永遠のふたり 夫・田河水泡と兄・小林秀雄

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永遠のふたり 夫・田河水泡と兄・小林秀雄

トワノフタリオットタガワスイホウトアニコバヤシヒデオ

「のらくろ」の作者と歩んだ六十年の愛しい日々、中原中也の恋人と出奔までした兄・小林秀雄の型破りな人生、そして伴侶に先立たれた者に平安はいつ訪れる… 生きる意味を優しく問いかける自伝的エッセイ

●田河とはその後も何度か会って、だんだん結婚してもよいと思うようになったので、手紙で兄に相談した。兄からは返事が来た。「高見澤さんが、そんなにお前を愛してくれるということは、本当にいいことだ。なかなか人間が、そういう事実を所有するということは稀だということを忘れてはいけない。一番忘れやすいことなのだ。高見澤という人はいい人だ。世間でいういい人というのは、気の弱い人ということだが、あの人は純粋だという意味でいい人だ……」 (本文より)


ⒸJunko Takamizawa

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書誌情報

紙版

発売日

1991年12月13日

ISBN

9784062057585

判型

四六

価格

定価:1,708円(本体1,553円)

ページ数

228ページ

電子版

発売日

2023年04月28日

JDCN

06A0000000000620728B

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