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2024.12.12発売
TOMO KOIZUMI クリエイションブック Stitching Dreams 夢を縫う
デザイナーでアーティストの小泉智貴。服飾専門学校ではなく、国立大学在学中から独学で服作りを始めた異才の人。
2019年2月、世界的に有名なスタイリストであり元『LOVE』マガジン編集長、現『Perfect』マガジン編集長のケイティ・グランドにインスタグラムを通じて才能を見出され、初となるファッションショーをニューヨークで開催。マーク・ジェイコブス、メイクアップアーティストのパット・マクグラス、ヘアスタイリストのグイド・パラオが全面的にサポートとして携わった。この一夜を境に、世界で活躍の幅を広げていく。
2020年、LVMHプライズ優勝者の1人に選出。2021年には、東京2020オリンピックの開会式で国歌斉唱を務めたMISIAが「TOMO KOIZUMI」のマルチカラードレスを着用し話題を呼んだ。同年、毎日ファッション大賞受賞。
また、ニューヨークのメトロポリタン美術館やオーストラリアのヴィクトリア国立美術館にアーカイブ作品が永久収蔵されている。顧客にレディGAGA、サム・スミス、宇多田ヒカル、渡辺直美など。「情熱大陸」でも特集され話題に。
vogue編集長アナ・ウインターもその才能を認めるが、SS AWの年2回のコレクションで企業のスケジュールを要求する大手ファッションコングロマリットからの誘いを断り、独自のクリエイティブで世界展開を図っている。
本書では、服飾専門の教育を受けていない彼が、どうやってクリエイティブを紡ぎ出すか、そしてそれをどう世界に向けて発信するか、クリエイターの秘密を使用する道具なども含め具体的に、ビジュアルと文章で語る。小さなところからスタートできるSNSやマーケティング、ビジネスの手法もアドバイスする。

2024.12.11発売
日本動物民俗誌
講談社学術文庫
山海の神か、田の神か。贄か、神使か、妖怪か――。
サル・キツネ・オオカミ・クマからネコ・トリ・ムシ・サカナまで、日本人は動物たちをいかに認識し、どのような関係を取り結んできたのか。膨大な民俗資料を渉猟し、山/海、家畜/野生、大きさ、人との類似などの基準によってその歴史と構造を明らかに!
25種の動物ごとの章立てで、「事典」的なニーズにも対応。
(解説:小松和彦)
【本書に登場する主な動物たち】
[キツネ]気高き神の使者は、やがて商業神、憑きものへ
[イヌ]化け物の正体を見破る特異な辟邪力
[ネズミ]経典荒らしが転じ、仏法の守護者に?
[オオカミ]なぜオオカミだけ? 「産見舞い」に赤飯を
[ネコ]擬人化の果てに、愛する人の形代に
[サカナ]山神はなぜ毒棘持ちのオコゼを愛したのか
[ウサギ]ウサギvs.サルvs.カエル「動物餅争い」の結末は?
[カニ]甲に浮かぶ悲運の英雄たちの無念
……

2024.12.11発売
教養としてのデータサイエンス 改訂第2版
◆累計5万部を超えるベストセラー改訂!◆
【安宅和人氏(慶應義塾大学環境情報学部教授・LINEヤフー株式会社シニアストラテジスト)推薦!!】
データ×AIドリブンな時代に何が基礎なのか、それを理解したい人はまずこれを手に取りたい。
・これからを生き抜くために知っておきたいキーワードが、この一冊でまるわかり!
・「数理・データサイエンス・AI(リテラシーレベル)モデルカリキュラム」の改訂にあわせ、高等学校「情報1」との連携、生成AIの急速な発展などに対応し、完全準拠の公式テキストがますますパワーアップ!
・フルカラーで見やすく練習問題も充実!
・日本を代表する豪華執筆陣がていねいに解説!
【主な内容】
第1章 [導入] 社会におけるデータ・AI利活用
1.1 社会で起きている変化(樋口知之)
1.2 社会で活用されているデータ(樋口知之)
1.3 データ・AIの活用領域(孝忠大輔)
1.4 データ・AI利活用のための技術(内田誠一)
1.5 データ・AI活用の現場(丸山 宏)
1.6 データ・AI利活用の最新動向(内田誠一)
第2章 [基礎] データリテラシー
2.1 データを読む(川崎能典)
2.2 データを説明する(椎名 洋)
2.3 データを扱う(川崎能典)
第3章 [心得] データ・AI利活用における留意事項
3.1 データ・AIを扱う上での留意事項(中川裕志)
3.2 データを守る上での留意事項(佐久間淳)

2024.12.11発売
カメオ
文芸(単行本)
第171回芥川賞受賞「バリ山行」に先行する著者デビュー作。第64回群像新人文学賞・優秀作が待望の単行本刊行。
本社からの命令で何としても期日までに倉庫を建てなければならないのに、犬を連れた隣地の男・カメオがたちはだかる。不条理な可笑しみに彩られたデビュー作。

2024.12.11発売
ティマイオス
講談社学術文庫
プラトンの主著は何か、と言われれば、たいていは『国家』という答えになるでしょう。確かに『国家』にはプラトン哲学のエッセンスが詰め込まれ、質量ともに主著の名にふさわしいことは間違いありません。しかし、長い歴史の中で最も大きな影響力をもったプラトンの対話篇はといえば、本書『ティマイオス』なのです。
神による宇宙の製作とさまざまな自然学的理論が論じられる後期対話篇である本書は、古来プラトン信奉者たちに重視され、前1世紀から後3世紀にかけての中期プラトン主義とそれに続く新プラトン主義の時代に特権的な地位を占めるに至りました。その伝統が近代にも及んでいることは、ラファエロの有名な壁画《アテネの学堂》でプラトンが手にしている書物が『ティマイオス』であることに、はっきり示されています。
ソクラテス、ティマイオス、ヘルモクラテス、クリティアスの四人を登場人物とする本書は、導入部以外はすべてティマイオスのモノローグで構成されています。おそらくプラトンが創作した架空の人物であるティマイオスが語る宇宙論は、国家においても個人においても理性こそが主導権を握るべきだ、というプラトンの主張を正当化するものとして提示されます。この宇宙は必然や偶然の産物ではなく、理性的な製作者(デーミウールゴス)によって、理性の対象(イデア)を手本として、理性的な魂をもつ生き物として構成された、というのがその骨子です。こうして宇宙が理性によって導かれているのなら、それと類比関係にある国家においても個人においても、気概や欲望ではなく理性が支配することこそが自然にかなった正しいあり方だということになります。本書においてプラトンは、国家と人間のあるべき姿を宇宙全体の構造の中に根拠づけることを企てたのでした。
本書は、それぞれの時代、それぞれの思想家において、さまざまに異なる観点から関心の対象とされてきました。ユダヤ教徒やキリスト教徒は『創世記』の神の世界創造を理解するヒントを本書に求めたでしょう。新プラトン主義者は形而上学的真理のアレゴリーとして本書を読んだでしょうし、錬金術師は神の創造を自らの手で再現するための秘密を本書に読み取ろうとしたかもしれません。そして、自然学者や科学者にとって、宇宙の始まりと物質の究極という科学にとっての永遠のテーマを追究する本書が関心の対象となったことは言うまでもありません。
そうして「プラトニストのバイブル」とまで呼ばれた本書『ティマイオス』は、しかし日本では、なぜかこれまで文庫版が存在しませんでした。この状況を打破するべく、最良の訳者を得て、満を持しての新訳を皆さまにお届けいたします。
[本書の内容]
ティマイオス
訳 註
訳者解説

2024.12.11発売
蔦屋重三郎 江戸の出版プロデューサー
2025年NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」の主人公・蔦屋重三郎。
文化が花開いた江戸時代中期。吉原で生まれ、自らの力だけで出版社を興し、時の権力者に反抗しながら出版プロデューサーとして活躍した蔦重。喜多川歌麿、曲亭馬琴、葛飾北斎らを見出し、謎の絵師・東洲斎写楽を世に送り出した希代のヒットメーカーの波乱の生涯!

2024.12.11発売
新旧論 三つの「新しさ」と「古さ」の共存
講談社文芸文庫
昭和初期に鮮やかに出現し、いまなお文学に関心を抱く者がどこかで出会う、小林秀雄、梶井基次郎、中原中也――
彼らの文芸評論、小説、詩はどこが新しく、どこが古かったのか?
著者は通念にとらわれず、すべてをゼロから読み解くことで、この三人の文学者の表現を徹底的に検討し、思いの外自らに近いところに三人の存在があるという理解に至る。
「早稲田文学」1981年11月号に発表されたものを徹底的に加筆訂正し、1987年7月に刊行された二番目の評論集『批評へ』に収録された長篇文芸評論が37年を経て再刊される。
文芸評論家としての加藤典洋の出発点に再び光が当てられる。

2024.12.11発売
陶淵明
講談社学術文庫
悠然たる隠遁生活と真実を希求する熱い魂!
「人生の節目」に読みたい、沁みる名詩を味わうコンパクトな一冊
「我、五斗米のために腰を折って郷里の小人に向かう能わず(たかがわずかな俸給のために、下っぱ役人にぺこぺこできるか)」
老荘思想に通じ神仙世界への憧れやまぬ詩人は、職を辞し隠遁生活を愉しむ道を選んだ。
きらびやかな修辞を凝らすのではなく、あくまで平易な言葉で自然と人間の諸相、空想世界の奇想を自在に描き出す陶淵明の魅力を、「帰去来の辞」「桃花源の詩」はじめ厳選の名作で堪能する絶好のガイド!
桃源郷を夢想し山海経の怪しい世界に思いを馳せ、酒と自然を楽しむ「田園詩人」の魅力堪能!
【本書より】
彼は同時代の人々からは、「古今隠逸詩人の宗」と評されて、一風変わったところだけが珍しがられたが、四百年後の唐代になって、白居易をはじめとする詩人たちに見いだされ、唐以前の最大の詩人として高い評価を得るようになった。むしろ陶淵明の文学が時代を先取りしていたとさえいえるかもしれない。
陶淵明から千六百年近くのちのわれわれにとっても、彼の文学は時代の変化を超えてなお新鮮な魅力をもちつづけている。人間らしく生きたいという真摯な願い、現世を超越したユートピアへのあこがれ、そして死を正面から見つめる姿勢、彼の文学が扱うこれらのいずれもが、人間の永遠のテーマといえるであろう。
(中略)
「帰去来の辞」はともすれば悟りすました隠遁者の心境の表白として見られがちだが、実は、社会と自分との葛藤に悩みつづけてきた孤独な人物の苦悩を、新生活の第一歩を踏み出すに当たって、かく生きたいという将来の願望の形で投影した作品と見るのがむしろ妥当ではあるまいか。(本書第1章より)
【本書の内容】
第1章 帰ってきた陶淵明
帰去来の辞
園田の居に帰る 其の一・二・五
酒を飲む 其の一・四・五・七・九・十四
郭主簿に和す 二首 其の一
子を責む
第2章 ファンタスティックな陶淵明
五柳先生の伝
桃花源の詩并びに記
酒を止む
山海経を読む 其の一・二・五・九・十
第3章 死を見つめる陶淵明
雑詩 其の一・二・五・六
形影神并びに序 形 影に贈る・影 形に答う・神の釈
挽歌の詩 三首
陶淵明年譜
*本書の原本は、一九九八年に『風呂で読む陶淵明』として世界思想社より刊行されました。

2024.12.11発売
ほんとうのカフカ
講談社選書メチエ
ザムザが「変身」したのは「虫」なのか? 『城』の冒頭でKが到着したのは「村」なのか? 『審判』という表題は『訴訟』とすべきか?
カフカの作品にはいくつもの日本語訳が存在し、多くの人に親しまれてきた。だが、「虫」と訳されてきた『変身』を見ても、「虫けら」と訳したもの、原語のまま「ウンゲツィーファー」と表記しているものが登場するなど、一筋縄ではいかない。しかも、1915年に発表された『変身』は作家が生前に公表した数少ない作品の一つで、むしろ例外に該当する。代表作とされる『城』や『審判』は死後出版されたものだが、作家は確定稿を残さなかったため、ほんとうの構成も、ほんとうの順序も、ほんとうの結末も推測するしかないのが実態である。
没後100年を迎えた作家をめぐるドイツ語原文の編集事情を紹介しつつ、カフカのテクストに含まれる錯綜した問題を分かりやすく伝え、日本語訳の問題を検証する。あなたは、まだ「ほんとうのカフカ」を知らない!
[本書の内容]
序 章 ほんとうの変身
「虫」ではなく「ウンゲツィーファー」?/「ウンゲツィーファー」ではなく「虫けら」?/『田舎の婚礼準備』と『変身』/“insect” ではなく “vermin”?/『メタモルフォーシス』ではなく『トランスフォーメーション』?
第一章 ほんとうの到着
「K」は村に着いたのか/書いたままのテクスト?/等価ではない翻訳/誤訳だけではない問題/手稿をめぐる誤情報/「私」の到着/うさんくさい男たち/「私」は測量技師なのか/不審な「私」/もうひとつの到着/少年か、青年か/悪魔のような息子/愛のしるし/仕掛けられた罠/ほんとうの到着
第二章 ほんとうの編集
「私」はいつ「K」になったか/電話はどこにかけたのか/出まかせの肩書き/アイデンティティの正体/「章」とは何か/矛盾する編集方針/定められた〈冒頭〉/新しい「始まり」と「終わり」/〈本〉ではなく〈函〉/批判版vs.写真版/完結した章と未完結の章/ひとつの〈いま〉と複数の〈いま〉/〈正しさ〉をめぐるジレンマ/「夢」は含まれるか
第三章 ほんとうの夢
「史的批判版」という名の写真版/編集の問題と翻訳の問題/ほんとうの「史的批判版」/編集文献学の必要性/ほんとうの底本/「オリジナル」概念の難しさ/もっとも新しい復刻本?/アカデミーへ「提出する」?/ほんとうの外見/書いたものを観察する/『審判』か『訴訟』か/ヴァリアントの提示/「幹」はあるのか?/「私」が現れて消えるとき/ほんとうの結末/白水社版の意義/丘の上の小さな家/ほんとうの夢
第四章 ほんとうの手紙
タイプライターで書かれた手紙/批判版での手紙の並び/ブロート版では読めない手紙/妹の結婚/ほんとうの手紙/フェリスか、フェリーツェか

2024.12.11発売
チャンドラー講義
文芸(単行本)
「孤独」な探偵マーロウを通して浮かび上がる、「自分の居場所」を探し続けたチャンドラーの人生。
<マーロウ>シリーズにおける「ハードボイルド」のイメージのゆらぎに着目し、
伝記的情報とともにレイモンド・チャンドラーの成長と変化、実存に迫る画期的挑戦。
詩やエッセイ、パルプ作家時代の短編から映画シナリオまで徹底分析。
ファン必読必携、チャンドラー研究の完成形にして決定版!
「フィリップ・マーロウという名前を見るだけでときめく。
ぼろぼろの現実を忘れさせてくれる「夢の男」。
文学史上一度だけ現れた幻とさえ感じていたけれど、
本書によって、その誕生の秘密を知ってしまいました」
――穂村 弘
第一講 イントロダクション
第二講 チャンドラー以前のチャンドラー 詩とエッセイ
第三講 パルプ作家時代 短編小説
第四講 マーロウ登場 『大いなる眠り』
第五講 シリーズの始まり 『さよなら、愛しい人』
第六講 弱者の味方 『高い窓』
第七講 戦争の影 『水底の女』
第八講 チャンドラー、ハリウッドへ行く 映画シナリオ
第九講 依頼人のいない世界 『リトル・シスター』
第十講 キャリアの集大成 『ロング・グッドバイ』(1)
第十一講 チャントドラー文学の到達点 『ロング・グッドバイ』(2)
第十二講 未完のプロジェクト 『プレイバック』

2024.12.11発売
おとなの週末PREMIUM おとなの個室温泉2025
関東近郊50軒600室を網羅、「部屋に露天風呂が付いた宿」だけ集めました!
行動制限が明けた今こそ温泉にいきたい! それでもまだ感染対策はしたい…、家族やカップルでゆっくり温泉につかりたい、大人数の公衆浴場はちょっと苦手…そんな需要に120%お応えします!
ニューオープン、リニューアルオープンの宿から老舗の隠れ宿まで。
眺望自慢、料理自慢など、選りすぐりの宿は、どこもきっと満足いただけます。
旅のメインである温泉を、部屋から出ずに、好きなときに何度でも楽しめる。
夫婦で、家族で、カップルで。大切な人と贅沢な時間を過ごしませんか?
伊豆、箱根、那須、水上、鬼怒川など関東近郊のほか、ちょっと足を延ばして、福島、山形、岐阜などの個室温泉もラインナップ。部屋、部屋付き露天風呂、料理、そして湯船から望む絶景も、全軒オールカラーでご紹介します!

2024.12.11発売
健康食品で死んではいけない
講談社+α新書
「お茶で血圧が下がるなら薬を飲む前に試してみようか」「健康食品でダイエットできるならそれがいちばん楽だもの」「食生活が不規則だからビタミンやミネラルで補うしかない」「健診で指摘された異常値を薬でなく下げたい」「ぐっすり眠りたい」などなど幅広い年齢の人がさまざまな理由で健康食品を生活に取り入れています。
食品由来だから安全、賢く生活に取り入れよう、と考える人は多いはず。実際、健康食品市場は右肩上がりで、メディアは健康食品の広告であふれています。
そこには、健康診断で検査対象になるコレステロール値や血圧、血糖値を下げる作用から、腸内環境、脂肪燃焼、骨粗しょう症予防、性機能改善、認知機能アップ、老化予防、快眠、ダイエットなどなど、消費者が欲しいと思うものばかりです。
しかし、そうした効果をうたう健康食品で被害が後を絶ちません。2024年3月小林製薬による紅麹問題が発覚。被害の大きさに海外でも注意喚起を行った国もあるほどでした。
健康食品がサプリメントの形で濃縮されたことで被害も増加する傾向にあります。また普段飲む薬との飲み合わせでも起こります。医薬品を不法に混入する悪質なケースも多くこちらも毎年何十件と摘発されています。
ではどんな健康食品をどう使えばいいか知りたいものですが、実は医師や薬剤師などの医療職者は健康食品に対する知識はほぼ持っていません。
著者の長村洋一さんは長年、大学で教鞭をとるかたわら、健康食品管理士の育成も担ってきました。
その間、市民向けの講演会でも啓発を行っています。すると参加者から長村さんに要望されたのが、健康食品の危険性と、賢く取り入れるための方法をまとめた本を書いてほしいということでした。
本書では「悩み」別、健康食品の賢い活用法も紹介しています。
ご自分やご家族のセルフケアの基本として、身近な健康食品の常識をアップデートするのに欠かせない1冊です。
〈目次より〉
はじめに
第1章 身近な健康食品の怖い一面
第2章 効果のある健康食品のとんでもない裏側
第3章 栄養素のビタミンやミネラルで知っておきたい危険性
第4章 がんを治せる健康食品はない
第5章 薬との飲み合わせがタブーな健康食品
第6章 「悩み」別、健康食品の賢い活用法
第7章 紅麹問題の真の原因と事故発生の深層
第8章 健康食品で命を落とさないために
おわりに

2024.12.11発売
ワンワン バウワウ
なきごえの ちがう あやしい いぬが きたぞ!
さいしょはびっくり、においをかぎあったりするけれど、
いっしょに走りまわって、
いっしょにごはんを食べたら、
すっかりなかよしに。
ワンワン! バウワウ! アウアウ! ブフブフ! モンモン!
犬のなきごえのくりかえしが楽しい、読み聞かせにもぴったりの絵本です。
国によって、犬のなき方の表現のちがいがあることがわかるので、
海外の国に興味がめばえたお子さんにも。
*読んでもらうなら3歳くらいから
*自分でよむなら6歳くらいから
●●●●●乾 栄里子さんからメッセージ●●●●●
世界のいろんな国で、犬たちはいろんな鳴き方をしています。
ワンワン、バウワウ、ブフブフ、モンモン。
その国の人たちにはそう聞こえるっていうのがおもしろくて、
このお話が始まりました。
世界の犬たちが出会ったら、
言葉はそれぞれ違っても
一緒に遊んで一緒に食べて、
すぐに仲良くなるだろうなと思って書いたお話です。
●●●●●もとやすけいじさんからメッセージ●●●●●
絵を担当するにあたって、さまざまな犬種や原産国などを調べました。
たくさん調べて感じたことは、世界中どんな犬でも、
その土地で暮らす犬は、その国の犬だということ。
すがた形は違っても、
どの犬も可愛く、元気いっぱいに描きたい!
と思いました。
ぼくは犬が好きです。それが伝わる絵になっているといいな。

2024.12.11発売
75歳からのがん治療 「決める」ために知っておきたいこと
健康ライブラリー
【がんとの向き合う方と対処法がわかる!】
本書は、高齢の方ががん治療を選ぶ際に知っていただくと役立つ情報をまとめた一冊です。
がんに罹患する方の半数近くを75歳以上の方が占めています。75歳というのは、日常生活に制限がなく過ごすことのできる期間、健康寿命とされる年齢です。個人差がありますので一律にとは言えませんが、おおよそ75歳を超えると、がんへの対応は、治療の効果と心身への負担のバランスを取りながら考えていくことが大事になります。
しかし、がんの診断を受け、治療方法を話し合うとなると、「すぐに治療をしないと死んでしまうのではないか」とか「歳も歳だし、しんどいことはかなわない」など、いろいろな想いも湧きます。なにをどのように考えていけばよいのかわからず、患者さんもご家族も戸惑うことが多いのです。
がんについて、どのような方針でどのように治療していくかを決めるには、がんを患う人自身の考えを明らかにしておくことが大切です。
巻末には、「がん患者と家族のための考え整理ノート」を付けました。患者さん本人ならご自身で、ご家族の方なら、患者さん本人の考えを聞きながら、考えをまとめられるようにしてあります。
【本書の内容構成】
1 がんのようだ。さて、どうしよう
2 「決める」ために必要なこと
3 認知症があるとき、心配なとき
4 がん治療に取り組む
5 がんとともに暮らす

2024.12.11発売
ハロハロ
2019年度の中学入試で最多出題作となった『リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ』で講談社児童文学新人賞を受賞、『ハジメテヒラク』で第54回日本児童文学者協会新人賞を受賞したこまつあやこ氏新作青春小説。
「何でこの本を読んだの?」
この学校にフィリピンの昔話を知ってる人が、私以外にもいるなんて。
もしかしてフィリピンに興味があるのかも。そう思ったら引き止めずにはいられなかった。
「うちの母親、フィリピン人だから。血はつながってないけど」
木原さんはさらっと言った。ーー本文より。
「韓国ドラマみたいに、日本でフィリピンの番組もたくさん放送とか配信されればいいのにな。
上達すべきは英語のはずなのに、フィリピンが、ジョジュア先生が、気になって仕方がない。」
「レッスン開始ボタンをタップすると、真っ黒だった画面にパッと光があふれた」オンライン英会話を始めた高1ののの花は講師の先生の影響でフィリピンのことをもっと知りたくなってしまい、フィリピンの昔話を読んだことからクラスメートでフィリピン人の家族がいる風羽と仲良くなる。
1 オンライン英会話マグサリタ
2 弾ける泡の数はおんなじ
3 青空とアドボ
4 ハロハロパーティー
5 柿とバナナ
6 Wスカウト
7 Recording
8 Summer mission
9 二度目のエア握手
10 kaya mo yan!
エピローグ

2024.12.11発売
哲学宗教日記 1930-1932/1936-1937
講談社学術文庫
真の信仰を希求する魂の記録!
死後42年たって新発見された幻の日記
『論考』から『探究』へ―大哲学者が書き残した、自らの思考の大転換、宗教的体験、そして苛烈な内面の劇!
“隠された意味”は何か!?
私の本『論理哲学論考』には素晴らしい真正の箇所と並んで、まがい物の箇所、つまり、言ってみれば私が自分特有のスタイルで空所を埋めた箇所も含まれている。1930.5.16
真の謙虚さとは、1つの宗教的問題である。1930.10.18
私はすべてを自分の虚栄心で汚してしまう。1931.5.6
人は職人の比喩に惑わされているのだ。誰かが靴を造るというのは1つの達成である。しかしいったん(手元にある材料から)造られたなら、靴はしばらくの間は何もしなくても存在し続ける。しかしながら、もし神を創造主と考えるのなら、宇宙の維持は宇宙の創造と同じくらい大きな奇跡であるはずではないのか、1937.2.24――<日記本文より>
『論考』がウィトゲンシュタインにとっての原罪であり、それを克服するためにこそ、この日記が書かれたのだという言葉に、おそらく多くの読者が驚き、いぶかしがられることと思う。――<訳者解説「隠された意味へ」より>
*本書の原本『ウィトゲンシュタイン哲学宗教日記 1930-1932/1936-1937』は、
2005年に小社より刊行されました。
【目次】
はじめに
編者序
編集ノート
謝辞
凡例
第一部 一九三〇ー一九三二
第二部 一九三六ー一九三七
コメンタール
コメンタールで使用された参考文献と略号
人名索引
隠された意味へ ウィトゲンシュタイン『哲学宗教日記』(MS183)訳者解説)
訳者あとがき
訳者あとがき補遺(学術文庫化にあたって)

2024.12.11発売
考えるという感覚/思考の意味
講談社選書メチエ
「考える」というのは人間だけに可能な営みなのか? そもそも「考える」とは、いったい何をすることなのか?――本書は、そんな根本的な問いに正面から取り組みます。
『考えるという感覚/思考の意味』というタイトルを見て、おや? と思うかたもいらっしゃることでしょう。本書の原題Der Sinn des Denkensには二つの意味がかけられている、と著者マルクス・ガブリエルは明言しています。一つは、「考えること(Denken)」とは、見ること、聞くこと、触ること、味わうことなどとまったく同じように「感覚(Sinn)」である、という意味。例えば、私たちは見ることでしか色には到達できませんし、聞くことでしか音には到達できません。それとまったく同じように、考えることでしか到達できないものがある――それが本書のタイトルに込められたもう一つの意味である「意味(Sinn)」にほかなりません。
「考える」とは「自然的現実と心理的現実のあいだのインターフェース」だと著者は言います。もっとくだいて言えば、私たちが現実と触れ合う、その接点に生まれるもの、と言い換えてもよいでしょう。その意味で、ガブリエルが「三部作」として構想した三冊のうちの第一作『なぜ世界は存在しないのか』(講談社選書メチエ)で扱われた「世界」と、第二作『「私」は脳ではない』(同)で扱われた「私」との接点に生まれるのが、「考えること」そのものなのです。私たちは、考えることで「かけ離れたいくつもの現実を結びつけ、それによって新たな現実を作り上げる」と著者は言います。つまり、考えるとは「結びつき」を作り、その「結びつき」を認識することです。
「ポストトゥルース」と呼ばれる現実が席捲する一方で、AIによって人間の知的な営みが奪われ、いつかは「考えること」そのものさえ人間には必要なくなるのではないかと考えさせられる今日、もう一度、原点に立ち返って考えること。本書をもって完結する三部作で、著者マルクス・ガブリエルは、人間にしか可能でない未来への希望を語っています。
[本書の内容]
序 論
第1章 考えるということの真実
第2章 考えるという技術
第3章 社会のデジタル化
第4章 なぜ生き物だけが考えるのか
第5章 現実とシミュレーション
本書のおわりに

2024.12.10発売
ベストカーのトラックマガジンfullload VOL.55
自動車雑誌の中でも多くの支持を頂いているベストカーが自信をもってお送りするトラック情報誌です。
最新トラックの新車紹介から道路行政、ドライバーの本音など、業界ナンバーワンのトラック誌は多彩な内容で充実度満点!
■[解説&試乗]燃費性能と安全性能を大幅アップ 新設計AMTで走りも別モノに進化した日野プロフィア2024年モデルを試す
■[解説]ユーザーの声を反映し、ブラッシュアップ 超低床小型BEVの使い勝手が向上 日野デュトロZ EV
■[解説&試乗]AT限定普通免許で運転できる電気トラック エルフミオEV
■[レポート]フィールドスタイルEXPO2024「遊び」に軸足を置いた いすゞエルフの新展開
■[レポート]いすゞのバッテリー交換ソリューション Evisionサイクルコンセプトの全貌
■[解説&レポート]IAAトランスポーテーション2024 世界最大の商用車ショーが提起した トラックと輸送の未来
■[特集]働くクルマの大図鑑20台目 ボトルカー編 飲み物を運ぶ。その究極のカタチ
■[試乗]三菱ふそうeキャンター EVボトルカー街をゆく
他にも多彩な連載でトラックの情報をお届け致します。

2024.12.10発売
庭の話
『暇と退屈の倫理学』『中動態の世界』への刮目すべき挑戦が現れた。
情報社会論より発せられた「庭」と「制作」という提案から私は目を離すことができずにいる。(國分功一郎)
プラットフォーム経済に支配された現代社会。しかし、そこには人間本来の多様性が失われている。
著者は「庭」という概念を通じて、テクノロジーと自然が共生する新たな社会像を提示する。(安宅和人)
*プラットフォーム資本主義と人間との関係はどうあるべきなのか?
ケア、民藝、パターン・ランゲージ、中動態、そして「作庭」。一見無関係なさまざまな分野の知見を総動員してプラットフォームでも、コモンズでもない「庭」と呼ばれるあらたな公共空間のモデルを構想する。『遅いインターネット』から4年、疫病と戦争を経たこの時代にもっとも切実に求められている、情報技術が失わせたものを回復するための智慧がここに。
【目次】
#1 プラットフォームから「庭」へ
#2 「動いている庭」と多自然ガーデニング
#3 「庭」の条件
#4 「ムジナの庭」と事物のコレクティフ
#5 ケアから民藝へ、民藝からパターン・ランゲージへ
#6 「浪費」から「制作」へ
#7 すでに回復されている「中動態の世界」
#8 「家」から「庭」へ
#9 孤独について
#10 コモンズから(プラットフォームではなく)「庭」へ
#11 戦争と一人の女、疫病と一人の男
#12 弱い自立
#13 消費から制作へ
#14 「庭の条件」から「人間の条件」へ
「家」族から国「家」まで、ここしばらく、人類は「家」のことばかりを考えすぎてきたのではないか。しかし人間は「家」だけで暮らしていくのではない。「家庭」という言葉が示すように、そこには「庭」があるのだ。家という関係の絶対性の外部がその暮らしの場に設けられていることが、人間には必要なのではないか。(中略)/「家」の内部で承認の交換を反復するだけでは見えないもの、触れられないものが「庭」という事物と事物の自律的なコミュニケーションが生態系をなす場には渦巻いている。事物そのものへの、問題そのものへのコミュニケーションを取り戻すために、いま、私たちは「庭」を再構築しなければいけないのだ。プラットフォームを「庭」に変えていくことが必要なのだ。(本文より)

2024.12.10発売
SOS部!(1) 絶体絶命のシグナル
青い鳥文庫
桜乃あかりには、だれかが助けを求める姿が「視える」。
その力のせいで仲間外れにされたり、友だちを失ったりしてから、
「友だちはいらない」と、心をとざしていた。
私立中学に入学してしばらくたったころ、あかりの「視える力」――「SOS」が発動!
視えたのは、クラスメイトの市野さん。しかも、市野さんは翌日から学校を休んでしまった。
気になる。でも、どうすればいいの?
いっしょにクラスの「お助け係」をしている、
ノリのいい小野寺くんと、いつも冷静で頭がいい早乙女くんも、
市野さんのことを心配しているけれど……。
<小学中級から。すべての漢字にふりがなつき>