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日本語誤用・慣用小辞典
ニホンゴゴヨウ・カンヨウショウジテン

「おざなり」と「なおざり」はどう違うのか? 意外に気付かない言葉の落とし穴に「的を得た」指摘で「印籠を渡す」。豊富な実例から楽しく語る「汚名挽回」の一冊。
一姫二太郎――あるサラリーマンの奥さんが、御主人の上司の子供さんあてにクリスマス・プレゼントを送った。御主人はつねづね「部長のところは一姫二太郎だ」と言っていたので、奥さんは三人分送った。ところが御主人から「部長のところは子供はふたりなのに、なんで三人分送ったのだ」と叱られたという話がある。こういう行き違いが起こるので、この言い慣わしを使うときは気を付けなけれはならない。「一姫二太郎」というのは本来子供が生まれる順序の理想を言っているので、最初に女の子、二番目に男の子の順序が、その逆よりはよいということである。女の子は病気をしにくくて育てやすいので、母親はまず女の子で育児に慣れておけば、次に育てにくい男の子が生まれても大丈夫だということである。――本書より
目次
●「おざなり」と「なおざり」
●「かつて」と「かって」
●「気がおけない」と「気がおける」
●下熱と解熱
●白羽の矢を射止める
●準備と用意
●所詮と結局
●汚名挽回
●「絵に描いた」と「絵に描いたような」
書誌情報
紙版
発売日
1991年03月15日
ISBN
9784061490420
判型
新書
価格
定価:792円(本体720円)
通巻番号
1042
ページ数
250ページ
シリーズ
講談社現代新書
著者紹介
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