講談社文庫作品一覧

モリさんの釣魚三昧
モリさんの釣魚三昧
著:盛川 宏,解説:阿部 珠樹
講談社文庫
釣りバカを自称するあなたへ贈る書。坊主礼賛、魚信喝采、釣果万歳、釣友漫歩──これぞモリさん流釣りの極意。 釣りを楽しむには理屈はいらぬ。たとえボウズでも、それも釣りの魅力の1つと考え、入れ食いのあの甘い感覚をいつまでも追い続ける。さりとて釣果はほどほどをもって最上となし、釣り名人とは、ときどき魚がよく釣れる人と心得る。旬の魚を自分流にさばきそれを味わう。これぞ釣りの醍醐味に他ならない。
コミック昭和史(8)高度成長以降
コミック昭和史(8)高度成長以降
著:水木 しげる
講談社文庫
日本列島改造論が吹きあれ、コンクリートの街があちこちに。そこへ石油ショックが襲い、たちまち狂乱物価と物不足が発生する。政界ではロッキード事件、リクルート事件に象徴される汚職がはびこる。昭和はどこへ行く。天皇崩御の悲しみと共に自らの還暦をふり返る。庶民の眼で捉えた画期的「昭和史」全8巻。 「昭和」の歴史は大きな犠牲をはらって得た「もう戦争はしてはいけない」という重い教訓の歴史だった。ふたたび過ちを犯してはいけない。
電子あり
コミック昭和史(7)講和から復興
コミック昭和史(7)講和から復興
著:水木 しげる
講談社文庫
講和条約が結ばれると同時に、日本はアメリカと同盟関係に入る。安保条約が批准される。もはや戦後ではないといわれたが、漫画を描く貧乏生活は終わらない。60年安保騒乱、東京オリンピックの開催、東大紛争、ベトナム戦争の泥沼化など内外の激動が続く。高度成長の陰で、水俣病が発生し、公害問題が深刻化する。 戦後の日本を大きく変えたのは昭和39年10月10日から開かれた東京オリンピックだった。そのために首都東京が整備され東京──大阪間を4時間で結ぶ新幹線が開通した。
電子あり
心のある家
心のある家
著:三浦 綾子
講談社文庫
ナナカマドの街から贈る感動の1冊。 過ぎゆく日々、澄み切った心境を映して孤独な魂に呼びかける愛のメッセージ。 「年々四季の風景が身に沁みるようになった。残り少ない命を、私の知らぬ私が、本能的に鋭く深く感じ取っているのだろうか。行きずりの子供の姿に幼き日に死んだ妹を思ったり、青空の下に真っ赤に染ったナナカマドの紅葉を見上げたり……」過ぎゆく日々、心に映る風景を書き留めた、愛と祈りのエッセイ集。
森に訊け
森に訊け
著:橋本 克彦
講談社文庫
地球規模で進む、恐るべき森林破壊の実態を明かす、迫真のルポ。日本各地の原生林、アマゾンのジャングル、ドイツの黒い森、マレーシアの熱帯雨林が、見る間に失われていく。自らの足と目で調査するにつれ、背筋が寒くなるような焦燥感に襲われる。ほんとに人類は何をしているのか? まず森に訊け! 野放図な伐採、酸性雨など、現場に立って、世界の環境問題を根底から問いなおす。
電子あり
彼女の夕暮れの街
彼女の夕暮れの街
著:常盤 新平,解説:高橋 智恵子
講談社文庫
由美子は旅行代理店に勤めるOL。美しく賢い29歳。何かもの足りなさは感じていて、誘いもいろいろあるのだけれど、何となく気がすすまない。ある日、ふと寄った酒場で、柳川という顎の長い編集者に出会って……。一女性の心の移りかわりと戸惑いーー男性との出会い、恋心を抱き、育てていく過程を、見事に描いた連作短編集。表題作を含め14作収録。一歩ずつ恋を育てて大人になっていく、彼女の恋の行方は……。 美しいゆえに満たされないOLが出会う恋愛可もなく不可もない毎日。声をかけてくる男性と食事をしても由美子の心は満たされない。不倫の末に家を出た叔父や年上の編集者との会話の中に見つけたものは…。
電子あり
最上の地
最上の地
著:サラ・デュナント,訳:小西 敦子
講談社文庫
少女が車で爆殺された。私立探偵ハンナが事件を追うと、真の標的は少女の父シェパード博士と判明する。ガン撲滅の研究家がなぜ狙われる?犯行はIRAか動物愛護協会過激派の仕わざに見えるがハンナ自身の周辺にも、周到に張りめぐらされた罠が迫る。果たして真犯人は?英国推理作家協会賞受賞の傑作。
単位物語
単位物語
著:清水 義範
講談社文庫
今回は単位の常識を切り刻む! 温度、圧力、エネルギー……日頃なにげなく使っている常識=単位の奥底に潜む、ムイミな意味のかずかず。『お金物語』につづき、知ってるつもりで毒されている「単位」に着目。素朴な疑いから日常生活をふり返り、「科学」に隠された笑いをあばき出す、清水ワールドを存分にお楽しみ下さい。何気なく使うその記号にワナがある!
電子あり
サラリ-マン裏忠臣蔵
サラリ-マン裏忠臣蔵
著:志茂田 景樹
講談社文庫
現代の忠臣たちの暗躍劇。あまりに酷い吉良・日本中央銀行名誉頭取の仕打ちに、地方銀行トップクラスの浅野銀行頭取が切りつけた。浅野銀行を潰されてなるものか! 胸のすく現代版忠臣蔵。(講談社文庫) 銀行が潰される! 現代の忠臣たちの暗躍劇。あまりに酷い吉良・日本中央銀行名誉頭取の仕打ちに、地方銀行トップクラスの浅野銀行頭取が切りつけた。浅野銀行を潰されてなるものか! 胸のすく現代版忠臣蔵。
電子あり
卑劣な耳(下)
卑劣な耳(下)
著:佐野 洋
講談社文庫
なぜ!? 今度は平凡なOL冴子の部屋から盗聴機が発見された。いったい、誰が何の目的で仕掛けたのか? 新聞記者、警察OB、現職の刑事……脅迫電話の謎を探るうちに知りあった人々の中に、真犯人はいるのか? 事件の背後にちらつく、ある組織の陰謀……。他人の声を盗む「卑劣な耳」の正体とは? 現実の警察官による盗聴事件とフィクションを巧みに交錯させた、権力犯罪の暗部に迫る、著者渾身の傑作長編ミステリー。 なぜ!?今度は冴子の部屋から盗聴機が発見された。一体、誰が何の目的で仕掛けたのか。新聞記者、警察OB、現職の刑事……脅迫電話の謎を探る中で知りあった人々の中に真犯人はいるのか。他人の声を盗む“卑劣な耳”の正体とは?現実の警察官による盗聴事件とフィクションを巧みに交錯させた著者渾身の長編推理。
電子あり
卑劣な耳(上)
卑劣な耳(上)
著:佐野 洋
講談社文庫
電話のべルが再び鳴った。「新聞の投書を読んだよ。ずいぶん偉そうなことを言ってるじゃないか」と見知らぬ男は言った。私は投書なんかしていない! なのに投書欄には私の名前が……。いったい、誰の仕業なのか? 平凡な一人暮らしのOL冴子を襲う不気味な電話、その正体を追う。ミステリーの名匠が、実際にあった盗聴事件を基に描く、迫真の長編サスペンス! 電話のベルが再び鳴った。「新聞の投書を読んだよ。ずいぶん偉そうなことを言ってるじゃないか」と見知らぬ男は言った。私は投書なんかしていない!なのに投書欄には私の名前が……。平凡な1人暮らしのOL冴子を襲う不気味な電話。ミステリーの名匠が、実際にあった盗聴事件を基に描く長編サスペンス!
電子あり
アンジェリク(24)希望への道(下)
アンジェリク(24)希望への道(下)
著:S.&A・ゴロン,訳:井上 一夫
講談社文庫
大河を遡る、カナダの旅の出会いと別れ 再びケベックを訪れたアンジェリクに、警察の執拗な追及の手が! 清教徒の都市セーラムで、アンジェリクはふた子を出産し、高熱のため死の淵をさまよう。その命を救ったのは、魔女と呼ばれる2人のクエーカー教徒の女たちだったが、この奇蹟に沸く町に突然、黒衣のイエズス会士が姿を現し、アンジェリクへの憎悪もあらわに、恐ろしい事実を告げるのだった。(全26巻)
アンジェリク(23)希望への道(上)
アンジェリク(23)希望への道(上)
著:S.&A・ゴロン,訳:井上 一夫
講談社文庫
清教徒の都市セーラムのふたりの魔女。 早産、大病、死の淵のアンジェリクが悪夢の中で見たものは……。 カナダを訪れたアンジェリクは、30年ぶりに長兄ジョスランと再会することができたが、喜びも束の間、ケベック警察の執拗な追及の手が迫り、不安に脅かされる。しかもその背後には、3年前アカディアの森で殺されたはずの魔女モードリブール夫人が今も生きているという恐ろしい疑惑が……。(全26巻)
空飛ぶマグロ
空飛ぶマグロ
著:軍司 貞則
講談社文庫
マグロはわれわれの口に入らなくなるのか?世界を股にかけるバイヤ-、専門仲買人、遠洋漁業の漁労長、航空会社貨物担当者、商社マン、冷凍食品業者などマグロに関わるすべての人のヒュ-マンドキュメント
旨い地酒が飲みたい
旨い地酒が飲みたい
著:北川 広二
講談社文庫
ひたすら伝説の酒・幻の銘酒を求めて一人旅各地の酒蔵に足を運び、杜氏の秘伝に耳を傾ける。土地の酒呑童子たちと旨い地酒を酌み交わす。旅にしあれば名酒に出会う喜びが、ずしりと伝わる感動のエッセイ。
電子あり
白夜の国のヴァイオリン弾き
白夜の国のヴァイオリン弾き
著:小野寺 誠
講談社文庫
異国での音楽生活を通して描く人生の冒険!美しい北欧の自然の中で異邦人の楽師として生きた日々。そこで織りなされる人間模様。人生の喜びと生きる実感を謳歌した至福の時間を綴るヒュ-マンファンタジ-
東京サイテー生活
東京サイテー生活
著:大泉 実成
講談社文庫
バブル崩壊後のライフスタイル提言。「何か」にチャレンジする心を失わず、風の吹くママ、気の向くママに生きる。「住めば都」の精神が、未来を開く! ーー日本の首都・東京で、家賃2万円以下でも、楽しく暮らす痛快な人々。時間に追われず、モノに縛られず、金に執着しない。風の吹くまま、気の向くまま。自分の中の「何か」にかけ、その感触を大切にしている若者。それは、何年か前のあなたの姿、何年か後のあなたの姿、あるいは、現在のあなたの姿なのかもしれない。
電子あり
女が再婚するとき
女が再婚するとき
著:沖藤 典子,解説:福島 瑞穂
講談社文庫
新しい幸福追求のチャンスを選びとった女達結婚生活60年時代を迎えて、変貌する夫婦と家族の実態をさぐる。著者みずからの出生を語りつつ、再婚の道を選んだ女と男のいい関係を描く感動のルポルタ-ジュ
鐘
著:内田 康夫
講談社文庫
諸行無常の理(ことわり)を表わすという鐘の音。浅見家代々の菩提寺、聖林寺の梵鐘から血が滴るという怪事件があってまもなく、顔にその鐘の模様痕をつけた男の変死体が隅田川に浮かんだ。四国高松、越中高岡と、被害者の美しい妹とともに鐘の謎を追いかける浅見光彦の旅が始まる。(講談社文庫) 鐘に隠された殺人事件を追う浅見光彦名推理。浅見家の菩提寺・聖林寺の鐘に血が滴り、後日その鐘の模様痕をつけた男の変死体が隅田川に浮んだ。被害者の美しい妹と、鐘の謎を追いかける浅見光彦の旅が始まる。
電子あり
危険な夕暮
危険な夕暮
著:阿部 牧郎,解説:郷原 宏
講談社文庫
男の官能を揺さぶる愛と性の極限! リスボンの酒場で出会った病院長夫人との禁断の愛に情事の炎が燃えさかる。 官能の昂ぶりは若い愛人との情事では得られないものだった。大晦日のリスボンで知り合った病院長夫人は病の影に怯えながらも真摯に愛に生きようとしていた。設計事務所を経営する中津にとって、夫人との禁断の愛は若い肉体にまさる貴重なものとなる。人生の秋を迎え極限を求めるように燃えあがる愛と性。
電子あり