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2024.09.30発売
ドイツ神秘主義叢書12:キリスト教についての対話
創文社オンデマンド叢書
16世紀ドイツの二人のキリスト教神秘主義者による。「聴聞者」「説教者」「死」の三者による対話形式で、真のキリスト教とはを問う。
【目次】
凡例
ヴァレンティン・ヴァイゲル「キリスト教についての対話」(全訳)
登場人物一覧/詳細標題
序章 この世における三人の最も主要な人物についての説明。
第一章 聴聞者は、キリストにより神と本質的に合一されていることを喜ぶが、説教者はこれを迷誤と認め、非難した。
第二章 聴聞者は説教者と、義の帰負の正しい意味について、またいかにしてすべて説教することは、塗油すなわち内的な言葉ないし聴受なしでは無駄であるかについて討論するが、説教者は、それも狂信、と手厳しく批判する。
第三章 キリストの死はわれわれの生である故、われわれにおけるキリストの死によって肉を殺すことが、不可欠であること。説教者はしかし、帰された義によることなく、外からのキリストの死に甘んじる。
第四章 ここに死が、聴聞者の見解と教説を正しいと保証する。それによって説教者は、内的な言葉ないし聴受の否定から生じる甚大な損害を、納得させられる。
第五章 ここでは今一度、死、説教者および聴聞者が語り合い、そして神の人間における必然的な本質的内住は、異端的でも、オジアンダー的でもなく、使徒的であり、預言者的であることが、証明される。
第六章 いかにして、十字架ないしキリストの受難と死が、すべての人びとにおいて空虚にされ否定されるかということ、および十字架につけられた方・キリストを誰一人として説教壇から説教していないということ。その原因となっているのは、外から帰された義である。
第七章 説教者は懺悔告白して亡くなる。聴聞者の弟たち、すなわちヨハネスとパウルスは、説教者が、その自分の純粋な教説を固守しているが無駄であったということと、死に往く者は誰でも、三つのことを放棄しなければならないことを、認める。
第八章 聴聞者は、牧師も立ち会わず、懴悔告白も罪の赦しも礼典もなく死去し、野原に埋葬されるが、彼の弟たち、ヨハネスとパウルスはそのことを大変ひどく悲しむ。死は彼らを慰める。
第九章 説教者が野原で、この弟たちに姿を現わし、死と並んで、自分は暗闇のなかにいるが、聴聞者の方は光のなかにいる、と証言する。また、あの世がこの世のなかにいかにしてあるか、あの世についての報告もなされる。
付録 「対話の著者から読者へ」 「すべての生けるものの結末である死より、すべてのものへ」「師父たちの伝記から 死は甘美な眠りであること」
原・編者註
訳者註(本文に関する/原・編者註に関する)
ヨハン・アルント「真のキリスト教について」(抄訳)
〔一部割愛〕

2024.09.30発売
ドイツ神秘主義叢書10:ドイツ神学
創文社オンデマンド叢書
アダムとキリストとは何者であり、またいかにしてアダムが、われわれにおいて死に、そしてキリストがわれわれにおいて生きるべきか、についての正しい理解を示す高貴な小冊子。
【目次】
『ドイツ神学』扉(一五九七年・アルント版)/凡例/ルター「序文」(一五一六年)/ルター「序文」(一五一八年) アルント「序文」/「序詞」
第一章 完全なものとは何であり、部分的なものとは何であるか、そして完全なものが来る時、人はいかにして部分的なものを捨てるか。
第二章 罪とは何か、またいかなる善も真の善だけに属するものである故に、人はいかにして善を我がものとしてはならないか。
〔中略〕
第十章 いかにして完全な人間は、自分たちが永遠なる善にとって、人間にとっての手であるようにありたい、ということ以外何も求めないか。またいかにして彼らが地獄に対する恐怖と天国への欲求を失ったか。
第十一章 いかにして義なる人がこの世において地獄へ入れられ、そしてそこにおいて慰められ得ないか、またいかにして義なる人が地獄から出されて天国へ移され、そしてそこにおいて悲しまされ得ないか。
〔中略〕
第二十章 いかにして神の霊が時に一人の人間に取り憑いて、この人を支配することがあるか、またいかにして時に悪霊もそうすることがあるか。
第二十一章 神を受け容れるべきでありそして神に従順でありたいと思う者は、すべてのものを、すなわち神、自分自身、そしてあらゆる被造物を受け容れなければならず、また受動的にそして時には能動的に、すべてにおいて従順でなければならない。
〔中略〕
第三十章 いかにして神が真の、純一な、完全な善でいられるか、またいかにして神が光でいられ、そして知性や一切の徳でいられるか。またいかにして人はこの最高で最善の善を最も愛すべきであるか。
〔中略〕
第四十章 人は神を認識することが出来ても愛することが出来ないかどうかという問題。またいかにして真のものと偽りのものという二種類の光と愛があるか。
第四十一章 人は何によって真の神化した人間を見分けることが出来るか、また何が真の神化した人間に属するか。また何が偽りの光あるいは偽りの自由な霊にも属するか。
〔中略〕
第五十章 我意は人間を安息のないものにする。
第五十一章 天国には我がものは何もない、あるいはいかなる人も我がものを持ってはいない。
〔中略〕
第五十六章 神のみを愛し、また敬うこと
原註/訳註/解説/後記/文献目録/索引

2024.09.30発売
ドイツ神秘主義叢書9:ベーメ小論集
創文社オンデマンド叢書
汎智学の神秘、神智学の六つのポイントなどの諸論攷を収録。ヤーコプ・ベーメの全著述の中から、思想的に重要かつ特徴的と思われる比較的小さな部分を選び出し、彼の思想の輪郭と特質を浮かび上がらせた。
【目次】
凡例
I
汎智学の神秘
第一のテクスト
第二のテクスト
第三のテクスト
第四のテクスト
第五のテクスト
第六のテクスト
第七のテクスト
第八のテクスト
第九のテクスト
神智学の六つのポイント
読者に向けての著者の序文
第一のポイント
第二のポイント
第三のポイント
第四のポイント
第五のポイント
第六のポイント
神秘学の六つのポイント、ないしその短い説明
序言
第一のポイント
第二のポイント
第三のポイント
第四のポイント
第五のポイント
第六のポイント
II
恩寵の選び〔部分訳〕
読者への著者の序言
第一章
第二章
第三章
第四章
第五章
キリストへの道〔抄訳〕
第三の書 不動心、あるいは真の放下について
第五の書 精神的生、あるいは超感性的な生について
第六の書 神の観照、あるいは神的観照の高貴なる門
訳註
解説
後記
文献目録
索引(用語・原語)

2024.09.30発売
ドイツ神秘主義叢書8:アウローラ
創文社オンデマンド叢書
アダムの原罪によって「楽園」を追われた人間はどうすれば、神の世界である「天」へと立ち戻ることが可能なのか。キリストの受難によって、罪はあがなわれ、キリストへの「ゆだね」によってこそ、それが可能とする。神学教育をうけたわけではない靴職人によって書かれた本書は、ドイツ神秘主義思想の始まりの書でもある。
【目次】
序言 本書について好意ある読者に寄せる著者の序言
第一章 自然における神的本質の探求について
第二章 いかに神と自然の本質は考察されるべきかについての指針
第三章 きわめて祝福され、勝利に充ちた、聖にして聖なる三重性、父、子、聖霊なる神、そして唯一なる神について
第四章 聖なる天使の創造について。一つの指針あるいは開かれた天上の門
第五章 天使の体的実体、本質および固有性について
第六章 いかに天使と人間は、神の似姿および像であるか
第七章 天使の外廷、場所、居住および統轄について。創造ののち、それらは始めにいかに成立し、またいかにしてそのようになったか
第八章 天使の王国のまったき体について。大いなる秘義
第九章 優雅にして親愛なる、また慈愛深き神の愛について
第一〇章 神的な力における第六の根源=霊について
第一一章 神的な力における第七の根源=霊について
第一二章 聖天使の誕生と到来、および統轄、秩序、そして天上の歓喜の生について
第一三章 ルチフェルの王国の、恐るべき、嘆かわしい、悲惨な堕落について
第一四章 いかにして天上の最も美しい天使ルチフェルが最も忌わしい悪魔になったか
第一五章 ルチフェルにおける罪の始源の、第三の相あるいは形姿について
第一六章 ルチフェルとその天使たちにおける罪の始原の、第七の相あるいは形姿について
第一七章 潰敗せる自然の嘆かわしい惨めな状態、そして聖なる神の統治に代わる四元素の起源について
第一八章 天と地、そして第一日の創造について
第一九章 創造された天、地と水の形姿、そして光と闇について
第二〇章 第二日について
第二一章 第三日について
第二二章 星々の誕生と第四日の創造について
第二三章 地の上方の深みについて
第二四章 星の合=体化について
第二五章 星々の誕生の全身体すなわち全占星学、あるいはこの世界の全身体について
第二六章 土星について
著者の結語。書簡一〇・三八
訳註
後記

2024.09.30発売
ドイツ神秘主義叢書6:永遠の知恵の書・真理の書・小書簡集
創文社オンデマンド叢書
『永遠の知恵の書』『真理の書』はともに対話形式。ゾイゼのキリストとその受難への思いと思想が説かれる。11のショア間を収めた『小書簡集』は、神を求める友人宛ての形式で書かれている。
【目次】
凡例
永遠の知恵の書
前書き
第一部
第一章 人は、知らずに神の導きを受ける
第二章 磔刑前の有様
第三章 十字架にかけられた主の、人間としての有様
第四章 誠実な心に満たされた主の受難
第五章 十字架の下、魂は心から懺悔し、慈しみの赦しを得る
第六章 この世の愛には真なく、しかし神は愛すべきものである
第七章 神はいかに慈しみ深いか
第八章 神を愛する心に、最も不可解と思える、三つのことについての説明。その一、神は酷く怒っているようで、しかも、そんなにも愛情深くありうるのか
第九章 その二、なぜ神は、心の赴くままに、その友から離れ去るのか、また、何によって、神の、偽らざる現在が見分けられるのか
第十章 なぜ神は、現世では(時に)、その友をきわめて悪しき状況に置かれるのか
第十一章 絶え間ない、地獄の苦しみ
第十二章 天国の測り知れぬ喜び
〔中略〕
第十九章 キリストの降架
第二十章 悲しみの中、墓を去る
第二部
第二十一章 死に習熟する手立て、並びに覚悟のできていない死の有様
第二十二章 内的生活をいかに送るべきか
第二十三章 神は、愛を込めて迎えられねばならない
第二十四章 神には常に限りない賛美が寄せられるべきである
第三部
真理の書
前書き
第一章 放下の境界にある人は、単一性に始まり、単一性に終わる
第二章 最高の単一性の中では、異相はありえないか
第三章 人間とあらゆる被造物は、劫初より神に在り、そこから流出した
第四章 放下の人が、神の独り子を通して行うべき、真の帰還について
第五章 放下の人のあるべき姿について、真理が弟子に答えた、高度で、有益な問いについて
第六章 偽りの自由に生きる人たちに欠けているもの
第七章 真の放下に達した人の振舞いは、万事においていかに高貴であるか
小書簡集
前書き
第一の手紙(修道生活を……) 第二の手紙(信仰篤い人の……) 第三の手紙(キリストに倣って……) 第四の手紙(霊的生活に……) 第五の手紙(一人の罪人が……) 第六の手紙(死の時が来れば……) 第七の手紙(指導的立場に……) 第八の手紙(神に在る喜び……) 第九の手紙(神に在って……) 第十の手紙(完全な境界に……) 第十一の手紙(神の御名……)
訳註/解説/文献目録/索引(人名/用語・事項/聖句引用)

2024.09.30発売
ドイツ神秘主義叢書5:ゾイゼの生涯
創文社オンデマンド叢書
13-14世紀のドイツの神秘主義者で、正しい信仰の道を説いた。中世の代表的な宗教書『知恵の時計』の著者の生涯。
【目次】
凡例
ドイツ語著作集『範典』序文
ゾイゼの生涯
第一部 ゾイゼと名乗るドミニコ会修道士の伝記の第一部がここに始まる
前書き
第一章 初心者をおとずれた最初の試練
第二章 不可思議な脱我の現象
第三章 永遠の知恵との聖なる合体
第四章 イエスの愛する御名を胸に刻んで
第五章 初心者を誘う神の慰めの兆し
第六章 幻像
第七章 食事の手はず
第八章 新年の祝い方
第九章 ”Sursum corda“という言葉
第十章 聖母マリア清めの祝日
第十一章 謝肉祭の祝い
第十二章 五月祭の祝い
第十三章 キリストと共に歩いた痛ましき十字架への道
第十四章 沈黙の徳
第十五章 苦行
第十六章 釘の十字架を背負って
第十七章 臥床
第十八章 飲み物の抑制
第十九章 正しい放下を学ぶ叡知
第二十章 痛ましき没落
第二十一章 内なる苦しみ
第二十二章 隣人に救いをもたらす司牧の道
第二十三章 種々の苦難
第二十四章 妹による大いなる苦悩
第二十五章 朋輩による酷しい苦難
第二十六章 人殺し
第二十七章 水難
第二十八章 ささやかな安らぎの時
第二十九章 神との愛の対決
第三十章 苦悩のあまり死に瀕す
第三十一章 受難を犠牲として捧げる褒むべき仕方
第三十二章 受難の現世における報償
第二部 ここに伝記の第二部が始まる
〔以下割愛〕

2024.09.30発売
ドイツ神秘主義叢書4:タウラー説教集
創文社オンデマンド叢書
14世紀のドイツの神秘思想家。ケルン大学に学び、エックハルトとゾイゼの影響を受ける。トマス・アクィナスの神学に依拠するが、キリスト者としての内面的形成を重視した。修道女たちに行った説教を集めたもの。
【目次より】
凡例
「ひとりのみどりごがわたしたちのために生まれ、ひとりの男の子がわたしたちに与えられた」(降誕祭)〔フェター版説教一〕
「子供とその母親を連れ、イスラエルの地に行きなさい」(三王礼拝の前日の晩)〔フェター版説教二〕
「永遠の真理であるわれわれの主イエス・キリストは語った。『わたしの軛は負いやすく、わたしの荷は軽い』」(七旬節前の主日)〔フェター版説教六〕
「ユダヤ人の祭りがあった」(四旬節第一主日の後の金曜日)〔フェター版説教八〕
「喉が渇いている人は、来て飲みなさい」(枝の主日前の月曜日)〔フェター版説教十一〕
「初めに言があった」(枝の主日の前日の晩)〔フェター版説教十五(後半)〕
「これはあなたがたから取り去られて、天に上げられたイエスである」(キリスト昇天祭)〔フェター版説教二十一〕
「思慮深くふるまい、身を慎んで、よく祈りなさい」(キリスト昇天祭の後の主日)〔フェター版説教二十三〕
「わたしたちは知っていることを語り、見たことを証ししている」(三位一体の祝日)〔フェター版説教二十八〕
〔中略〕
「わたしはすべての中に安息を求めた」(マリアの祝日)〔フェター版説教四十六〕
「主なるあなたの神を愛しなさい」(三位一体の祝日後の第十三主日)〔フェター版説教五十四〕
「一同は聖霊に満たされて、話し始めた」(聖霊降臨祭)〔フェター版説教六十e〕
「わたしの肉を食べ、わたしの血を飲む者は、わたしの内にとどまり、わたしもその人の内にとどまる」(聖体の祝日)〔フェター版説教六十f〕
「この人は光について証しをするために来た」(洗礼者ヨハネの誕生の祝日、六月二十四日)〔フェター版説教六十一〕
「あなたがたの見ているものを見る目は幸いである」(三位一体の祝日後の第十三主日)〔フェター版説教六十四〕
「彼らの天使たちはいつも天にいるわたしの父の顔を仰いでいる」(大天使ミカエルの祝日、九月二十九日)〔フェター版説教六十八〕
「わたしはあなたの家に泊まらなければならない」(ケルン大聖堂献堂祭の日、九月二十七日)〔フェター版説教六十九〕
訳註
解説
後記
文献目録
索引

2024.09.30発売
ドイツ神秘主義叢書3:エックハルト論述集
創文社オンデマンド叢書
中世ドイツの神秘主義思想家であるエックハルトによる、聖書の解説書。「説教集」とならぶ重要著作で「神の慰めの書」をふくむ
【目次】
目次
凡例
論述 I 「祝福さるべき哉」の書
(一)神の慰めの書
(二)高貴なる人間について
論述 II 教導講話
論述 III 離脱について
註 論述I 「祝福さるべき哉」の書 (一)神の慰めの書
(二)高貴なる人間について
論述II 教導講和
論述III 離脱について
解説
後記
文献目録
索引(用語人名/聖書引用)

2024.09.30発売
ドイツ神秘主義叢書2:ドイツ語説教集
創文社オンデマンド叢書
神秘思想家が説く「離脱」とは何か? 被造物たる人間が、苦しみや悲しみのなかにあって、どのように高貴で自由であるべきかについての説教集。聖書の記述に基づきながら、語る。
【目次】
凡例
神の御心に従うこと(箴言第二二章第二節についての説教)
脱却して自由な魂(マタイによる福音書第二一章第一二節についての説教)
魂のなかの或る一つの力(ルカによる福音書第一〇章第三八節についての説教)
何故なしに生きること(ヨハネの手紙一第四章第九節についての説教)
神の働き(マタイによる福音書第一〇章第二八節についての説教)
知性と意志(シラ書〔集会の書〕第五〇章第六―七節についての説教)
永遠の現在(シラ書〔集会の書〕第四四章第一六―一七節についての説教)
純粋な一(エフェソの信徒への手紙第四章第六節についての説教)
真の祈り(ヨハネによる福音書第四章第二三節についての説教)
愛について(ヨハネによる福音書第一五章第一六節についての説教)
神のもとに立ち返ること(使徒言行録第一章第四節についての説教)
魂の高貴な力(ルカによる福音書第七章第一四節についての説教)
神との合一
魂の三つの貧しさ(マタイによる福音書第五章第三節についての説教)
神を見ること(ヨハネによる福音書第一六章第一六節についての説教)
無である神を捉えること(使徒言行録第九章第八節についての説教)
神と魂の同等性(ルカによる福音書第一章第六六節についての説教)
神を認識する能力(エフェソの信徒への手紙第四章第二三節についての説教)
魂における神の子の誕生(ルカによる福音書第一章第二八節についての説教)
神を放下すること(シラ書〔集会の書〕第二四章第三〇節について説教)
観照的生と活動的生(ルカによる福音書第一〇章第三八節以下についての説教)
訳註(香田芳樹)
解説1 エックハルトが出会った人々(香田芳樹)
解説2 エックハルトの銀河系(香田芳樹)
解説3 世界的世界への連峰(上田閑照)
後記(上田閑照)
文献目録(香田芳樹)
用語・人名索引(上田閑照)

2024.09.30発売
ドイツ神秘主義叢書1:神性の流れる光
創文社オンデマンド叢書
不自由な身体と盲目の修道女が、口述筆記で遺した神秘体験の記録。神との合一を女性神秘家の豊かな感受性が内的メッセージとして伝える。
【目次】
凡例
序
第一巻
一 愛とお妃との会話
二 三つのペルソナと三つの賜物について
三 魂の乙女たちと愛の仕打ちについて
四 魂は参殿し、神が姿を現すこと
五 地獄の苦しみと恵みについて
〔略〕
第二巻
一 愛は魂に高みを造り、それはわがままを押し通して超人的な努力をしても及ばないこと
二 愛の中で見た人を歌う愛の二つの歌
三 神の舌。真理の光。九つの隊を射抜く神の四本の矢。三位一体。聖母マリアについて
四 哀れな賤女について。洗礼者ヨハネのミサについて。ホスチアの小羊への変容について。天使の美しさについて。四人の聖人について。金貨について
五 魂の神への五つの歌。神が魂の晴れ着であり、魂が神の晴れ着であること
〔略〕
第三巻
一 天の国について。天使の九つの隊について。空白を満たす者。使徒たちと聖母マリアとキリストの座る玉座について。ドミニコ会修道士と殉教者と乙女たちへの褒美について。未洗礼の子供たちについて
二 魂が神に捧げる七つの賛歌。膏薬。躊躇
三 魂が小間使いであるという嘆き。神の愛について
〔略〕
第四巻
一 五つのものを純粋な乙女はもつべきである
二 本書は神から下された。魂は多くのことで讃えられること。魂には二人の天使と二人の悪魔が与えられること。彼女と一二の徳が肉と戦うこと
三 罪ある者たちは神から抜け落ちる。知恵の三つの贈り物について。岩について。乙女たち、つまりキリスト教への賛美について
〔略〕
第五巻
一 三つの悔い改めについて。一〇の効用について。天使の道と悪魔の道について
二 二つの苦悩について。四つの効用について。罪の大集団について
三 神は罪なく得たすべての苦しみと三人の血を秤にかける
〔略〕
第六巻
一 修道院長や女子修道院長、またはそれ以外の長は弟子たちにどのように接するべきか
二 ある司教座教会参事会員への規則について。彼がどのように行動すべきか。これは神が定められたことである
三 神は権威を授ける。ヤギが羊に変容すること
〔略〕
第七巻
一 主イエス・キリストが最後の審判の後に受ける王冠と王位について
二 万霊節にすべての魂のために祈ること
三 謙虚な畏れで絶えず心を見つめることの効用について
〔略〕
訳註 解説 あとがき 文献目録 索引(人名/用語)

2024.09.30発売
西洋法制史料叢書3:バイエルン部族法典
創文社オンデマンド叢書
中世初期のゲルマン諸部族の法の集成。5世紀後半~9世紀初頭にできたラテン語諸部族法典。一部に私法的規定はあるものの、国制、行政法はわずかしかない。贖罪金(ブーセ)の規定、訴訟法的規定がほとんどである。初期ヨーロッパの法律体系を知るための貴重な史料。
【目次】
第一部 レックス・バユワリオールム研究
緒論
第一節 テクスト批判
第二節 範本法典
第三節 法典成立史
第四節 追加条項
結語
第二部 レックス・バユワリオールム邦訳
凡例
一 法典序文
二 法典目次
三 法典本文
訳者あとがき
附録 原語索引

2024.09.30発売
日本経済のシミュレーション分析 最適制御理論の応用
創文社オンデマンド叢書
マクロ経済学の手法であるシミュレーション分析で、均衡理論を使い、日本経済を数値化し、家計や公共活動などの関係と実態をを解き明かす。
【目次】
はしがき
第I部 基礎編
第1章 シミュレーション分析の基礎
第1節 模型分析
第2節 計量経済模型の内部構造
第2章 計量経済模型の具体例
第1節 線型計量模型
第2節 非線型計量模型
第3章 計量経済模型の応用例
第1節 ティンバーゲンの固定目標方式
第2節 タイルの選好関数方式
第4章 最小自乗法と共分散分析
第1節 単一方程式模型の回帰分析
第2節 線型回帰模型の共分散分析
第5章 計量経済模型のシミュレーション
第1節 連立方程式模型の推定方法
第2節 非線型連立方程式模型の解法
第3節 テストとシミュレーション
第6章 最適制御シミュレーション
第1節 制約条件と目的関数
第2節 解法アルゴリズム
第II部 応用編
第7章 日本経済の軌道
第1節 経済成長と景気循環
第2節 景気循環の展開過程
第8章 計量経済模型(JENMACRO)の作成準備
第1節 模型分析の枠組
第2節 JENMACRO, Mark I の試作
第9章 計量経済模型(JENMACRO)のテスト
第1節 JENMACRO, Mark I の改訂作業
第2節 最終テストと事後予測
第10章 オイル・ショックと日本経済の対応
第1節 予測用 JENMACRO, MARK III の開発
第2節 JENMACRO, Mark III の最終テストと予測
第11章 激動期の計量経済模型
第1節 制御対象(JENMACRO, Mark IV)の準備)
第2節 JENMACRO, Mark IV の作成
第12章 最適制御シミュレーションの分析結果
第1節 計算準備
第2節 基本的な分析結果
第3節 暫定的な結論
題
引用文献
人名索引
事項索引

2024.09.30発売
札差事略(下)
創文社オンデマンド叢書
江戸幕府の旗本や御家人に支給される俸禄米の受取・売却を請け負った「札差」と呼ばれる商人に関する資料が一橋大学図書館に収蔵されている。膨大な史料を整理した貴重な書籍が本書である。全三巻。
1817年に成立した、江戸の札差株仲間が編纂した同業組合の史料である。1724年の株仲間創始からの主要事件を、種類別、年代順に編集している。惣首書、御番所、御蔵方、御改正、条目帳、運送方などの記録があり、全35巻38冊よりなる。江戸期の商業を知るための貴重な史料である。
【目次】
例言
札差事略廿四 運送方之部一
札差事略廿五 運送方之部二
札差事略廿六 札差料之部
端石米之部
年賦金之部
札差事略廿七 米売方之部
札差事略廿八 札差株之部一
札差事略廿九 札差株之部二
札差事略三拾 御書替之部
札差事略卅一 請附込之部一
札差事略卅二 諸附込之部二
札差事略卅三 附録一
札差事略卅四 附録二
札差事略卅五 附録三

2024.09.30発売
札差事略(中)
創文社オンデマンド叢書
江戸幕府の旗本や御家人に支給される俸禄米の受取・売却を請け負った「札差」と呼ばれる商人に関する資料が一橋大学図書館に収蔵されている。膨大な史料を整理した貴重な書籍が本書である。全三巻。
1817年に成立した、江戸の札差株仲間が編纂した同業組合の史料である。1724年の株仲間創始からの主要事件を、種類別、年代順に編集している。惣首書、御番所、御蔵方、御改正、条目帳、運送方などの記録があり、全35巻38冊よりなる。江戸期の商業を知るための貴重な史料である。
【目次】
例言
札差事略拾二 御藏方之部一
札差事略拾三 御藏方之部二
札差事略拾四 御藏方之部三
札差事略拾五 御藏方之部四
札差事略拾六 御藏方之部五
札差事略拾七 御改正之部一
札差事略拾八 御改正之部二
札差事略拾九 御改正之部三
札差事略貳拾 御改正之部四
札差事略廿一 御改正之部五
札差事略廿二 條目向之部一
札差事略廿三 條目向之部二

2024.09.30発売
札差事略(上)
創文社オンデマンド叢書
江戸幕府の旗本や御家人に支給される俸禄米の受取・売却を請け負った「札差」と呼ばれる商人に関する資料が一橋大学図書館に収蔵されている。膨大な史料を整理した貴重な書籍が本書である。全三巻。
1817年に成立した、江戸の札差株仲間が編纂した同業組合の史料である。1724年の株仲間創始からの主要事件を、種類別、年代順に編集している。惣首書、御番所、御蔵方、御改正、条目帳、運送方などの記録があり、全35巻38冊よりなる。江戸期の商業を知るための貴重な史料である。
【目次】
刊行の辞
解題
例言
札差事略一之上 御番所向首書
札差事略一中前 御藏方向 御改正向 首書
札差事略一中後 條目帳向首書
札差事略一之下 運送方向 札差料向 端右米向 年賦金向 米売方向 札差株向 御書替向 諸附込向 附録
札差事略二 御番所之部一
札差事略二 御番所之部二
札差事略四 御番所之部三
札差事略五 御番所之部四
札差事略六 御番所之部五
札差事略七 御番所之部六
札差事略八 御番所之部七
札差事略九 御番所之部八
札差事略拾 御番所之部九
札差事略拾一 御番所之部拾

2024.09.30発売
社会学および経済学の「価値自由」の意味
創文社オンデマンド叢書
ウェーバーの「価値自由」ほど議論が繰り返され、誤解されてきた概念は少ない。本書はこの概念をめぐる古典的な論文の邦訳であり、この概念をめぐる初期論文の邦訳である。社会科学と個人の価値判断の間に横たわるたえざる緊張を鋭く分析し、社会科学を学ぶ者の基本的な態度について限りない示唆を与えてくれる。
【目次】
社会学および経済学の「価値自由」の意味
一 大学の教壇における価値判断
二 科学の価値判断からの「自由」の問題
訳者あとがき

2024.09.30発売
西洋法制史料叢書4:ザクセンシュピーゲル・ラント法
創文社オンデマンド叢書
著者アイケ・フォン・レプゴウ(Eike von Repgow 1180頃 - 1233頃)は、ザクセンの騎士である。1225年、当時の法律(ラント法と封建法)をラテン語でまとめた書物です。その後本書は、ファルケン伯ホイアーの要請によってドイツ語になった。公的な記録ではなく、私的な記録ではあったが、本書が元になって編纂されたザクセン法典は、19世紀まで効力を持った。
記載当時は、口頭での伝承によって事件や紛争などの解決が図られていたが、文書化されたことで体系化の出発点となった。中世ドイツの法律の実際を知るための最重要史料である。本書は、そのなかのラント法の邦訳です。
【目次】
凡例
ザクセンシュピーゲル・序文
序詩 詩節形の
序詩 対韻句形の
序言
序文
諸侯主の出自
ザクセンシュピーゲル・ラント法
第一巻
第二巻
第三巻
内容目録
訳者あとがき

2024.09.30発売
西洋法制史料叢書2:サリカ法典
創文社オンデマンド叢書
フランク人サリー支族が建てたフランク王国の法典である。成立は、六世紀初頭とされ、メロヴィング朝グローヴィス王の時代にあたるとされる。記述はラテン語。ローマ法とは異なり、固定金額による金銭賠償(贖罪金)規定が多い。自力救済を基礎に置いていたことも特徴である。
【目次】
第一部 レックス・サリカ序および跋文邦訳
はしがき
一 レックス・サリカ写本の種類および系譜
二 レックス・サリカ序および跋文解説
三 レックス・サリカ序および跋文邦訳
第二部 レックス・サリカ本文邦訳
凡例
目次
サリカ法典
第三部 サリカ法典のマルベルク註釈
一 はしがき
二 マルベルクの意義、註釈の用語
三 註釈の由来
四 註釈挿入の目的
附録 サリカ法典について
訳者あとがき
ラテン原語索引

2024.09.30発売
西洋法制史料叢書1:リブアリア法典
創文社オンデマンド叢書
フランク時代(481~9世紀末)のゲルマン部族法一つである。法典の成立時期は、6世紀前半~8世紀に継続的に書かれたものと推定されている。フランク部族に属するリブアリ族の慣習法の一部が成文化されたものが、「リブアリア法典」にあたる。
サリカ法典の、のちにはブルグント法典の影響下に成立したとされるが、本文89章と追加勅令で構成され、刑法的規定がほとんどである。初期法典の貴重な史料である。
【目次】
第一部レックス リブアリア
第一章 自由人の毆打について
第二章 流血(の傷害)について
第三章 骨折について
第四章 剌傷について
第五章 損傷について
第六章 去勢について
第七章 殺人について
第八章 奴隸の殺害について
〔略〕
第十一章 國王の從士たる者の殺害について
第十二章 婦女の殺害について
第十三章 少女の殺害について
〔略〕
第十六章 捕獲せられたる人について
第十七章 放火について
第十八章 家畜群について
第十九章 奴隸の毆打について
第二十章 奴隸の流血(の傷害)について
第二十一章 奴隸の骨折について
第二十二章 奴隸による自由人の骨折について
〔略〕
第三十章 奴隸を(法廷に)出頭せしむべきことについて
第三十一章 自由人を(法廷に)出頭せしむべきことについて
第三十二章 召喚について
第三十三章 アネファンク(Anefang)について
第三十四章 自由人又は婦女の掠奪について
第三十五章 他人の妻を掠奪したる者について
第三十六章 種々の殺人又は贖罪金について
第三十七章 婦女のドス(Dos)について
第三十八章 罪なき人を國王に彈訴する者について
第三十九章 自由人たる婦女の手又は腕に觸れたる者について
第四十章 所有主の承諾なした馬に乘ることについて
第四十一章 自由人の捕縛について
〔略〕
第四十六章 人の殺害したる場合の四足獸について
第四十七章 追跡(spurfolge)について
第四十八章 相續人なしに死する人について
第四十九章 アファトミー(Affatomie)について
〔略〕
第六十七章 男子(息)を遺さざる者について
第六十八章 路上に(投げられて)響く骨又は流血なしに(折られたる)骨について
第六十九章 國王に對し忠誠を失へる者について
〔後略〕

2024.09.30発売
徳川禁令考 別巻
創文社オンデマンド叢書
明治初期に新政府の大木喬任が旧幕臣の司法省官吏菊池駿助らに命じて編纂した江戸幕府の法令集である。「武家諸法度」など江戸幕府が出した主要な法令が収録されているものの、幕府の法令自体が多すぎ全てが収録されているわけではない。
【目次より】
享保度法律類寄 目次
逆罪附不仁
火附
盜賊
人殺
巧事 謀書 謀判 強訴 越訴
掟背
密通
不念
牢溜欠落附破御仕置
博奕の事
酒狂致し刀脇差にて人に疵付候者の事
酒狂にて人を打擲致し候者の事
酒狂にて諸道具損させ候者の事
引負金の事
棠蔭秘鑑 元 目次〔公事方御定書上卷〕
棠蔭秘鑑 享 目次〔公事方御定書下卷〕
棠蔭秘鑑 利 目次〔御定書ニ添候例書〕
寺社方御仕置例書
棠蔭秘鑑 貞 目次〔御書付類〕