講談社文庫作品一覧

玲子さんの私の好きなもの
玲子さんの私の好きなもの
著:西村 玲子
講談社文庫
ニューヨークのバーニーズで買ったヴァン・クリフのアンティーク・チャイム。昔、ドーヴィルのアガタの店で見つけたヘアアクセサリー。プラダのナイロンバッグ、ジアンの食器、ソニアのさくらんぼ……。みんな憧れと想い出がいっぱい! 可愛い、欲しいで集めたもの、玲子さんの絵とエッセイで一緒に楽しみませんか? シックなおしゃれの魅力をご一緒に! いいものはやっぱりいいね!<『玲子さんのブランドシック』改題作品>
電子あり
過去からの追跡者
過去からの追跡者
著:土居 良一,解説:北上 次郎
講談社文庫
世界各国の重罪人や危険分子が幽閉された、酷寒の監獄島。無法状態の中で、莫大な報酬目当ての少年探しが始まる。娼婦、元将軍、武器商人、テロリスト、女暗殺団など、さまざまなアウトローたちの欲望がからみあう殺戮の果てに……。大恐慌の果てに監獄島と化した近未来の旧サハリンを舞台に展開する、凄絶な新冒険小説。卓抜な構想と強靭な描写力が創り上げた、スリリングなドラマ。(『ネクロポリス』改題作品)
電子あり
コミック昭和史(6)終戦から朝鮮戦争
コミック昭和史(6)終戦から朝鮮戦争
著:水木 しげる
講談社文庫
広島、長崎に投下された原子爆弾の被害に恐れをなした日本は、ついに降伏を決定。連合国総司令部は矢つぎばやに人権確保の改革、財閥解体、天皇の神格化否定などの処置をとる。平和憲法の公布を機に復興のつち音が響く。しかし世情は不安定なまま、昭和電工事件、松川事件と続き、そして朝鮮戦争の火が吹く。 昭和22年5月3日日本国憲法が施行された。戦前の軍国主義を反省し第9条で戦争放棄をうたった。
電子あり
コミック昭和史(5)太平洋戦争後半
コミック昭和史(5)太平洋戦争後半
著:水木 しげる
講談社文庫
日本の連合艦隊はレイテ沖海戦でも敗れ、主力艦を失う。もはや敗色は鮮明になっているにもかかわらず、「撃ちてしやまん」の号令で、神風特攻隊を繰りだす。しかも本土決戦を叫ぶ。B29が飛来し東京、大阪は焼け野原と化す。そして昭和20年4月1日、米軍は沖縄本島に上陸。その犠牲者は19万人に及ぶ。 昭和19年7月6日午前零時サイパン島の司令長官南雲忠一中将は全軍に玉砕命令を発した。
電子あり
ここに地終わり海始まる(下)
ここに地終わり海始まる(下)
著:宮本 輝
講談社文庫
梶井克也は人気コーラスグループ<サモワール>の主力メンバーだった。虚飾と悪徳の世界を逃れて日本を脱出し、ヨーロッパを放浪したあげくぼろぼろになってリスボンからその手紙を投函したのだ。そして始った愛が志穂子の無垢の魂に点火したのだった──。めくるめく恋への船出を描く宮本文学の最高傑作!
ここに地終わり海始まる(上)
ここに地終わり海始まる(上)
著:宮本 輝
講談社文庫
18年間の療養生活を終えた志穂子は24歳を迎えるまえの日に、生まれて初めて電車に乗った。病状に奇蹟をもたらすきっかけとなった1枚の絵葉書の差出人、梶井克也に会うためだった。しかし志穂子は、その人物にまったく心当たりがないのだった。──そんな人が、なぜ、私に絵葉書などくれたのだろう?
聖女の島
聖女の島
著:皆川 博子,解説:綾辻 行人
講談社文庫
死んだはずの少女が目の前に!戦慄の悪夢!非行少女の更生を願い、絶海の孤島に建造されたホ-ム。だが、そこには悪魔の罠ともいうべき悲劇が待ちうけていた。理想的な楽園であるはずのホ-ムに一体何が?
電子あり
ソフト技術者の反乱
ソフト技術者の反乱
著:本所 次郎,解説:佐高 信
講談社文庫
情報処理産業の将来を見通した男が、優秀なスタッフとともに、子会社の枠を破って、シンクタンク化構想に着手した。ところが、親会社はつぶしにかかる。いかにその桎梏から逃がれるか? 凄絶なたたかいが始まった。飛躍をめざすソフト技術者と、従順な子会社に抑えこもうとする首脳陣、資本内衝突を描く経済小説の傑作。『大いなる志』を改題 親会社の桎梏と闘った情報産業の旗手たち!将来を見通す能力にたけた男が、優秀なスタッフと共に子会社のシンクタンク化をめざした。ところが親会社は首切りの処置に出る。なぜか。社内衝突を描く経済小説
電子あり
ミステリ-傑作選(27) 真犯人は安眠中
ミステリ-傑作選(27) 真犯人は安眠中
編:日本推理作家協会
講談社文庫
見えない動機、絶妙の伏線、多彩な謎――選びぬかれた秀作を一堂に集めた傑作アンソロジーの定番。11人の人気作家が技を競う豪華ミステリー劇場をお楽しみ下さい。 -収録作家-高橋克彦・山崎洋子・島田荘司・中津文彦・吉村達也・伴野朗・原りょう・ジェイスン・ウッド(木村仁良)・夏樹静子・服部まゆみ・斉藤澪
越後会津殺人ル-ト
越後会津殺人ル-ト
著:西村 京太郎
講談社文庫
十津川警部が犯人の奸計に落ちた!自分の名刺と特急券を持つ被害者の謎を追い旅に出た十津川を何が待つか? 井の頭公園に若い女性の刺殺体。彼女の所持品に十津川警部の名刺と特急の切符があったため、十津川は単身浅草発の東武特急に乗りこむ。すると女性の声で「会津若松から喜多方を経て新潟へまわれ」との電話が。その指示こそ十津川を途方もない罠に落す第1歩だった。旅情豊かな舞台で起る白熱のサスペンス。
首を売る死体
首を売る死体
著:鳥羽 亮,解説:関口 苑生
講談社文庫
秩父郊外の鬼島家。その屋敷跡で、右手に首をぶら下げた死体が発見された。調査した結果、なんと胴体と首は別人だった。数日後、新聞社に「怨みの首一つ一億円也」の怪文と女性の髪が、首屋の名前で送られてきた。この一帯を牛耳る政治家の下にも同じものが……。犯人の狙いは何か? 猟奇殺人の謎を巡る、本格的推理小説。
電子あり
管理職の叛旗
管理職の叛旗
著:杉田 望,解説:佐高 信
講談社文庫
会社は誰のものか! ついに決起す。ワンマン経営者に叛旗を翻した管理職たちの勇気あるたたかいの行方は……。綿密な社内改革の作戦が練られる! ーー会社は誰のものか! 30年近くトップの座に君臨してきた会長の妄執と横暴に、ついに怒りが爆発。叛旗を翻した管理職たちは、社内改革に綿密な作戦計画をたてる。一方、ワンマン経営者は人事権を乱用して、切りくずしにかかる。不気味な沈黙の日が続くが、覚悟の対決は目前に迫る。<『人事権執行』改題作品>
電子あり
遅番記者
遅番記者
著:ジェイムズ・ジラ-ド,訳:柴田 京子
講談社文庫
全裸で殺された女性5人の四肢は切断されていた。彼女たちは、なぜ簡単に男の誘いに乗ったのか。事件の謎を追う遅番記者サム・ホーンは、交通事故で亡くした妻のクレアが、上司の編集局長ルールと苦しい恋をしていたことを知った。そして――。「NYタイムズ・ブックレビュー」紙も激賞の傑作ミステリ。
お金物語
お金物語
著:清水 義範
講談社文庫
金(カネ)を発明したときから、人類のさまざまな不幸せは始まった――。ひとの儲けを皮算用する「他人の懐」や相続をめぐるドタバタの「被相続人」ほか、恋愛、結婚、形見分けと、お金が生みだすペーソスを、明るく笑いのめす12編。読み出したとたん、お金の摩訶不思議な力に搦めとられていた自分を発見。笑うしかない! お金に換算するから悩みが始まる。人生をカネで眺めたパスティーシュ。人生を金に換えるといくらになる?
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崩れ
崩れ
著:幸田 文
講談社文庫
山の崩れの愁いと淋しさ、川の荒れの哀しさは、捨てようとして捨てられず、いとおしくさえ思いはじめて……老いて一つの種の芽吹いたままに、訊ね歩いた「崩れ」。桜島、有珠山、常願寺川……みずみずしい感性が捉えた荒廃の山河は、切なく胸に迫る。自然の崩壊に己の老いを重ね、生あるものの哀しみを見つめた名編。
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アンジェリク(22)氷の都ケベック(下)
アンジェリク(22)氷の都ケベック(下)
著:S.&A・ゴロン,訳:井上 一夫
講談社文庫
春が訪れ、本国から、待望の国王の親書が。 ついに明かされた、国王の心の内。アンジェリクのとるべき道は? ケベックにようやく春が訪れると共にアンジェリクの身辺にも矢つぎ早に事件が起こる。謎の神父が放った密使との闘い、夫ジョフレへのひそかな疑い、市の周辺まで迫ったイロコイ族の大襲撃とその和平交渉。やがて、本国から最初の船が到着し、待望のルイ14世の親書が届けられたのだが……。(全26巻)
アンジェリク(21)氷の都ケベック(中)
アンジェリク(21)氷の都ケベック(中)
著:S.&A・ゴロン,訳:井上 一夫
講談社文庫
大河は凍り、吹雪が襲う北の都の長い冬。 社交界の女王となったアンジェリク。そして、まつわりつく命の危険。 雪と氷にすっかり閉ざされたケベックの長い冬。宗教行事と華やかな催しの日々のなかで、社交界の中心人物となったアンジェリクとペイラック伯爵をめぐって、嫉妬や誘惑が渦巻くが、執拗な敵からの挑戦もつづいた。そして、ある日氷原へ遠出したアンジェリクの背後に狂気の暗殺者が忍び寄る。(全26巻)
アンジェリク(20)氷の都ケベック(上)
アンジェリク(20)氷の都ケベック(上)
著:S.&A・ゴロン,訳:井上 一夫
講談社文庫
夢に見たフランス領の都市ケベックに到着。 歓迎の群集のなかにひそみ、アンジェリクを凝視する、激しい視線。 長い間夢に見た北の都ケベック。アンジェリクと夫ペイラック伯は、ついにこのフランス領の地に到着した。奪われた過去の地位と名誉のすべてを取り戻すための伯爵の危険な賭けでもあった。盛大な歓迎、思いがけない人々との再会。だが、姿を隠した敵は、ふたりの新しい生活をじわじわと脅かす。(全26巻)
聖なる死の塔
聖なる死の塔
著:黒崎 緑,解説:権田 萬治
講談社文庫
神戸の名門校・マリア女子学園で、高さ25メ-トルの塔から一人の若い修道女が転落し、不審な死をとげた。高梨洋子は、親友の不可解な死の謎を探るため、学園に駆けつけた。そして、いっけん平和そうな女の園の奥深くに、邪悪な意志と策謀を知る。学園のペットの無惨な死、女学生たちの不可解な行動、さらに続く修道女の不気味な死……。サントリーミステリー大賞読者賞の気鋭女流による、傑作推理長編。修道女を殺そうとする者がいるのか? 名門女子学園に起きた、奇怪な連続殺人事件。闇に葬られた過去の謎は? 愛と憎しみがよみがえる。
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あのひとの行方
あのひとの行方
著:北原 リエ
講談社文庫
私が生まれてすぐ、どんな事情があるにせよ、父親を放棄したあのひと。肉親にたよらず他人の中を泳いできた男がなぜ、最後に私を頼るのだろう。20歳になって初めて出会ったあのひとに忍びよる死の影、それを醒めた眼でみつめるポルノ女優の娘。父と娘の凄絶な生と性の有様を描いた、自伝的連作長編小説。
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