たのしいムーミン一家

マイページに作品情報をお届け!

たのしいムーミン一家

タノシイムーミンイッカ

青い鳥文庫

世界中にファンがいる、フィンランドからの贈り物「ムーミン童話」シリーズ。
全部で9冊ありますが、日本でもっとも読まれているのが、この『たのしいムーミン一家』です。

勇気があってやさしいムーミントロールや、孤独を愛するスナフキン、おくびょうなスニフ。仲よしの3人が、ふしぎな黒いぼうしを見つけたことではじまるおかしな冒険。

雲にのって空を飛んだり、すがた形をかえたり、ジャングルがあらわれたり。

どんなにはらはらしても、さいごはムーミンママのすてきなパーティーと、みんなの願いをかなえるふしぎな魔法で幸せに幕をとじます。

さあ、あなたもムーミン谷に仲間入りしてください!


目次

もくじ
はじめに
第一章 ムーミントロールと、スナフキンと、スニフがまもののぼうしを見つける。あらわれた五つの小さな雲。ヘムレンさんがあたらしいたのしみを発見する。
第二章 ムーミントロールがおかしなすがたにかわる。そのかたきに、ありじごくのすがたをかえてやる。それからムーミントロールとスナフキンは、こっそりと夜の探検にでかける。
第三章 じゃこうねずみがおそろしい経験をする。どうやって、ムーミン一家がニョロニョロの島を見つけ、この島でヘムレンさんが、あやうくいのちをなくしそうになったか。大夕立にあうこと。
第四章 ニョロニョロが夜おそってくる。おかげでスノークのおじょうさんが、髪の毛をなくす。はなれ島でのいちばんめざましい発見。
第五章 飛行おにのさがしてる「ルビーの王さま」。マメルクをつった話。どうしてムーミンやしきがジャングルにかわったか。
第六章 トフスランとビフスランが、ふしぎなスーツケースをもってあらわれる。モランが、それをおいかけてくる。スノークが裁判をする。
第七章 スナフキンの旅だちと、ふしぎなスーツケースがひらかれること。なくなったムーミンママのハンドバッグが見つかって、おいわいのパーティーがひらかれたこと。さいごに飛行おにが、ムーミン谷にやってきたこと。
解説 ヤンソンさんとムーミン童話  山室 静

書誌情報

紙版

発売日

1980年10月29日

ISBN

9784061470446

判型

新書

価格

定価:638円(本体580円)

ページ数

261ページ

シリーズ

講談社青い鳥文庫

著者紹介

著・絵: トーベ・ヤンソン(トーベ・ヤンソン)

1914年8月9日フィンランドの首都ヘルシンキ生まれ。ストックホルムとパリで絵を学ぶ。1948年に出版した『たのしいムーミン一家』が世界中で評判に。手がけたムーミン童話は、『ムーミン谷の彗星』『たのしいムーミン一家』『ムーミンパパの思い出』『ムーミン谷の夏まつり』『ムーミン谷の冬』『ムーミン谷の仲間たち』『ムーミンパパ海へいく』『ムーミン谷の十一月』『小さなトロールと大きな洪水』の9冊。その他の著書に、自伝的小説『彫刻家の娘』や自身の母親と姪を描いた短編集『少女ソフィアの夏』、絵本に『さびしがりやのクニット』などがある。1966年国際アンデルセン賞、1984年フィンランド国民文学賞受賞。2001年6月没。

訳: 山室 静(ヤマムロ シズカ)

1906年鳥取県鳥取市生まれ。文芸評論家、翻訳家。現在の東北大学文学部卒業。元日本女子大学教授。おもな著書に『北欧文学の世界』『アンデルセンの生涯』(毎日出版文化賞受賞)『山室静著作集』(平林たい子文学賞受賞)など。「ムーミン童話」シリーズをはじめ、アンデルセンやリンドグレーンなど、北欧の児童文学を多く日本に紹介した。2000年没。

既刊・関連作品一覧

関連シリーズ

BACK
NEXT