講談社文庫作品一覧

パソコン探偵の名推理
講談社文庫
名門=現代学園のハテナクラブが生み出したお化けパソコン「ゼニガタ」。口の悪さと計算力、それと正しい文字が1度でディスプレイに出ないのが悩みの迷短低、いや名探偵。私立探偵事務所の初潮、じゃなくて所長の鴨田英作ともども難事件をビットビットとなで切っていく快刀乱麻は、笑い死なぬよう要注意! (講談社文庫)
迷短低、じゃない名探偵ゼニガタ君の大活躍。「くそったれ」「ソレハ 正シクナイ 私ハ クソガ タレナイ」私立探偵鴨田英作と、捜査用パソコン「ゼニガタ」の抱腹絶倒・手に汗握る迷推理のユーモア決定版。
崖の館
講談社文庫
北の果てのファンタジック・ミステリ-長編荒涼たる海と厳しい雪原を背景に建つ断崖の白い館.外部との連絡を絶たれた館に連続して起る奇妙な事件.特異な雰囲気の中に愛と憎しみが絡みあう本格ミステリ-

宇宙と地球のミステリー 超科学が解いた不思議現象
講談社文庫
あなたは、現代科学の常識では説明できない不思議に、遭遇したことがありませんか。UFO、ネッシーなど「未知現象」に対する興味と期待は、いちだんと高まっています。太古地球にあった宇宙人基地、ESP能力を持つ生物、宇宙心霊の伝達など、超科学が初めて解いた驚くべき成果を、豊富な写真・図版でレポート。

激動の世界を駆ける
講談社文庫
カメラを武器に、たった一人で熾烈な戦場に立ち向かった男の青春。実体験で綴る自由・独立・平和の意味ーー1980年から、戦場と化したローデシア、南アフリカ、エルサルバドル、レバノン、アフガニスタン、イラン、フィリピンの紛争現場に、カメラを武器にたった一人で立ち向かった、一人のフリーカメラマンの、真の自由・独立・平和の意味を、写真と文で問いかける戦場レポートと、その実体験を通じて到達する「あるべきジャーナリストとしての姿勢」への誓い。
利休啾々
講談社文庫
権力と芸道の相剋を秀吉と利休の対立にみる大徳寺山門に利休の木像が掲げられた.雪踏ばきの像だという.なんたる不遜,秀吉は激怒した.が,それは表向きのこと,じつは両者対立の裏には別の真実が…….
日本全国 市場の興奮
講談社文庫
正月だ,市場へ走れ! 全国縦断市場ガイド東京の胃袋・築地中央市場の徹底ガイドを始めとして,根室のカニ市場から沖繩の野菜市場まで全国31の市場をカラ-で紹介.旬情報,宅配情報も満載のオリジナル

衰亡と繁栄 企業サバイバルの条件
講談社文庫
いまや企業のおかれた環境は、質的にも量的にも、これまで経験したこともない危機的情況にある。激動する国際経済社会の中で、企業生き残りの条件とは? 本業を離れるな、本業を続けるな、一番手開発にこだわるな、先端技術の影の部分を点検せよ、10年先を読み込め……など、衰亡をまねく企業環境の変化に注意を払いつつ、企業イノベーションをいかに進めたらよいかを、国際的なスケールで解き明かす。

心を燃やそう
講談社文庫
大ベストセラー『気くばりのすすめ』の著者で、元NHKの人気アナウンサーによる、元気を出して心美しく生きる人生のすすめ! 「元気を出して暮らしてみたら、そこに一人でも多くの人と仲良く握手し、手を取り合って生きていくチャンスが生まれてくる」……美しい人生の設計を説く感動の書。生きていくよろこびを説く感動の1冊ーー「生きることはらくではありません。しかし、不安の壁を乗り越えたところに、新しい生きる楽しみがあるはずですし、またそう信じたいものです。 他人はどうあれ、社会がどんなであろうと、まず、自分が心美しく生きてみることです……(本書第三章より)」元気と明るさを失いがちのあなたにおくる心の1冊!

もう投げられへんって、ベェーや がん宣告と闘った野球少年の250日
講談社文庫
突然、右腕に痛みが走った少年ピッチャー。忍びよる「骨の腫瘍」に、不安は次第に色濃く拡がる。治療・闘病に揺れる少年の心には、何が去来したのか? 治療法を求めて各地の病院を訪ねる両親、子どもに病名を告げた母の葛藤、はげます級友の熱き想いなど、迫真の取材で、13歳の生命を閉じた250日を描く感動的記録。
治療・闘病にもがく本人と家族の感動的記録小児ガンで13歳の生命を閉じた少年の心には何が交錯したか.治療法を求めて各地の病院を訪ねる両親,宣告後の葛藤など,迫真の取材で9ヶ月の闘病の日々を描く

小説農産物輸入
講談社文庫
議員秘書・片山道朗のもとに、地元の支持者から重大な情報が入った。小豆輸入に絡んで独占商社が暴利を貪っている――と。片山は持前の行動力で取材を開始した。驚いたことに監督すべき立場の通産省、農水省の官僚たちが、天下り先にトンネル法人を作って巨額の資金を吸い上げていたのだ。悪魔の妨害工作と対決する、息づまる政経アクション! 官僚たちの聖域のもの凄い実態、穀物貴族たちの暗躍で輸入差益は暗渠へと流れていく!
これでは輸入しても米価は下らないわけだ.議員秘書片山に密告電話が入った.安価な海外小豆を国内価格で販売する,その莫大な差額は農家保護のためと称して一部商社と天下り高級官僚が私物化している?!

淀どの哀楽(下)
講談社文庫
豊臣秀吉は茶々を愛し甘やかすが、側室の身は幸せとはいえなかった。激動の戦国に、大切なものは浅井の姫としての誇りであった。秀吉亡き後、遺児・秀頼を守って徳川家康の野望に抗するが、大坂夏ノ陣の炎の中に、武門の娘として潔く滅んでゆく。戦国の男たちの興亡に深くかかわった浅井三姉妹の運命の変転を、美しい茶々の真率な人柄と女の魅力を軸に描く傑作長編小説。<全二冊>

淀どの哀楽(上)
講談社文庫
江北に名高い豪勇の将・浅井長政と、たぐい稀な美しい妻・お市との長女・茶々は、恐れを知らぬかわいい姫君であった。幼いときに伯父・織田信長によって浅井が滅ぼされ、母の再嫁先・越前北ノ庄もまた、豊臣秀吉の手によって落城した時、何事にも敏い茶々は、託された妹たちをかばって、戦国の女の宿命に従い、敵将・秀吉の側室となった。信長、秀吉の影に生きた淀君の生涯を描いた傑作時代長篇。<全二冊>
空中ブランコに乗る中年男
講談社文庫
ほろ苦いユ-モア漂うアメリカ現代小説の粋マ-ク・トウェイン以後の最大のユ-モア作家と讃えられるサ-バ-文学のエッセンス.弱い夫と強い妻という永遠のテ-マを,様々なバラエティで展開する小説集.

広報室沈黙す(下)
講談社文庫
権力に執着しつづける会長、その会長に追従するしか能のない、そのくせ会長を煙たがっている社長、その社長を無視して独断専行に走る常務、面子を潰された復讐心も手伝って、異常なまでにシビアな監査を行う大蔵省――。どこか何かが狂っている企業の中で問われるミドルのビヘイビアを鮮烈に描く問題作! (講談社文庫)
真実を告発する《限りなく事実に近い》小説。権力の座にしがみつく老齢の会長、大人しいだけが取り柄の社長、出世のためには手段を選ばないエゲツない常務など、いずれ劣らぬツワモノが織りなす迫真の長編。

ミッドナイト・コール
講談社文庫
ひとりの夜、女は男からの電話を、ただひたすら待つ。真夜中の電話=ミッドナイト・コール。そこでは男からの誘い、嫉妬、裏切り、女の見栄と欲望……、ひそやかな声が交され、男と女の愛と憎しみの叫びがからみ合うーー。という表題作のほか、男と女の愛の行くえと葛藤を描く、珠玉の11編。

広報室沈黙す(上)
講談社文庫
東京・新宿にある損保界名門の世紀火災海上保険は、大揺れに揺れていた。経済誌「中央経済」に、1年も前の大蔵省監査に絡んで、社内の恥部がデカデカと掲載されたのだ。「こんな記事を書かせていいのか」「なんのための広報課だ」――上層部からの理不尽な圧力に、広報課長木戸徹太郎の悩みは深まる。(講談社文庫)
ミドルは“我が社の恥部”にどう対処するか。新宿に本社を置く某海上火災で実際にあった事件をもとに、会社上層部の醜い権力闘争に立ち向かう広報室課長木戸のビヘイビアを描く。会社員の生き方を問う問題作。

夢の菓子をたべて
講談社文庫
愛と幸せの体験、宝塚歌劇を語るエッセイ。愛の理想、愛の美しさを謳い上げて七十余年、清々しく展開する宝塚歌劇の魅力の秘密を、はじめて説き明かした愛の教科書。
右脳ビジネス
講談社文庫
頭脳のエンジンを全開させるための必読書.人間の脳は二つあるのになぜ心は一つなのかを追求していくうちに見つけた右脳の役割.右脳ブ-ムを巻き起こした著者が贈るビジネスに勝ち残るための頭脳活用法.

柴錬水滸伝 われら梁山泊の好漢(二)
講談社文庫
義を重んじ、財を疎んじ、危うきを助け、苦しむ者を救う、名だたる好漢108人が、不思議の糸に操られ梁山泊に屯集する。ーーへつらいと騙し合いの文武百官のワナにおち、あるいは奸婦の毒牙にかかり、罪を犯した好漢たち。少華山に朱武、桃花山に李忠が、二竜山に楊志・魯達が……。ついに梁山泊に、晁蓋を首領に、呉用を軍師に、林冲ら11人は、義軍たる面目をかけ立ち上った! 宋江・武松も登場し、往くところ風雲を呼ぶ、波乱万丈の疾風篇。腐敗の世に型破りな強ーい男たちがいた。往くところ、風雲を呼ぶ! <全4巻>

小さな国のつづきの話
講談社文庫
「ヘンな子」の正子が、あの奇跡の小人たちと、トモダチになった……。そして、せいたかさんやムックリくん、ヒイラギノヒコやオハナたち、いつか会った大きい人、小さい人がぞくぞく登場、ついにナゾのすみれ色の髪の小人たちも現われる。――なつかしい出会いに満ちた、コロボックル物語全5巻の完結編。