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生態と民俗 人と動植物の相渉譜
セイタイトミンゾクヒトトドウショクブツノソウショウフ
- 著: 野本 寛一

日本人は自然から何を享受し何を守ったか。 食料となり燃料となり霊性をも帯びる木。肉として薬としてまた神使として供される動物。人々は周囲の生態系をどう活かしてきたのか。民俗事例から共生関係を探る。
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目次
(1)共生の民俗
燕と人の交流/巨樹と神の森/クロマツの民俗/アカマツの民俗
(2)共存の葛藤
ハブの両義性/鹿/猿/鼠/蛙/狼/鮫
(3)資源保全と再生の民俗
曲物師と木地屋/山椒魚の谷/「旬」の思想/再生の民俗
(4)伝説・昔話の環境論
伝説と環境思想/鮭の大助/浦島太郎/桃太郎/花咲爺/猿蟹合戦
書誌情報
紙版
発売日
2008年05月10日
ISBN
9784061598737
判型
A6
価格
定価:1,375円(本体1,250円)
通巻番号
1873
ページ数
424ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
本書は、1994年4月、青土社より刊行された「共生のフォークロア・民俗の環境思想」を底本とした。
著者紹介
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