
マイページに作品情報をお届け!
民間暦
ミンカンレキ
- 著: 宮本 常一

民間に古くから伝えられてきた行事の多くは、地方によってその方法を異にし、雑多な様相を呈しているが、その底には各地共通の原則が見られる。本書は、そのような行事のひとつひとつを自らの足でつぶさに探し求め、地域の特異性を考慮しながら、それらを体系化することによって日本人一般のものの考え方、労働の仕方を浮き彫りにしたものである。常民の暮らしの折り目をなす暦の意義を詳述した、宮本民俗学の代表作の1つといえよう。
- 前巻
- 次巻
オンライン書店で購入する
目次
●新耕稼(こうか)年中行事
はしがき
タキギとり
ワラ細工
農具ごしらえ(1)
農具ごしらえ(2) ほか
●民間暦
・第1部
民間暦研究の跡
年中行事と民間暦
行事と日
行事と月
行事と風土 ほか
・第2部
物忌(ものいみ)
みそぎはらい
籠居(ろうきょ)
斎主(さいしゅ)
神を招く木 ほか
書誌情報
紙版
発売日
1985年12月05日
ISBN
9784061587151
判型
A6
価格
定価:1,210円(本体1,100円)
通巻番号
715
ページ数
346ページ
シリーズ
講談社学術文庫
著者紹介
オンライン書店一覧
関連シリーズ
-
死と生の民俗
-
日本動物民俗誌
-
「大東亜民俗学」の虚実
-
風景の生産・風景の解放
-
弥勒 宮田登
-
今を生きる思想 宮本常一
-
包み結びの歳時記
-
女神誕生
-
世界の音 楽器の歴史と文化
-
女人禁制
-
日本人の死生観
-
埋もれた日本地図
-
日本の古式捕鯨
-
言霊の民俗誌
-
土葬の村
-
日本人の原風景 風土と信心とたつきの道
-
民俗学
-
神主と村の民俗誌
-
おとこ・おんなの民俗誌
-
江戸東京の庶民信仰
-
ニッポンの奇祭
-
氏神さまと鎮守さま 神社の民俗史
-
神々の精神史
-
言霊と他界
-
故郷七十年
-
滑稽の研究
-
「怪異」の政治社会学
-
日本古代呪術
-
金太郎の母を探ねて
-
霊山と日本人
-
魚の文化史
-
地名の研究
-
東北学/もうひとつの東北
-
物語の中世 神話・説話・民話の歴史学
-
江戸滑稽化物尽くし
-
憑霊信仰論 妖怪研究への試み
-
明治大正史 世相篇
-
民俗学の旅
-
魔の系譜
-
年中行事覚書
-
日本藝能史六講
-
日本の鬼 日本文化探求の視角
-
東北学/忘れられた東北
-
生態と民俗 人と動植物の相渉譜
-
桃太郎の母
-
庶民の発見
-
蛇
-
子守り唄の誕生
-
山の神 易・五行と日本の原始蛇信仰
-
熊野詣
-
金枝篇
-
境界の発生
-
早川孝太郎 花祭
-
花の民俗学
-
塩の道
-
ももんがあ対見越入道 江戸の化物たち
-
ふるさとの生活
-
ニライカナイから届いた言葉 声に出して味わいたいウチナーグチ