一禅者の思索

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一禅者の思索

イチゼンシャノシサク

講談社学術文庫

若者に向けて大拙博士が語りかける講演、随想集。巻頭の「無明と世界友好」「最高の精神的理想」をはじめ「大地と宗教」「行脚の意義に就いて」「生物愛護」など、各篇を一貫して流れるのは東洋思想の精髄である。本書は単なる学識、教義の解説ではなく、深い宗教体験に基づく時代を超越した識見と洞察に充ちている。止まるところを知らぬ人間疎外の進む現代に対する警世の書であり、この本のもつ今日的意義はかぎりなく大きい。


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目次

1 その1
  1.無明と世界友好
  2.最高の精神的理想
  3.人間性の半面
  4.物の両面性と矛盾性
  5.大地と宗教
2 その2
  1.禅堂の思い出
    1.「禅堂の修行と生活」
    2.「西遊記」
    3.「禅学精髄」
  2.禅僧生活
  3.現代における達摩壁観の意義
  4.行脚の意義に就いて
3 その3
  1.超個我に生きる
  2.信仰の確立
  3.生物愛護
  4.水仙
  5.衆生無辺誓願度

書誌情報

紙版

発売日

1987年06月04日

ISBN

9784061587922

判型

A6

価格

定価:968円(本体880円)

通巻番号

792

ページ数

228ページ

シリーズ

講談社学術文庫

著者紹介

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