
マイページに作品情報をお届け!
言葉・狂気・エロス 無意識の深みにうごめくもの
コトバキョウキエロスムイシキノフカミニウゴメクモノ
- 著: 丸山 圭三郎

言葉の音と意味の綴じ目が緩んだとき現れる狂気、固定した意味から逃れ生の力をそのまま汲み取ろうとする芸術、本能が壊れたあとに象徴的意味を帯びてイメージ化されるエロティシズム。無意識レベルの欲動エネルギーを覆う言葉の網目をかいくぐって現れる人間的活動のありようとは? ソシュール研究で世界的に有名な著者が言葉の深層風景に迫る。(講談社学術文庫)
無意識レベルの欲動と意識の存在様式を読む意味を固定させることなく激しく滑り流れる欲動のエネルギー。言葉の活動の場、狂気・エロスの発現の場から人間は何をみにまとうのか。スリリングな哲学の冒険。
オンライン書店で購入する
目次
プロローグ――始原(アルケー)も終極(テロス)もなく
第1章 「イカ天」とペレストロイカ
第2章 文化という記号
第3章 意識と無意識
第4章 深層の言葉と言語芸術
第5章 狂気の言葉
第6章 エロ・グロ・ナンセンス讃
第7章 虚構の美と生活世界
書誌情報
紙版
発売日
2007年10月12日
ISBN
9784061598416
判型
A6
価格
定価:880円(本体800円)
通巻番号
1841
ページ数
232ページ
シリーズ
講談社学術文庫
電子版
発売日
2013年03月22日
JDCN
0615984100100011000E
初出
原本:本書の原本は1990年6月、小社刊行。
著者紹介
オンライン書店一覧
既刊・関連作品一覧
関連シリーズ
-
比喩表現事典
-
大人のモノの言い方 一流、二流、三流
-
だんまり、つぶやき、語らい じぶんをひらくことば
-
社会に出るあなたに伝えたい なぜ、読解力が必要なのか?
-
考える熟語集 未来が見えてくる160のキーワード
-
花のことば辞典 四季を愉しむ
-
ことばで「私」を育てる
-
孤独の発明
-
言語学者が語る漢字文明論
-
風と雲のことば辞典
-
日本語と西欧語 主語の由来を探る
-
あいうえおの起源 身体からのコトバ発生論
-
文化記号論
-
言語起源論の系譜
-
雨のことば辞典
-
ことばの重み 鴎外の謎を解く漢語
-
目も手も足もよくしゃべる
-
文字の書き方
-
日本語に主語はいらない
-
沈黙するソシュール
-
知の百家言
-
大阪ことば事典
-
世界の言語入門
-
象形文字入門
-
主語を抹殺した男 評伝三上章
-
言語・思考・現実
-
敬語再入門
-
記号論
-
英語の冒険
-
英語にも主語はなかった
-
レトリック感覚
-
レトリックの記号論
-
はじめての言語学
-
ちんちん千鳥のなく声は
-
ソシュール超入門
-
ソシュールを読む
-
ソシュールと言語学
-
ことば遊び
-
ことばへの道 言語意識の存在論
-
ことばと身体 「言語の手前」の人類学
-
ことばとは何か 言語学という冒険
-
20世紀言語学入門
-
日本の文章
-
言葉と無意識
-
レトリック認識