新刊書籍
レーベルで絞り込む :

1986.08.18発売
伊達政宗(3)
血がたぎるほどの叛骨魂を秘めながら、豊臣秀吉という悍場(かんば)を操って、さまざまな危機を脱した政宗。だが、その眼前に、こんどこそ尋常一様ではおさまりそうにない事態が起きた。関白秀次と結んで企てたという謀叛の嫌疑!!絶体絶命の渕に立って、政宗は、いかなる捌(さば)きでこの荒波を乗り切るのか?

1986.08.18発売
伊達政宗(2)
政宗を万海上人の生まれかわりとする期待が大きければ大きいほど、その反動もまた大きい。生家と伊達家の滅亡をおそれ、ひそかに政宗殺害を企てる実の母と実の弟の、肉親ゆえにこそ激しく厳しい愛憎の渦巻。だが、この試練を乗りこえなければ人間政宗の成長はなかった。政宗は涙をのんで弟を斬る!

1986.08.18発売
伊達政宗(1)
永禄10年(1567)、伊達政宗は奥羽米沢城に呱々(ここ)の声をあげた。時は戦国、とはいえ、一代の英雄織田信長によって、戦国も終熄(しゅうそく)に向かい始めていた。しかし、ここ奥羽はこの時期こそ、まさに戦国動乱のさなかだった。激動の時代を生きた英傑独眼竜政宗、その生涯の幕開けである――。

1986.08.18発売
毛利元就(2)
尼子6万の大軍が吉田郡山城を囲む。対する毛利元就の総勢はわずか7000。長子隆元を人質としてまで頼った大内義隆からの援軍もなく、城を枕に討死覚悟の将士に元就は自信に満ちた声で告げる。「この戦、勝った!」。元就のあざやかな智略……。だが皮肉にも、その勝利が、元就をいっそうの苦難へ追いこんでいく。

1986.08.18発売
新太平記(2)
楠木正成の天皇奪回の工作は成功し、後醍醐は隠岐を脱出、名和長年(なわながとし)に奉ぜられ船上山(せんじょうざん)に倒幕の旗をかかげた。正成も千早城に籠り幕府大軍を悩ませる。機を見るに敏な足利高氏(たかうじ)幕府を裏切り京都を占領。新田義貞もまた関東に兵を挙げ、鎌倉を攻撃した。1333年5月。権勢をふるった北条氏は遂に亡んだ。
1986.08.14発売
私の青春日めくり
文芸(単行本)
人間らしくと精一杯生きてきた青春の日の暦人間らしくと精一杯生きてきた苦渋に満ちた秘められた自らの青春の日々を振り返って,いま迷っているあなたの心の支えにと願って贈る最新長篇エッセイ.

1986.08.13発売
新太平記(1)
天皇親政を願い、ひそかに鎌倉幕府覆滅を策した後醍醐は、こと露顕し笠置山に逃れた。天皇の檄(げき)に応じた楠木正成は金剛山の小城赤坂に兵を挙げた。自軍に100倍する幕府軍を思うがままに翻弄する正成の軍略。しかし笠置が陥落、後醍醐天皇は捕われ、隠岐に流された。地下に潜り、再起をはかる正成……。

1986.08.12発売
毛利元就(1)
応仁の乱から30年。世はまさに乱世。中国地方もまた、山口に大内義興(おおうちよしあき)が前将軍足利義尹(あしかがよしただ)を擁して上洛をねらい、出雲には老虎尼子経久(あまこつねひさ)が牙を光らせていた。その二大勢力の間に揺れる小国安芸の毛利家に生まれた元就。かりそめの平和は父弘元の死で終止符を打たれた。10歳のみなし児城主の運命は‥‥‥。
1986.08.11発売
白バラが紅く散るとき ヒトラーに抗したゾフィー21歳
講談社文庫
ヒトラーに抗し処刑された若き女性の航跡.正義感が強くて自由を愛するゾフィーの性格が,ナチスの非人間的な暗黒政治に立ち向かわせたのだった.妹や友人達の証言や日記・手紙で綴る感動のドキュメント.

1986.08.11発売
ふしぎの国のアリス
青い鳥文庫
川べりで本を読んでいるおねえさんのそばでこしをおろしていたアリスは、「……きっと、もうまにあわないぞ。」と、ひとりごとをいい、チョッキのポケットからとけいをとりだしたうさぎを追いかけて、うさぎのとびこんだあなにとびこみましたが――ふしぎな冒険と、ウイットあふれることばあそびで知られるイギリスのファンタジー童話の古典。

1986.08.11発売
ぼくらの夏は山小屋で
登山が大すきな子どもたちは、夏休みのほとんどを山ですごすことになって、大喜び。食事作りもそうじも、みんな自分たちで、とはりきっていた。ところが、子どもたちだけで山に登った日、思わぬ事故にまきこまれてしまう……。
講談社児童文学新人賞受賞の力作長編。
1986.08.08発売
敗北への凱旋
講談社文庫
片腕のピアニストが遺した曲と詩の謎とは?戦後間もなくの横浜中華街で起きた連続殺人事件は,戦前から戦後にかけての,男と女の哀しき人生の終着だった.その真相を解く鍵は,被害者の遺した楽譜だった!

1986.08.08発売
釣りキチ旅日記
講談社文庫
人気まんが家が語る、釣りの楽しさ、あれこれ集。雪深い東北の農村でのカジカやイワナの釣り、太平洋でブルー・マーリンを相手の豪快なトローリング、アラスカのサーモン・ダービーなど、釣り好きのキミのハートを把えずにおかない、刺激的話題が満載の本。詩情あふれるイラストも、読者のハートを間違いなく直撃! 「釣りキチ三平、それはボクの少年時代です」と語る著者が熱っぽく展開する、大自然の中でのスポーツ・フィッシング讃歌。
1986.08.08発売
垂直の死海
講談社文庫
大企業の専制を逆手に取って企らむ完全犯罪巨大自動車会社が支配する地方都市を背景に大企業という要塞の中で君臨する男たちと,彼らに蹂躙される人々の抵抗を,損害査定員の調査を通して描く本格長編推理
1986.08.08発売
昔話十二か月(八月の巻)
講談社文庫
昔話を十二か月に分けた昔話歳時記八月の巻一面の稲田を風が渡り,稲の甘い香りを運んでくる.お盆が過ぎると村里では旅芝居が始まる.炎暑・雷・盆・閻魔さま・幽霊などにちなんだ真夏の昔話を収める.

1986.08.08発売
満鉄特急あじあ物語
講談社文庫
昭和9年11月1日午前9時、「あじあ」第一号列車が、大連駅から新京に向けて出発した。展望一等車、食堂車など6輌の豪華客車を牽引する、2C1流線形過熱テンダ機関車パシナ形。時速120キロ、動輪径2メートル。満鉄が世界に誇る超高速列車であった……。世界一の栄光の蒸気機関車の、誕生から最期まで、栄光と悲劇を描く。
夢の特急あじあ号誕生から終焉までのロマン大陸の緊迫した状況の中で,関東軍の圧力に抗しながら特急開発に心血を注いだ満鉄マンたちの鉄道屋魂.ソ連侵攻によって消え去るまでの,特急あじあ号の一部始終

1986.08.08発売
語りつぐ経営 ホンダとともに30年
講談社文庫
ホンダ、奇蹟の成長はなぜ実現したのか! ホンダの町工場の時代から奇跡の成長のすべてを体験してきた、当事者の元副社長が綴る、その発想力、実践力、人間哲学の全て。偉大なバイタリティーの秘密を、はじめて明かすーー資本金100万円で、昭和23年に設立された小さな会社が、30数年で売上高2兆2千億円(昭和60年度)のビッグ・ビジネスに……。わが国の戦後経済発展の象徴として有名なホンダの奇跡は、どのような経営と生産現場によって実現したのか? 本田・藤沢の名コンビとともに、今日のホンダを築き上げた著者が、30年の歩みを的確に分析した好著。

1986.08.08発売
寝台特急あかつき殺人事件
講談社文庫
大阪で私立探偵を開業する元刑事が、久々の上客にありついた。若い未亡人に同行して佐世保へ行ってほしいとの依頼。美女のエスコート役だ。2つ返事で「あかつき」に乗り九州へ向かう彼は、同じ頃九州の他都市で殺人犯に擬せられているのを全く知らない!著者の旅行ミステリーの代表的長編。

1986.08.08発売
妖のある話
講談社文庫
中国史を彩った美女の魔力。美女に迷って暴走する男たちの本性と、女の妖態を軽快につづる女性論エッセイ。女の「妖しさ」はどこからくるのか? ーー美女には、時代によって、はやりすたりがあり、好みにも個人差がある。男心をかき立てる「妖女」の魅力とは何? 少女が見せる妖、男装の女武人の倒錯美、愛らしい醜女の心根、病身美人の抗しがたい良さなどなど、男を刺激し翻弄する、妖しくも愛すべき女。博識のフェミニストが軽快に、女性の魅力を語るエッセイ集。

1986.08.08発売
終焉の姉妹(下)
講談社文庫
生まれた子を抱いて、着のみ着のまま生家のある長崎を去り、戦災孤児や浮浪者がたむろする駅舎、場末の売春窟やヤミ市街を転々とする、妹キヌ子。家族のため広島へ嫁した姉のサトにも、悲惨な生活が待っていた……。姉とともに混血児を生まされた妹を中心に、戦争に翻弄された9人のきょうだいの悲劇を描く。