年中行事覚書

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年中行事覚書

ネンジュウギョウジオボエガキ

講談社学術文庫

日本人の労働を節づけ生活にリズムを与え、共同体内に連帯感を作り出す季節の行事。本書は、各地に散在するそれらなつかしき年中行事の数々を拾い蒐め、柳田民俗学の叡知で照らした論集である。著者の比類なき学識と直観は、固くむすぼおれた古俗・伝承の糸口を鮮やかに解きほぐし、その成り立ちや隠された意味、また相互の連関を明らかにしていく。芳醇な筆致にのせて読者を日本農民の労働と信仰生活の核心に導きゆく名著である。


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目次

1 年中行事
  1.民間の年中行事
  2.節と節会
  3.節句は節供が正しい
  4.餅と節供
  5.霜月粥
  6.神の去来と風雨
  7.神送りの起原
  8.百姓恵比須講
  9.朔日と十五日
  10.餅と祝い
  11. 祭と季節
2 歳時小記
  1.はしがき
  2.にお積み(正月十六日)
  3.鉦起し(正月十六日)
  4.だまり正月(正月二十日)
  5.蜂の養生(正月二十日)
  6.二十五日様(正月二十四日)
  7.初三十日(正月晦日)
  8.犬の子正月(二月朔日)
  9.大まなこ(二月八日)
  10.衿懸け餅(二月八日)
  11.おかた逐出し(二月九日)
  12.伏せ馬(二月初午)
  13.やせ馬(二月十五日)
  14.日のお伴(春の彼岸)
  15.山磯遊び(三月三日)
  16.梅若忌(三月十五日)
  17.卯月八日(四月八日)
  18.豆炒り朔日(五月朔日)
  19.耳くじり(五月五日)
3 春おこない
4 三月節供
5 卯月八日
6 サンバイ降しの日
7 六月朔日の雪
8 眠流し考
9 犬飼七夕譚
10 精霊二種のこと其他
11 おくんちのこと
12 十月十日の夜
13 亥の子のこと
14 案山子祭
15 ミカワリ考の試み
16 臼の目切り
17 二十三夜塔
  1.古道と新道
  2.辻の立石
  3.子供の祭る神
  4.道の神と馬の首
  5.話は庚申の晩
  6.庚申といろいろの動物
  7.仏教の影響
  8.日待月待
  9.二十三夜に祭る神
  10.神の微行
  11.人魚を食べた人
  12.霜月三夜
  13.跡隠しの雪
  14.杖立清水・大根川
  15.弘法機・宝手拭
  16.猿と染屋@

書誌情報

紙版

発売日

1977年03月08日

ISBN

9784061581241

判型

A6

価格

定価:990円(本体900円)

通巻番号

124

ページ数

268ページ

シリーズ

講談社学術文庫

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