講談社文庫作品一覧

消えたオ-ケストラ
消えたオ-ケストラ
著:宇神 幸男,解説:山前 譲
講談社文庫
本番中オ-ケストラが消える本格音楽推理満員の聴衆の前から、オ-ケストラのメンバ-全員が消えた。目立つ舞台衣裳なのに目撃者は皆無。――空前の消失トリックが解明された時、口をつくヴラボ-の声。
電子あり
リトルボーイ・リトルガール
リトルボーイ・リトルガール
著:内館 牧子,解説:藤本 敏夫
講談社文庫
真っ白なセーラー服。ふんわりと胸元で結ぶ紺色のリボン。中原淳一の描く絵の少女が着ているような白い夏服。それが憧れの名門校・安芸女の制服だ。難関を突破し、安芸女生となったあきえは、同級生とともに、夏服を縫い始める。しかし、戦争の陰は濃くなっていく……。ひたむきに、せいいっぱい生きた少女たちの青春記。白い夏服、花物語、淡い恋心……1945年夏に散った少女たち。
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「信濃の国」殺人事件
「信濃の国」殺人事件
著:内田 康夫
講談社文庫
信州毎朝新聞・牧田の絞殺死体が水内ダムで発見され、部下の中島が疑われた。だが恵那山トンネル、長楽寺、寝覚の床でも次々と絞殺死体が発見され、それが長野県歌「信濃の国」に歌われる名勝であることに、中島の妻・洋子は気が付いたが……。信濃のコロンボ、こと竹村警部登場の長編傑作旅情ミステリー。
推理作家製造学 入門編
推理作家製造学 入門編
著:姉小路 祐,解説:新保 博久
講談社文庫
あなたも推理小説創作に挑戦してみませんか!? 小説を書いてみたい。けれども、どうすればよいか分からない。そんなあなたの参考に、リアルタイムでわかる推理作家誕生の舞台裏。徹底解剖、推理小説創作上のコツとポイント! 今もっとも注目を集めている著者が、自身の体験をあかすハウツー推理作家への道。(講談社文庫) あなたも推理小説創作に挑戦してみませんか!? 小説を書いてみたい。けれども、どうすればよいか分からない。そんなあなたの参考に、リアルタイムでわかる推理作家誕生の舞台裏。徹底解剖、推理小説創作上のコツとポイント! 今もっとも注目を集めている著者が、自身の体験をあかすハウツー推理作家への道。
電子あり
探偵映画
探偵映画
著:我孫子 武丸,解説:新保 博久
講談社文庫
映画界の鬼才・大柳登志蔵が映画の撮影中に謎の失踪をとげた。すでにラッシュも完成し、予告篇も流れている。しかし、結末がどうなるのか監督自身しか知らないのだ。残されたスタッフは、撮影済みのシーンからスクリーン上の犯人を推理していく……。「探偵映画」というタイトルの映画をめぐる本格推理小説。
ラスベガスから来た脅迫者
ラスベガスから来た脅迫者
著:和久 峻三,解説:北浜 流一郎
講談社文庫
京都・祗園の敏腕弁護士・藤波清香には離婚歴あり、一児あり、同棲中の彼もいる。夜は芸妓となって情報収集にも余念がない、昼と夜で二つの顔を持つ女。ところが、最愛の一人息子・公平を目の前で誘拐・拉致されてしまう。犯人はラスベガスの暴力団で、現在、清香が係争中の事件の相手だった。法と情の間で揺れる女弁護士に、起死回生の策は?
電子あり
理由(下)
理由(下)
著:ジョン・カッツェンバック,訳:高橋 健次
講談社文庫
黒人死刑囚は釈放された。世紀のスクープでマットは英雄になり、ピュリッツァー賞を受けた。だがそれから、不思議なことが続いた。もし犯行が別人のしわざだったら起こらないようなことが。彼は間違えたのか、それとも彼の栄光を妬む何者かが仕組んだ罠なのか。そしてもしそうならその理由は何か──?
<稲妻>連鎖殺人
<稲妻>連鎖殺人
著:吉岡 道夫,解説:香山 二三郎
講談社文庫
鯉師の執念と政治家の欲望が引き起す殺人劇錦鯉に熱中する成宮が二千万円を手に消息をたつ。一方天下取りを夢みて幻の鯉<稲妻>を秘かに育てる鯉師兄弟が死体で発見…果して背後に政治がらみの欲望が!
理由(上)
理由(上)
著:ジョン・カッツェンバック,訳:高橋 健次
講談社文庫
死刑囚から届いた1通の手紙が「マイアミ・ジャーナル」記者マットの生涯を大きく狂わせた。フロリダ北部の沼地で発見された少女の、むごたらしい暴行死体。だが彼は無罪で、真犯人の名前とその動かぬ証拠をつかんでいるという。真実を発見し報道するという使命感に燃え、マットの執拗な取材が始まった。
山陽路殺人事件
山陽路殺人事件
著:山村 美紗,解説:郷原 宏
講談社文庫
京都の大学を卒業した友人たちと共に中川美帆は山陽路を旅する。旧交をあたためる旅のはずだったが、倉敷の第1夜で小笠原由紀が変死、一転仲間を疑うツアーになる。そして由紀の通夜に出るため京都に泊ったら、こんどは武村明が死ぬ。誰が、何のために殺人を?青春の愛憎をサスペンス豊かに描く長編。
電子あり
随筆集 下駄の音
随筆集 下駄の音
著:三浦 哲郎
講談社文庫
師の風貌に欠かせぬ下駄の音。白夜の旅に想うさまざまな感慨――移りゆく四季の実感、生まれ育った故郷のこと、旅のこと、家族のこと、文学への想い……日常の一齣に、芳醇な文学の香りをそえて、人生への深く、暖かい視線で綴る、三浦哲郎の名随筆。随筆集『下駄の音』『一尾の鮎』より達意の名文66編を精選収録。(講談社文庫) 師の風貌に欠かせぬ下駄の音。白夜の旅に想うさまざまな感慨――移りゆく四季の実感、生まれ育った故郷のこと、旅のこと、家族のこと、文学への想い……日常の一齣に、芳醇な文学の香りをそえて、人生への深く、暖かい視線で綴る、三浦哲郎の名随筆。随筆集『下駄の音』『一尾の鮎』より達意の名文66編を精選収録。
電子あり
密教の水源をみる 空海・中国・インド
密教の水源をみる 空海・中国・インド
著:松本 清張
講談社文庫
空海の謎、密教の真相に挑む労作! 中国・インドへの精力的な取材を得て、無限にひろがる清張史観をここに再現! ーー無錫・福州から揚州へ、伝説と虚飾に彩られた天才僧・空海の足跡をたどり、入唐の謎にせまる、中国への旅。さらに、密教の起源をさかのぼるために、インドを北から南へと、長期にわたる取材を敢行。玄人はだしのカメラアングルとともに、いきいきとした力強い文章で、清張史観を縦横無尽に展開する、渾身の力作。目で足で確かめる歴史の旅の醍醐味がここにある!
電子あり
房総・武蔵野殺人ライン
房総・武蔵野殺人ライン
著:深谷 忠記,解説:山前 譲
講談社文庫
1枚のフィルムに秘められた執念の復讐殺人南房総の海岸で三人組の男にレイプされた母と娘。母は自殺する。そして三人組の男達の死。現場に残されていたフィルムが示す16年前の両親の秘密。本格法廷推理
電子あり
変身
変身
著:東野 圭吾
講談社文庫
世界初の脳移植手術を受けた平凡な男を待ちうけていた過酷な運命の悪戯! 脳移植を受けた男の自己崩壊の悲劇。 平凡な青年・成瀬純一をある日突然、不慮の事故が襲った。そして彼の頭に世界初の脳移植手術が行われた。それまで画家を夢見て、優しい恋人を愛していた純一は、手術後徐々に性格が変わっていくのを、自分ではどうしょうもない。自己崩壊の恐怖に駆られた純一は自分に移植された悩の持主(ドナー)の正体を突き止める。
定吉七番シリ-ズ ゴールドういろう
定吉七番シリ-ズ ゴールドういろう
著:東郷 隆
講談社文庫
鯱鉾屋金蔵と定吉七番、小豆を賭けて大勝負小豆を市場から消し京の伝統菓子壊滅を企てる悪の首魁金蔵の本拠地・名古屋に潜入した定吉が察知した、さらに巨大な陰謀とは?羊羹VSういろうの決死の対決!!
電子あり
恵那峡殺人事件
恵那峡殺人事件
著:津村 秀介,解説:山前 譲
講談社文庫
晩秋の気配漂う恵那峡で若い人妻の絞殺体が発見された。被害者の足取りを調べるうちに浮かんだ容疑者は夫。しかし死亡推定時には彼は180キロも離れた長野駅前のホテルにいたらしい。事件の第1発見者が旧知という縁でルポライター浦上伸介はその謎に挑む。表題作のほか7作を収める、旅情推理の傑作集。
電子あり
暗闇坂の人喰いの木
暗闇坂の人喰いの木
著:島田 荘司
講談社文庫
さらし首の名所・暗闇坂にそそり立つ樹齢2000年の大楠。この巨木が次々に人間を呑み込んだ? 近寄る人間たちを狂気に駆り立てる大楠の謎とは何か? 信じられぬ怪事件の数々に名探偵・御手洗潔が挑戦する。だが真相に迫る御手洗も恐怖にふるえるほど、事件は凄惨を極めた。本格ミステリーの騎手が全力投球する傑作。 さらし首の名所暗闇坂にそそり立つ樹齢2千年の大楠。この巨木が次々に人間を呑み込んだ?近寄る人間たちを狂気に駆り立てる大楠の謎とはなにか?信じられぬ怪事件の数々に名探偵御手洗潔が挑戦する。だが真相に迫る御手洗も恐怖にふるえるほど、事件は凄惨をきわめた。本格の旗手が全力投球する傑作。
炎まつり殺人事件
炎まつり殺人事件
著:斎藤 澪,解説:山前 譲
講談社文庫
「お前の俳句は盗作だ!」出版記念パーティの会場で、人気評論家を痛罵した男が、ホテルの一室で殺された! 現場に残された白地の扇子、そして事件直後にロビーから姿を消した謎の女……。秘められた過去の怨念が、いま復讐の炎となって赤く燃える。京都・松江・東京を舞台に描く、著者会心のトラベル・ミステリー。鞍馬が燃え、殺意も赤い炎となる!
電子あり
夕暮れ
夕暮れ
著:笹沢 左保,解説:筒井 泰彦
講談社文庫
ドジなヤクザ3人組が奪った車の荷物は、男の右腕。夜明が解いた真犯人の謎。3人組に泣きつかれた夜明の秘策は? ーー男2人と女1人のドジなヤクザ3人組が、借金取立てのために車を強奪した。ところが、車のバッグの中から、切断された男の右腕が出てくる。3人組は警察に追われ、組織からも見放されて、自力解決あるのみ。リーダーの男は打開策を求めて、刑事時代のライバル・夜明日出夫を頼った。真犯人を暴く方法は何か?
電子あり
アンジェリク(13)カタランク砦の女神(下)
アンジェリク(13)カタランク砦の女神(下)
著:S.&A・ゴロン,訳:井上 一夫
講談社文庫
厳寒の山の砦に、迫りくる飢餓の恐怖。 乏しい食料、疫病、吹雪。そして、次々と執拗な、邪悪な意志からの攻撃。 北米におけるペイラック伯の勢力拡大を恐れるフランス系カナダ人と先住民諸部族との抗争により、カタランク砦を失ったアンジェリクたちは、さらに山の奥へ逃れ、ひと冬を過ごすことになった。酷寒の土地で、飢えと闘いながら、肩を寄せあって暮らす彼らの許に、ある日思いがけない訪問者が。(全26巻)