入試問題に求められる資質とは? 上智、立教の英語改革。 文科省が言い出した「アクティブ・ラーニング」という学び方を解説する。 リベラルアーツ(教養)の重要性とは。 英語が話せるのは大前提になる。どう学んでいけばいいのか? 国語と歴史と化学が合体する問題例。数学が一番変わる 東大合格ナンバー1「開成」は、それでも一番であり続けるか? 英国の大学の「入試」に、2020年以降の方向性が見える。 文科省が示す「国語」「数学」「英語」予想例題ほか。
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インド人の「力」
インド人の「力」
著:山下 博司
講談社現代新書
マイクロソフト、グーグル、ヒューレット・パッカード、マッキンゼー、ゴールドマンサックス、そしてソフトバンク。なぜ、グローバル企業のCEOに続々とインド人が抜擢されるのか? 驚異の二桁暗算術から、英語力、議論力まで、現代インド人に見る、グローバル社会の「常識」。 近年、ITエンジニアだけでなく、グローバル企業のトップにつくインド人が増えてきました。ソフトバンクの孫正義社長が次期社長に巨額の報酬でヘッドハントしたニケシュ・アローラ氏もインド出身です。 ではなぜ、今インド人が引っ張りだこなのでしょうか。「0」の発見国で元来、数字に強く、それがITという現代のニーズとマッチした、英国領だったので英語に強い人が多い、などということもあるでしょう。しかし著者の見立てでは、より深いバックボーンには、インドの「多様性」があるということです。   インド人CEOの特色として、トップダウン型ではなく調整型が多いことが挙げられます。多くの人の話に耳を傾け、納得してもらえる答えを出すように努めるのです。これはインドという多言語・多文化複合社会に生きる人びとが生み出した智慧の産物です。インドは国の中に世界のすべての気候と人種と宗教が存在していると言われるほどに多種多様な人びとの集まりです。しかもインド人は非常に自己主張が強く、協力ということができない。「1人のインド人の働きは2人の中国人に勝る。しかし2人、インド人が寄ると1人の中国人にもはるかに及ばない。そして3人のインド人は何の役にも立たない」、そんな自虐ジョークがあるほどです。 インド人エリートとは、そんなタフな社会でもまれてきた人びとです。さらに一段高い目標にまでみんなを引っ張って行くためには、自己主張だけでは不十分で、折り合いを付けることが最も大切だ、そんな高い境地が自然と身についているのです。多様な価値観の混在する現代社会でいま必要とされているのは、「対話・融和」的な態度でしょう。これは日本人にもなじみ深い態度ですが、加えてインド人には英語力という「力」があります。グローバルな発進力という点では、やはりインド人に軍配が上がるのではないでしょうか。  本書では、グローバル時代の最初の勝ち組と呼ばれるインド人の「力」の秘密を探ります。
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本物の英語力
本物の英語力
著:鳥飼 玖美子
講談社現代新書
発音はハチャメチャと完璧の間を狙う。語彙を増やすためには、とにかく「たくさん」読む。文法がまちがっていると「教養がない」と思われる。好きなこと、関心があることで英語を学ぶ。など、話すための基本、難関の試験克服法など日本人が「英語の壁」を乗り超えるための新常識10を伝授。英語が苦手な人でも、本書を読んで「英語なんて簡単さ」と自信を持とう!
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警察捜査の正体
警察捜査の正体
著:原田 宏二
講談社現代新書
「このままでは警察国家が復活しかねない、市民はとにかく自衛するしかない」北海道警の方面本部長を務め、2004年に「警察幹部の裏金」を告発した著者が危惧するのは、警察の捜査権限が拡大しつつあること。治安維持という錦の御旗のもと、刑事訴訟法改正で司法取引の導入、通信傍受対象の拡大が進み、新しい科学捜査が次々導入される。だが法律に照らすと、あまりにも「グレーゾーン」が多いのが警察捜査の正体だ。 「このままでは大警察国家が復活しかねない、市民はとにかく自衛するしかない」 北海道警の方面本部長を務め、警視長で退官、2004年に「道警の裏金」の存在を告発した著者が、今危惧するのは、警察の捜査権限がなし崩し的に拡大しつつあることだ。 「検挙率アップ」「治安維持」という錦の御旗のもと、刑事訴訟法の改正で「司法取引の導入」「通信傍受対象の拡大」が着々と進み、防犯カメラ映像の活用、DNA捜査など、新しい科学捜査が次々導入される。 だが、刑事訴訟法などの法律に照らすと、あまりにも「グレーゾーン」が広がっているのが現在の警察捜査の正体なのだ。 警察組織に自浄作用がなく、チェック機能も働いていない現状では、「警察国家」が誕生しかねない危険もはらんでいる。 本書は、まず、警察の犯罪捜査をめぐる法律を徹底的に点検、幹部が増加し捜査能力が落ちている警察組織を検証する。心ある警察官と、平穏な生活を送り冤罪に巻き込まれたくない市民のための必読書。同時に警察の健全化、民主化、透明化をライフワークとする元警察幹部の集大成となる1冊である。
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戦国の陣形
戦国の陣形
著:乃至 政彦
講談社現代新書
◆鶴翼、車懸、魚鱗…「兵法」の意外な新事実/軍勢を軍隊へと改めたのは織田信長ではなかった!? 甲斐武田氏と越後上杉氏が取り組んだ軍制改革の中身とは!? 歴史とは事実であらねばならない――。徹底的に真実を掘り起こした渾身の一冊。◆伊東潤氏絶賛!/川中島の、三方ヶ原の、関ヶ原の実相はこうだったのか!頭を割られたような衝撃が走る。中世軍事史に一石を投じる快作。 ◆鶴翼、車懸、魚鱗…「兵法」の意外な新事実◆ 軍勢を軍隊へと改めたのは織田信長ではなかった!? 甲斐武田氏と越後上杉氏が取り組んだ軍制改革の中身とは!? 歴史とは事実であらねばならない――。 徹底的に真実を掘り起こした渾身の一冊。 -------------------- ◆伊東潤氏絶賛!◆ 川中島の、三方ヶ原の、関ヶ原の実相はこうだったのか! 頭を割られたような衝撃が走る。中世軍事史に一石を投じる快作。 -------------------- ◆本書のおもな内容◆ 序 章 鶴翼の陣に対する疑問から 第一章 武士以前の陣形 第二章 武士の勃興と陣形の黎明 第三章 中世の合戦と定型なき陣形 第四章 武田氏と上杉氏にあらわれた陣形 第五章 川中島・三方ヶ原・関ヶ原合戦の虚実 第六章 大坂の陣と伊達政宗の布陣 終 章 繰り返される推演としての陣形
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仕事の技法
仕事の技法
著:田坂 広志
講談社現代新書
相手からの「言葉以外のメッセージ」を感じ取る。この一つの技法を身につけるだけで「仕事力」は、圧倒的に高まる  ビジネスにおける数多くの修羅場をくぐり抜けてきた著者が到達した究極の「仕事の技法」、コミュニケーションの真髄を語る23話。 相手からの 「言葉以外のメッセージ」を感じ取る この一つの技法を身につけるだけで 「仕事力」は、圧倒的に高まる。   ビジネスにおける数多くの修羅場を くぐり抜けてきた著者が到達した究極の「仕事の技法」、 コミュニケーションの真髄を語る23話。 第一話  すべての分野で役に立つ「仕事の技法」は「深層対話の技法」 第二話 「仕事のできる人」は必ず身につけている「相手の心を感じ取る技法」 第三話 「心配り」や「気配り」の本質は「言葉以外のメッセージ」を感じ取る力 第四話  相手の「真意」や「本音」を感じ取る「深層対話力」 第五話 「言葉以外のメッセージ」こそが相手に伝わってしまう 第六話  本を読んだだけでは掴めない「プロフェッショナルの技法」 第七話 「深層対話の技法」が身につく本の読み方 第八話  多忙な日々の中でも深層対話力を身につける「反省の習慣」 第九話  商談や交渉、会議や会合の直後に必ず行うべき「追体験」 第一〇話 「追体験」において求められる「視点の転換」 第一一話 相手の表情、仕草、動作から感じ取る「言葉以外のメッセージ」 第一二話 優れたプロフェッショナルから学ぶべき「深層対話の視点」 第一三話 「一人での反省」がしばしば陥る「解釈の誤り」 第一四話 究極の「深層対話力」を身につける「深夜の反省日誌」 第一五話 「深夜の反省日誌」において見つめるべきは「自分の心の動き」 第一六話 相手から必ず見抜かれる心の中の「操作主義」 第一七話 「直後の反省会」を効果的にする「場面想定」の技法 第一八話 「場面想定」の習慣で身につく最も実践的な「戦略思考」 第一九話 「無意識に相手に伝えているメッセージ」に気がつく高度な「深層対話の技法」 第二〇話 最も成熟した「深層対話力」は「聞き届け」の技法から 第二一話 すべての仕事において活用すべき「深層対話力」 第二二話 「心理学」を学ぶだけでは決して身につかない「深層対話の技法」 第二三話 「深層対話力」とは極めて切れ味の良い「諸刃の剣」
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「脳疲労」社会 ストレスケア病棟からみえる現代日本
「脳疲労」社会 ストレスケア病棟からみえる現代日本
著:徳永 雄一郎
講談社現代新書
「新聞は見出しに目を通すぐらいになった」「食欲が低下して、好物に箸をつけない」「家族との些細なやり取りにイライラする」「朝の身支度にも時間をかけない」……。長時間労働、職場の人間関係からストレスをためこみ、判断力、集中力が低下してしまう脳疲労は、約1000万人の勤労者が陥っているともいわれます。全国初のストレスケア病棟を開設した医師が、ストレスとの原因、対策を説き、現代日本が抱える病理を描きます。  1新聞をあまり読まない、見出しに目を通すぐらいになった  2テレビを見なくなった、見ても笑わない  3食欲が低下して、好物に箸をつけない  4休日の外出を嫌がるようになった  5家でもくつろげず、落ち着かない  6家族との些細なやり取りにイライラする  7ちょっと動いただけで疲れたと言う  8起床時間が遅くなってきた  9朝の身支度にも時間をかけない……  以上のポイントに多く当てはまる場合、前うつ状態=脳疲労にあるかもしれません。約1000万人の勤労者が陥っているともいわれる脳疲労。長時間の労働、職場での人間関係からストレスをためこみ、判断力、集中力が低下してしまいます。肉体疲労とちがって、なかなか疲れを実感できないうちに、気づいたら症状は悪化し、うつ病に至るというケースはじつに多くあります。  全国ではじめてストレスケア病棟を開設した医師が、ストレスの原因、対策を説き、脳疲労という現代日本が抱える病理を描き出します。
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努力は天才に勝る!
努力は天才に勝る!
著:井上 真吾
講談社現代新書
ボクシング最年少世界2冠達成はいかになされたか。優れたコミュニケーターである著者が、いかにして2人の息子をチャンピオンに育て上げたのか、日々のトレーニング法からコミュニケーション術に至る秘訣をすべて披露。ユニークな子育て論、親子関係の参考書として、世の親御さんたちにぜひとも読んで頂きたい1冊。 名王者ナルバエスから、驚異の左フックカウンターでダウンを奪った時、評論家も観客も「あれは天性のタイミング、練習して身につくものではない」とこぞって称えました。ところがトレーナーである著者は、「あれは練習で身につけたもの」といいます。「できるまでやる、何度でも何度でも」。その繰り返しの精華が、あの素晴らしいパンチだったのです。 ボクシングで最も大事なのは「打たせないで打つ」こと。この基本をいかにして身につけさせるか。どの分野でもそうですが、基本の大事さは変わりません。しかし、それを実行するのがむずかしいのも、どの分野にあっても同じこと。著者はさまざまなユニークなトレーニングを考案し、子どもたちを「楽しく、かつしんどく」鍛え上げて行きます。子どもは親とは別人格、決して無理強いはしませんし、汚い言葉で叱責することもありません。仮に試合に負けたとしても、練習にベストを尽くした結果であれば、その結果としての敗戦を親子で受け入れ、新たな課題克服へと再びチャレンジするのです。 本書は優れたコミュニケーターである著者が、いかにして2人の息子をチャンピオンに育て上げたのか、その秘密を余すところなく語るものです。ボクシングファンだけではなく、ユニークな子育て論、親子関係の参考書として、世の親御さんたちにぜひとも読んで頂きたい1冊です。
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信頼学の教室
信頼学の教室
著:中谷内 一也
講談社現代新書
得るのは難しく、失うのは簡単。そして失ったものを回復するのはもっと難しい。それが「信頼」。信頼研究で知られる心理学者が、その仕組みを二人の登場人物の軽妙な対話とともにやさしく解説。 得るのは難しく、失うのは簡単。 そして失ったものを回復するのはもっと難しい。 それが「信頼」。 信頼研究で知られる心理学者が、その仕組みを二人の登場人物の軽妙な対話とともにやさしく解説。 個人にとっても、組織にとっても必須の知識がとってもよくわかる! 「7日間にわたる信頼学個人授業」 若手メーカー社員のシンジ君、最近異動した広報・管理部門における課題は社会からの信頼向上。 しかし、新しい部署では、その課題以前に部署内の信頼関係もうまくいかなくてなんだかギクシャクしている。 困ったシンジ君は、学生時代から親しくしている心理学のナカヤチ先生に連絡を取り、仕事帰りに研究室を訪ねることに……。 以降、信頼についての個人講義が7日間にわたって開かれることになった。 そこで出てくる事例は、東日本大震災時における組織の信頼調査から、DJポリス、童話「ないた あかおに」における村人と鬼の信頼関係、さらには浮気防止のための爆発時計まで。 信頼コミュニケーションの仕組みを学ぶのに最適の一冊。
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信じていいのか銀行員  マネー運用本当の常識
信じていいのか銀行員  マネー運用本当の常識
著:山崎 元
講談社現代新書
「銀行員とは話してはいけない!」銀行員向けのセミナーや雑誌での講演、執筆も多い著者だからわかる、銀行を窓口にした資産運用の問題点・銀行員との付き合い方を投資初級者へアドバイス。銀行で買っていい金融商品はひとつだけ。銀行員が勧める各種金融商品を一刀両断。老後のための資産運用、ではどうするか? 正しい考え方、選ぶべき商品を教えます。 「銀行員とは話してはいけない!」 銀行員向けのセミナーや雑誌での講演、執筆も多い著者だからわかる、銀行を窓口にした資産運用の問題点・銀行員との付き合い方を投資初級者へアドバイスする。 銀行の存在意義、「普通預金」の利点は認めつつ、「銀行員が抱える不都合な真実」を明らかに。 銀行員が勧める各種金融商品を一刀両断。 老後のための資産運用、ではどうするか? 正しい考え方、選ぶべき商品を教えます。
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石油・武器・麻薬 中東紛争の正体
石油・武器・麻薬 中東紛争の正体
著:宮田 律
講談社現代新書
テロはなぜ「終わらない」のか。武力によって平和な社会をつくることはできない。もはや私たちも他人事ではいられない。パリ同時テロの背景にも通じる、世界でいま、起きていることとは。欧米「軍産複合体」の暗躍、中東における石油争奪戦、麻薬ネットワークの「闇経済」……。米・ロ・英・仏・中の思惑と、中東の現実から、「第三次世界大戦」とも形容される複雑な国際政治情勢をわかりやすく読み解く。 ◆なぜテロは「終わらない」のか◆ 武力によって平和な社会をつくることはできない。 もはや私たちも他人事ではいられない。 パリ同時テロの背景にも通じる、世界でいま、起きていることとは。 欧米「軍産複合体」の暗躍、中東における石油争奪戦、 麻薬ネットワークの「闇経済」……。 米・ロ・英・仏・中の思惑と、中東の現実から、 「第三次世界大戦」とも形容される 複雑な国際政治情勢を 多角的かつわかりやすく読み解いた、決定版。 ◆本書のおもな内容◆ 第1章 紛争の陰で暗躍する軍産複合体 第2章 新シルクロード構想を掲げる中国の野望 第3章 石油争奪戦争と価格下落の影響 第4章 中東を破局に導いた米国の戦略 第5章 暴力の拡散と貧困・格差の連鎖 第6章 武力で平和はつくれない―日本にできること 附 録 イスラムの経済倫理と飲食の教え
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トウ小平
トウ小平
著:エズラ.F・ヴォーゲル,その他:橋爪 大三郎
講談社現代新書
現代アメリカで中国研究を代表する社会学者、エズラ・F・ヴォーゲルは、10年をかけて『トウ小平』を書いた。『トウ小平』は関連資料をくまなく踏査し、歴史を拓いた指導者の実像に迫っている。しかし、ボリュームが大きく、値段が高く、専門的である。そこで、ヴォーゲルのトウ小平研究の核心を、わかりやすく伝える「普及版」が必要であると考えた橋爪大三郎が、実際にヴォーゲルにインタビューしてまとめたのが本書である。 「トウ小平は、二〇世紀後半から二一世紀にかけての世界史にとって、もっとも重要な人物だ」――橋爪大三郎 「いま中国は相当強くなった。一〇年か二〇年で、GDPは世界のトップになるだろう。これがどうして可能になったかというと、トウ小平の開いた道なわけです。あれほど経験があって、権威があって、あらゆる面の実力を兼ねそなえている人は、いない」 「このインタヴューは短いけれど、トウ小平の生涯と業績の大事なポイントをすべて盛り込むものになった」――ヴォーゲル  現代アメリカで中国研究を代表する社会学者、エズラ・F・ヴォーゲルは、10年の歳月をかけて『トウ小平』を書いた。英語版が2011年、中国語版が2012年、日本語版が2013年に出されたが、中国語版はわずか半年で60万部を上回るベストセラーとなった。  『トウ小平』は関連資料をくまなく踏査し、膨大で周到なインタヴューを経て、歴史に生き、歴史を拓いたひとりの指導者の実像に迫っている。しかし、ボリュームが大きく、値段が高く、専門的である。ここから有益な情報をえられるはずの一般読者には届きにくい。  そこで、ヴォーゲルのトウ小平研究の核心を、わかりやすく伝える「普及版」が必要であると考えた橋爪大三郎が、実際にヴォーゲルにインタビューし、誰にでも読みやすくまとめたのが本書である。  これを読まずして、現代中国は語れない。 【エズラ・F・ヴォーゲル】 ハーバード大学ヘンリー・フォードII世社会科学名誉教授。1958年にハーバード大学にて博士号(社会学)を取得後、日本語と日本の家族関係の研究のために来日し、2年間滞在。79年に『ジャパン・アズ・ナンバーワン』を発表し、ベストセラーとなる。10年以上を費やした『現代中国の父 トウ小平(上・下)』(日本経済新聞出版社)は、 現在まで中国・香港・台湾の累計で100万部以上を売り上げている。 【橋爪大三郎(はしづめ・だいさぶろう)】 1948年生まれ。社会学者。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。東京工業大学名誉教授。著書に『はじめての構造主義』『はじめての言語ゲーム』、共著に『ふしぎなキリスト教』『おどろきの中国』(いずれも講談社現代新書)などがある。
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ヒトの本性 なぜ殺し、なぜ助け合うのか
ヒトの本性 なぜ殺し、なぜ助け合うのか
著:川合 伸幸
講談社現代新書
人間は残酷なサルか、それとも協力するサルか――。「なぜ攻撃的なのに、人類は滅ばなかったのか?」、「なぜヒトの選択は合理的ではないのか?」、「なぜよい行動に褒美を与えると逆効果なのか?」、「なぜ赤ちゃんは「正義の味方」を好むのか?」、「なぜあくびは友人や親族ほど伝染するのか?」、「なぜ過密状態だと、周りに気を使うのか?」……。最新知見が明かす驚きの真実! ・なぜ攻撃的なのに、人類は滅ばなかったのか? ・なぜ親が厳しく罰するほど、子どもは暴力的になるのか? ・なぜヒトの選択は合理的ではないのか? ・なぜよい行動に褒美を与えると逆効果なのか? ・なぜ赤ちゃんは「正義の味方」を好むのか? ・なぜあくびは友人や親族ほど伝染するのか? ・なぜ過密状態だと、周りに気を使うのか? ・なぜ1歳児でもおとなの手助けをするのか? 人間は、残酷なサルか、それとも協力・援助するサルなのか。 比較認知科学などの最新知見が明かす驚きの真実をもとに、人間の姿を考える一冊。
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天下統一 秀吉から家康へ
天下統一 秀吉から家康へ
著:黒嶋 敏
講談社現代新書
「天下統一」は、決してスムーズに進んだわけではありませんでした。秀吉も家康も武力はもちろんのこと、様々な手段を用いて自らが「天下人」であることをアピールしなければなりませんでした。その中でも二人がこだわったのが超大国明による承認でした。二人とも「日本国王」への冊封を望んだのです。 本書では、従来、国内の事情のみで語られがちであった「天下統一」という事態を、広くアジアに視点を広げて考えて行きます。 「天下統一」とは、どのような状態になった時にそう言うことができるのでしょうか? 通常の理解では、織田信長がそれを理念として掲げ、後継者の秀吉が島津攻め、後北条氏を滅亡させるなどしてこれを成し遂げ、最後に家康がその利を取ったということになるでしょう。では、「天下統一」がなったのは何年なのでしょうか?  そう問うと、これは意外とやっかいな問題だぞ、というのが著者の考えです。というのも、信長は言うに及ばず、秀吉の「統一」も急ごしらえで支配基盤は強固なものではなかったからです。  秀吉は後北条氏は滅ぼしましたが、家康は言うに及ばず、島津にしても伊達にしても、武力で屈服させたわけではありません。「形として」自分に従ったことにすれば、いちおうそれでよしとしたのです。この対応パターンは、じつは家康に対するものとほとんど変わりはないのです。  秀吉が求めたのは、むしろ「外部」による、すなわち明による「日本国王」としての承認でした。足利義満と同じパターンを望んだのです。自身の権威を当時の地域の超大国明に認めさせることこそが、諸大名に対する、自身の権威の何よりの証明になると考えたのです。秀吉の後を継いだ家康も、やはり明による「冊封」を模索します。そのために、秀吉は朝鮮を日本の従属国であるかのように扱い、あげくには朝鮮出兵にまで至ります。一方、家康は薩摩に命じて琉球を征服し、「日本国王」に服する国家を実際に作り上げてしまいます。  幕府なり、太閤様なりが、実質的な権力体として日本国中にまんべんなく承認されることは、じつは現在のわれわれが考えるほどに単純なことではありませんでした。彼らは武力はもちろんのこと、様々な手段を用いて自らが「天下人」であることをアピールしなければなりませんでした。そして明という外国による承認こそ、彼らは、当時の日本人にとっても説得力があるものと考えたのです。  本書では、従来、国内の事情のみで語られがちであった「天下統一」という事態を、広くアジアに視点を広げて考えて行きます。
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