講談社文庫作品一覧

反三国志(下)
反三国志(下)
著:周 大荒,訳:渡辺 精一
講談社文庫
魏の司馬仲達、蜀の諸葛孔明の作戦にはまり爆殺される! これぞ真の三国志。孔明の巧みな軍略で、魏の諸城は次々と陥落し、憂悶のうちに曹操は死ぬ。追いつめられた魏は呉と手を結び、最後の決戦を挑む。『三国志演義』の虚構を暴き、卓越した構想力で三国抗争の真相に迫る。壮大なスケールで描く歴史長篇。 <上下巻>
電子あり
京人形の館殺人事件
京人形の館殺人事件
著:和久 峻三,解説:中島 河太郎
講談社文庫
京都壱姫神社に伝わる奇祭「生雛祭り」で十二単衣のお雛さまに扮した美貌の人形作家が雛段の上で刺殺されてしまった。3人官女に扮した女たちは姿をくらましてしまう。そして京人形師だった被害者の六角形の工房で第2の密室殺人事件が!おなじみ赤かぶ検事こと柊茂は絶対の謎を解き明かすことができるか。
風のように みんな大変
風のように みんな大変
著:渡辺 淳一
講談社文庫
「風のように」というタイトルで書き続けてきたが、いま振り返ってみると、まさに風のようによく旅をし、各地を飛び廻ったものだと、自分でもいささか呆れている。冒頭に表したように、エッセイはそのときどきの思いを、つれづれなるままに書くもので、その意味では、このエッセイ集はわたしの心の独白である。(『渋谷原宿公園通り』改題)
アジアの路上で溜息ひとつ
アジアの路上で溜息ひとつ
著:前川 健一,解説:関川 夏央
講談社文庫
アジアの路上は、今日も元気だ! ーーシャワーを浴びてサッパリしたら、今宵も誘われるように喧噪のナイト・バザールへ。屋台から漂う美味しい匂い、きらめく夜店のイルミネーションに、胸騒ぎ。アジアの路上は、今日も元気だ! 安宿や裏町では、甘くてほろ苦い出会いと別れが待っている。食いしん坊の旅人が、きらめく好奇心と胃袋で綴った、熱帯アジア紀行!
電子あり
ハイテク開発の魔術師たち
ハイテク開発の魔術師たち
著:前間 孝則,解説:森谷 正規
講談社文庫
「科学技術に2番はない、1番あるのみ」日本の命運をにぎる男たちの挑戦ーー最先端技術の開発現場は、秘密のベールに包まれている。新しく開発された技術が、我々のライフスタイルを一変させ、わが国の政治、経済の命運をにぎっているにもかかわらずである。本書では、第一線で活躍している研究者に取材し、日本の未来をになう「独創」技術にスポットをあて、その全貌を明らかにする。<『独創に憑かれた男たち』改題作品>
電子あり
恋愛さがし
恋愛さがし
著:ねじめ 正一
講談社文庫
学生時代に同棲し辛い別れを経た、阿沙子と伸行。一度は傷つけ合い別れた二人が8年後、夕方のラッシュの駅でバッタリ再会した。ビデオ作家として不安定ながら、自分の世界で生きていた伸行。別々の道を歩いていた二人の道がまた重なり合った時、その世界が揺れ始め、阿沙子はニューヨークへと飛び立とうとする。心模様を見事に描いた、長編恋愛小説。再び巡り会い、愛し合う男女の感情を描く!
電子あり
北極カラスの物語
北極カラスの物語
著:C.W・ニコル,訳:森 洋子
講談社文庫
ゴンは北極カラス。年老いた彼が北の大平原に残したのは壮大な自然と友情を織り込んだ、美しい物語だった!オオカミのグルーガ、子ギツネのコロンそしてクジラ、ウサギ、レミング、ジリス、ライチョウ、カリブーたちの精一杯の生命の輝きを親しみやすい語り口調で描き出す。心に残る長編ファンタジー。
総門谷R 鵺(ぬえ)篇
総門谷R 鵺(ぬえ)篇
著:高橋 克彦
講談社文庫
電子あり
反三国志(上)
反三国志(上)
著:周 大荒,訳:渡辺 精一
講談社文庫
蜀の劉備、魏・呉を滅ぼして三国を統一す! 巷間、流布されている「三国志」の叙述は誤りであるとし、全体をひっくりかえす、幻の書の完訳。悲劇の人物として描かれた劉備を、漢の中興をなした英雄として活写する。各陣営の勇将の活躍も生き生きと甦える。厳密な時代考証と人間描写で綴る一大歴史ドラマ。<上下巻>
電子あり
水晶のピラミッド
水晶のピラミッド
著:島田 荘司
講談社文庫
エジプト・ギザの大ピラミッドを原寸大で再現したピラミッドで起こる怪事。冥府の使者アヌビスが5000年の時空を超えて突然甦り、空中30メートルの密室で男が「溺死」を遂げる! アメリカのビッチ・ポイントに出現した現代のピラミッドの謎に挑む名探偵・御手洗潔。壮大なテーマに挑んだ本格ミステリーの大作。 エジプト・ギザの大ピラミッドを原寸大で再現したピラミッドで起こる怪事。冥府の使者アヌビスが5000年の時空を超えて突然蘇り、空中30メートルの密室で男が溺死を遂げる!アメリカのビッチ・ポイントに出現した現代のピラミッドの謎に挑む名探偵・御手洗潔。壮大なテーマに挑んだ本格推理の名作。
電子あり
サイモンの秘訣
サイモンの秘訣
著:柴門 ふみ,解説:秋元 康
講談社文庫
男とは何か、女の内に潜む快楽とは? サイモン生活を支える秘密の数々。快楽、漫画、男性論……機智しゅれるマル秘語録! ーー男は官能の壺のフタを開くきっかけに過ぎない……女性の内に潜む快楽について発見した〈壺フタ理論〉、「あすなろ白書」の自己分析から、初めて語る「私はなぜ漫画を描くのか」など、サイモンの秘密が満載。ユニークな着眼と機知あふれる柴門版「マーフィーの法則」に至るまで、すべて初収録の文庫オリジナル!
電子あり
ブライダル・マーダー
ブライダル・マーダー
著:斎藤 栄,解説:影山 荘一
講談社文庫
愛する棋士のために「最高位」戦で完全犯罪を仕組む女性の殺人手記。絶妙のトリックを駆使した「手記」の作者・松原良英。だが現実に、彼女が殺されてしまう。友人・二階堂日美子は、良英の手に握られた原稿用紙の端から、手がかりは「手記」にあると推理し、捜査にのりだす。多重構成、多重トリックが織り成す本格推理長編! 愛する棋士のために「最高位」戦で完全犯罪を仕組む女性の殺人手記。絶妙のトリックを駆使した“手記”の作者松原良英。だが現実に彼女が殺された。友人二階堂日美子は、良英の手に握られた原稿用紙の端から手懸りは“手記”にあると推理、捜査にのりだす。多重構成、多重トリックが織り成す本格推理長編!
電子あり
アンジェリク(26)新しき門出(下)
アンジェリク(26)新しき門出(下)
著:S.&A・ゴロン,訳:井上 一夫
講談社文庫
王権と宗教の力に屈しなかった、愛の勝利。 人々に生きる力と喜びを贈って、未曽有の長編ロマン堂々の完結。 飢えと寒さが迫る山中の砦。子どもたちととり残されたアンジェリクに、何者かが瀕死の男を投げつけた。無惨な躰でなお力を失わないその男こそ、最悪の敵オージュヴァル神父であった。神に見捨てられたような廃墟で、息づまる2人の対決。男と女の永遠の絆と愛の勝利を描く、感動の最終巻。全26巻完結。
アンジェリク(25)新しき門出(上)
アンジェリク(25)新しき門出(上)
著:S.&A・ゴロン,訳:井上 一夫
講談社文庫
故国に旅立った最愛の夫。妻に迫る危難。 ジョフレの留守中に届いた恐ろしい知らせ。魔女は生きていた! 愛する夫ジョフレがフランスへ旅立った後、アンジェリクの許に恐ろしい知らせが届く。あの魔女アンブロワッサンは生きていた!しかもケベックに姿を現した魔女は、モンリアルに住む娘オノリーヌの命を狙っているらしい。そして、奥地の砦にたどり着いたアンジェリクを襲う、極限の危難……。(全26巻)
死体農場
死体農場
著:パトリシア・コーンウェル,訳:相原 真理子
講談社文庫
教会からの帰途、11歳のエミリーを何者かが尾行し、自宅のベッドから連行のうえ殺害した。死体の内腿と胸の上部及び肩の肉は切りとられていた。極秘の研究所「死体農場(ボディ・ファーム)」の協力のもと、ケイと殺人課刑事マリーノの、極悪犯に対する凄絶な死闘が始まった。世紀のベストセラー「検屍官シリーズ」好評第5弾! (講談社文庫) 大好評の検屍官シリ-ズ興奮と感動の第5弾11歳のエミリ-・スタイナ-が暴行死体となって発見された。2週間前に13歳の少年が同じ無惨な殺され方をしていた。ケイと刑事マリーノの執拗な捜査が始まる
日本の中の朝鮮文化(11)備前・肥後・日向・薩摩ほか
日本の中の朝鮮文化(11)備前・肥後・日向・薩摩ほか
著:金 達寿
講談社文庫
吉野ヶ里遺跡で注目されている弥生人は、古代朝鮮からの渡来人だった。彼らが最初に「国」を築いたのが九州の地で、渡来人文化を開花させる。韓国宇豆峯(からくにうずみね)神社や大隅正八幡に残されている資料は、それを雄弁に物語る。佐賀・長崎・熊本・鹿児島の各地を踏査し、古代日本の実像に迫る歴史紀行シリーズ第11巻。
電子あり
夢は枯野を
夢は枯野を
著:伊集院 静,解説:加納 典明
講談社文庫
旅先で出会った人々への想いは募る。風圧に抗い格闘技まがいにぶつかり合うレースは“人生の喧嘩”を教えられた少年時代に重なり、ギャンブルに敗れてなお耽美な顔を見せる男には影の薄い女が寄り添う。「終わってみると己れを買い己れに賭しただけの遊び」の中で伊集院文学の原石が光を放つ話題の好エッセイ。
晩年の子供
晩年の子供
著:山田 詠美
講談社文庫
電子あり
片翼だけの天使
片翼だけの天使
著:生島 治郎,解説:西木 正明
講談社文庫
「愛してるんよ。あんたはトクベチュな人よ」――40代半ばの独身中年作家が、ふと遊びに出かけたソープランドで出会った、天使のような明るい韓国人女性。作家は、彼女の舌足らずのしゃべり方や、全身で愛情を表現してためらうことのない一途な性格に魅せられていく。現代では稀有な「純愛」を描いて、熱い共感を呼ぶ大人のための「名昨」恋愛小説。ひたむきで純朴な女性とのめくるめく恋の熱い日々!
電子あり
江戸お留守居役の日記
江戸お留守居役の日記
著:山本 博文,解説:佐藤 雅美
講談社文庫
江戸の萩藩お留守居役・福間彦右衛門の日記「公儀所日乗」。この第1級史料をもとに、藩邸生活の実態、藩の命運かけてたたかう外交官=留守居役の実像などを、新進気鋭の歴史学者があきらかにする、歴史ノンフィクション。根廻し、裏工作など、現代社会の原像がかいま見える好著。日本エッセイストクラブ賞受賞作。
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