講談社文庫作品一覧

死ぬより簡単
死ぬより簡単
著:大沢 在昌
講談社文庫
巨悪に挑戦する男の闘いを描くハードボイルド。記憶喪失になり組織から放り出された殺し屋の周囲で謎の殺人が起きて緊迫の世界へ引き込まれて行く表題作はじめ、TV局、情報員など現代の見えざる大きな力と個人の葛藤をテーマに、大沢節が輝く! 注目の作家の才能が端々しい文体で現れた”男たちの物語”。(講談社文庫) 巨悪に挑戦する男の闘いを描くハードボイルド。記憶喪失になり組織から放り出された殺し屋の周囲で謎の殺人が起きて緊迫の世界へ引き込まれて行く表題作はじめ、TV局、情報員など現代の見えざる大きな力と個人の葛藤をテーマに、大沢節が輝く! 注目の作家の才能が端々しい文体で現れた”男たちの物語”。
電子あり
どんなに上手に隠れても
どんなに上手に隠れても
著:岡嶋 二人
講談社文庫
多くの人が出入りするテレビ局から、白昼、売り出し中の歌手が誘拐された。しかもその直前、この誘拐を暗示する奇妙な匿名電話が警察に入っていた!芸能プロやCMのスポンサーたちの対応、駆け引き、警察の地道かつ執拗な捜査、そして事件の驚嘆すべきトリックまで、リアルに描ききった傑作長編推理。
電子あり
夏泊殺人岬
夏泊殺人岬
著:内田 康夫
講談社文庫
伊勢、夏泊と椿神社を結ぶ殺人事件の謎とは。 陸奥湾に向かって大きく突き出した夏泊半島。自生椿の北限として名高い景勝地である。由緒ある椿神社を訪ねてきた男が毒死。男は刑期を終えて出所したばかりだった。雅楽部の合宿でやってきた江藤美香は、その男こそ以前訪ねてきた男らしいと知って驚いた。美香の実家もまた“椿神社”と呼ばれていたのだ!!
さして重要でない一日
さして重要でない一日
著:伊井 直行
講談社文庫
「社内局」経由で配付した会議用資料を回収することになったかれ。ところが「社内局」とはいったい何なのか、どこにあるのか、だれも知らない。たった1人、会社という迷宮をさまよう羽目におちいった困惑の1日――。1989年度の野間文芸新人賞受賞の表題作と芥川賞候補作「パパの伝説」を収録。
大江戸えねるぎー事情
大江戸えねるぎー事情
著:石川 英輔
講談社文庫
かつて世界第一の規模を誇ったころの江戸は、じつに無駄のない省エネ都市として栄えていた! その知られざる豊かな知恵を掘り起こし、尨大なエネルギーを消費して「無」へと突き進みつつある現代人の生き方に警鐘を鳴らすべく、精密なデータをもとに両時代の暮らしを比較活写する、異色の新文化論。図版の多数掲載。意外や意外、江戸時代の快適生活がわかる新・江戸論の決定版!
電子あり
フェニックスの弔鐘
フェニックスの弔鐘
著:阿部 陽一
講談社文庫
ニューヨークでVIPを乗せた旅客機が墜落。現場からはソ連製の毒ガスが発見された。モスクワではパイプラインが爆発……デタントのうねりが世界を覆い、米ソ日で軍縮条約が結ばれようとしたとき、平和に挑戦し、冷戦の復活を目ざす巨大な陰謀が進行しつつあった。圧倒的迫力の第36回江戸川乱歩賞受賞作。
ムッソリ-ニを逮捕せよ
ムッソリ-ニを逮捕せよ
著:木村 裕主
講談社文庫
戦争を止めるには、最高権力者の逮捕しかない!泥沼化した第2次世界大戦下、イタリア国軍中枢にいた1人の参謀が、密かに危険な作戦を開始した。「早期休戦」による救国に燃えた将軍たちは、1943年7月25日ついに決行。この極秘計画の全貌を、初めて解明した講談社ノンフィクション賞受賞作品。
電子あり
愛と哀しみのライカ
愛と哀しみのライカ
著:馬場 啓一,デザイン:菊地 信義,その他:河合 良之,その他:佐々木 悟郎
講談社文庫
世界の逸品が心にくい演出を施すダンディズム。ライカ、ローレックス、ダンヒル、ゼロ・ハリバートン、モンブラン、ダビドフ、クリストフル、ピューター・フラスコ、レイバン、シャネル。世界の一流品が物語に新鮮な息吹きを与える。思いっきり粋で、センスが光る、まったく新しいエンターテインメント小説。
電子あり
帰りなん、いざ
帰りなん、いざ
著:志水 辰夫
講談社文庫
自称・翻訳家の稲葉が、2年契約で借りた民家は、美しい山里の奥にあった。東京の地上げ屋の魔手が伸びる中で、村人たちの他所者(よそもの)に対する目は厳しい。謎めく稲葉の存在も、彼らには目ざわりのはずだ。やがて稲葉も巻き込み、奇妙な事件が続発する! 恋と冒険の物語を見事な文体で描き、鮮烈な感動を呼ぶ傑作長編。美しい山里が招く冒険と恋!
電子あり
アラビアンナイト アラジンと魔法のランプ
アラビアンナイト アラジンと魔法のランプ
訳:川真田 純子,その他:岡本一宣 デザイン事務所,その他:天野 喜孝,その他:菊地 信義
講談社文庫
かしこく美しい娘・シャハラザードが、千夜一夜にわたって王さまに語った「アラビアンナイト」。それは、恋愛、欲望、冒険など、すべてが全能の神の心のままに行われる、奇想天外な世界。なんでも望みがかなう古いランプを手に入れたアラジンが、とんでもないことを考える表題作のほか、5話を収録。魔法と恋と冒険の「千夜一夜物語」ーーエキゾチックなアラビアの世界へ。ランプの魔神よ、望みをかなえて! アッラーの御名にあやつられる奇想天外な話千夜一夜にわたって語られた話の中から、水売りのアラジンが手に入れたランプで人生を翻弄される表題作をはじめ、こっけいな話、ロマンチックな話など6話を収録
電子あり
武蔵野殺人ルート4の密室
武蔵野殺人ルート4の密室
著:水野 泰治,その他:岸 顯樹郎,その他:井川 ナオミ,その他:谷口 茂
講談社文庫
数百億円の遺産と会社の実権を残したまま、女主人は密室で殺された! 容疑者は相続人全員。遺産と実権を狙い愛憎・陰謀が渦巻くなか、武蔵野の風情を残す三千坪の豪邸「土筆庵」で、次々とおこる4つの密室殺人。美貌の女刑事・鮎川阿加子も犯人の誘いに乗せられて……。4つの密室が複雑に絡み合いながら、二転三転、事件は意外な戦慄の結末へ向かう。4つの殺人、4つの密室、空前の謎!
電子あり
彼女はたぶん魔法をつかう
彼女はたぶん魔法をつかう
著:樋口 有介,その他:辰巳 四郎,その他:菊地 信義
講談社文庫
謎と美女たちが織りなす事件に柚木が挑む!ルポライター・柚木草平のもとに、不思議な事件が持ち込まれた。被害者から容疑者まで、関係のある人物はなぜだか美女ばかり。人気の柚木シリーズ、待望の文庫化
電子あり
沖縄県営鉄道殺人事件
沖縄県営鉄道殺人事件
著:辻 真先,その他:宇野 亞喜良,その他:菊地 信義
講談社文庫
南国沖縄を訪れた、牧薩次と可能キリコのヤング探偵コンビの前に、難事件が続発する。鍵のかかったホテルの密室で、若い女性が突如奇怪な老婆の姿に変身! さらに大邸宅の庭に、見るも無惨な男の轢死体! 今はない沖縄県営鉄道の謎の大爆発事故を軸に、現代のあいつぐ怪事件を絡ませ、合わせて沖縄案内も目指した、超異色の長編推理。密室と鉄道の怪事件が錯綜する!
電子あり
少年とグルメ
少年とグルメ
著:赤瀬川 原平,その他:東 幸見,その他:片山 健,その他:菊地 信義
講談社文庫
遠足の日のガム。食べても食べても減らない菓子の初登場は凄かった! ――ニッポンのそこここに貧乏がゴロゴロしていた少年時代の、空腹と食べ物をめぐる連作エッセイ。特異な感覚をもって、虚実ないまぜの語り口で料理した本書は、おかしくせつなく懐かしく、飽食の時代に逆説にみちて、妙にクセになる味の本。空腹はおいしい! 負け惜しみで言うんじゃないけれど…。 独自の感性が描く食をめぐる連作エッセイ チュ-インゴム、ハナクソ、ニラモモ…貧しかった時代のれっきとした食物にまつわる懐かしくおいしい連作。虚実ないまぜの味付で飽食時代、くせになる格別の一品
電子あり
「能登モ-ゼ伝説」殺人事件
「能登モ-ゼ伝説」殺人事件
著:荒巻 義雄,その他:岸 顯樹郎,その他:村山 潤一,その他:菊地 信義
講談社文庫
能登の古代伝説に端を発する異色の旅行推理北海道・十勝の巨大迷路で男の惨殺死体発見!推理作家荒尾十郎が事件の鍵「モ-ゼの墓の所在伝説」を追って、能登からフランスの古都へ。そして驚愕の真相が。
電子あり
伝説のイエロー・ブルース
伝説のイエロー・ブルース
著:大木 トオル,その他:河原 勝,その他:菊地 信義
講談社文庫
「あんたは黒人じゃない。でも、あんたのソウルは黒人よりももっと黒い」。カバン一つと古びたギターをかかえて海を渡った男が、あらゆる屈辱と人種差別を乗り越え、ニューヨークの舞台で贈られた称賛の言葉(オマージュ)。アメリカ合衆国に一人闘いを挑んだミスター・イエロー・ブルース、大木トオルが語る熱気に満ちた青春の軌跡。
電子あり
大接戦 日米欧どこが勝つか
大接戦 日米欧どこが勝つか
著:レスタ-・サロ-,訳:土屋 尚彦,その他:川上 成夫,その他:菊地 信義
講談社文庫
新時代の経済戦争は日米欧どこが勝つのか?自由主義経済は終わり、まったく新しいル-ルで経済戦争が始まる。21世紀を支配するのはどこか。その時日本はどうなるか。「ゼロサム社会」のサロ-が大胆予言
ぼくんち熱血2DK
ぼくんち熱血2DK
著:下田 治美,その他:山下 勇三,その他:菊地 信義
講談社文庫
マンモス団地の2DKを快適に住み慣らす、はるさんとりゅうの母主家庭。同じような間取りに、同じ店から同じ食料を仕入れ、同じものを着て生活する多くのニッポン家庭よ、住まいは2DKでも頭の中を10DKにしなさいと、ちまちました頭にはるさんが一撃!! ホンネで突走る痛快エッセイ集、大好評第2弾。『2DKの呪い』改題
うたかた(下)
うたかた(下)
著:渡辺 淳一
講談社文庫
妻と別居同然の安芸、夫を愛せない抄子。2人はさらに逢瀬を重ねつつ、互いの心と躰に、消しがたい愛の証しが刻まれていく。そして冬、白一色の阿寒から深々と雪の降りつもる石狩の別荘へ。なお迷いつつもそこに篭るうちに、2人はもはや帰る機会も、戻る場所も失われたことを実感する。
うたかた(上)
うたかた(上)
著:渡辺 淳一
講談社文庫
抄子は35歳、着物デザイナーで夫と4歳の子供がいる。春の新作着物発表会で、初めて抄子と知り合った作家安芸は強く彼女に惹かれ、やがて深く結ばれていく。ともに家庭というしがらみを抱えながら、燃えさかり、背徳という媚薬を味合った2人は、とめどなく愛の深淵へ堕ちていく。