私本太平記(二)

マイページに作品情報をお届け!

電子あり

私本太平記(二)

シホンタイヘイキ

鎌倉幕府が開かれてから130年、政治のひずみが到るところに噴出していた。正中ノ変はその典型的な例である。そして公武の亀裂はますます拡大し、乱世の微候が顕然となった。「天皇御むほん」さえ囁かれるである。当時は両統迭立(てつりつ)の世、後醍醐天皇が英邁におわすほど、紛擾のもととなった。この間、足利高氏が権門の一翼として擡頭し、再度の叛乱に敗れた日野俊基とは明暗を大きく分ける。


公武の亀裂は益々拡大し、乱世の徴候が……。後醍醐天皇をめぐる政情不安の間に、足利高氏が権門の一翼として抬頭し、再度の叛乱に敗れた公卿の日野俊基とは明暗の色を大きく分ける。そして楠木正成は……。


目次

■婆娑羅帖(つづき)
草もみじ
散所市
鷹の巣
■みなかみ帖
石の降る夜
蝶の親
初瀬ざんげ
みなかみの家
雨情風心
波々々
天皇御むほん
かわりばんこ
俊基斬られ
佐渡へ
くまわか草子
■帝獄帖
山門の二皇子
女房車
笠置の山
夢告抄
鳴 動

書誌情報

紙版

発売日

1990年02月05日

ISBN

9784061965645

判型

A6

価格

定価:880円(本体800円)

ページ数

460ページ

電子版

発売日

2014年08月01日

JDCN

0619656400100011000P

収録作品

  • 作品名

    私の吉川英治

    初出

  • 作品名

    作品紀行

    初出

著者紹介

オンライン書店一覧

ネット書店一覧

電子版取扱い書店一覧

既刊・関連作品一覧

関連シリーズ

BACK
NEXT