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私本太平記(一)
シホンタイヘイキ
- 著: 吉川 英治
大作『新・平家物語』を完成した著者は、息つく暇もなく、南北朝を題材とする『私本太平記』の執筆にかかった。古代末期から中世へ――もはや王朝のみやびは影をひそめ、人間のどす黒さがあらわに出てきた時代、しかも歴史的には空白の時代である。史林の闇に分け入るとき、若者は使命感と創作意欲の高まりを禁じえなかった。開巻第1、足利又太郎(尊氏)が颯爽と京に登場する。
この世の影なき魔物の正体を衝く意欲作――日本史上の空白期とされる南北朝時代、もはや王朝のみやびは影をひそめ、人間のドス黒さがあらわに出てきた時代――足利又太郎(後の尊氏)が颯爽と京に登場する。
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目次
■あしかが帖
下天地蔵
大きな御手
時の若鷹
ばさら大名
藤夜叉
あばれ川
新田桜
置 文
なべとかま
裁許橋
うつつなき人
登 子
波まぎれ
不知哉丸
■婆娑羅帖
乱鳥図
正中ノ変
楠木たずね
悲 歌
ぶらり駒
繚乱七種
妖霊星
上り地蔵
書誌情報
紙版
発売日
1990年02月05日
ISBN
9784061965638
判型
A6
価格
定価:880円(本体800円)
ページ数
478ページ
電子版
発売日
2014年08月01日
JDCN
0619656300100011000M
収録作品
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作品名初出
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作品名
私の吉川英治
初出
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作品名
作品紀行
初出