
マイページに作品情報をお届け!
悔恨の島ミンダナオ
カイコンノシマミンダナオ
- 著: 高橋 幸春
戦後50年目に出た「人肉食」の衝撃の真実――1946年、フィリピン・ミンダナオ島で起こった旧日本軍敗残兵による先住民・ヒガオノン族虐殺と人肉食。癒すことのできない戦争の傷跡を追う、書き下ろしノンフィクション。
●ヒガオノン族に対する「補償」は、彼らをミンダナオ島に送った日本の責務でもあるはずだ。戦後補償については様々な考え方があるが、この問題は人道上の問題として解決がはかられるべきではないだろうか。取材を進めながら彼らの悩み苦しむ姿を知り、また激しく取材を拒否する手紙を読みながら、この本を送り出すことにためらいが全くなかったわけではない。結果的にはこの本も彼らを苦しめることになるのだろうと思う。それでも書くべきだと判断したのは、戦後補償が被害者のためだけではなく「加害者」とならざるを得なかった日本兵のためにも必要なことだと思ったからだ。(あとがきより)
ⒸTAKAHASHI YUKIHARU
- 前巻
- 次巻
オンライン書店で購入する
書誌情報
紙版
発売日
1994年12月06日
ISBN
9784062073677
判型
四六
価格
定価:1,602円(本体1,456円)
ページ数
210ページ
電子版
発売日
2022年08月05日
JDCN
06A0000000000441917X
著者紹介
オンライン書店一覧
関連シリーズ
-
キーウで見たロシア・ウクライナ戦争 戦争のある日常を生きる
-
ナチズム極東戦略
-
死の商人
-
東大生が教える「戦争の終わり方」の歴史
-
戦争論
-
戦争と平和 それでもイラク人を嫌いになれない
-
特攻隊員の現実
-
激動の世界を駆ける
-
かくされてきた戦争孤児
-
イラク高校生からのメッセージ
-
最後の帝国軍人
-
戦争の記憶 コロンビア大学特別講義
-
富嶽
-
徴用中のこと
-
すべての戦争は自衛から始まる
-
人間の記録 東部ニューギニア戦
-
花嫁のアメリカ
-
戦艦「大和」の建造
-
最後の学徒兵
-
悲しき戦記
-
ベラウの生と死
-
ゲンバクとよばれた少年
-
もしも魔法が使えたら 戦争孤児11人の記憶
-
危機の現場に立つ
-
米中戦争 そのとき日本は
-
ヒトはなぜ戦争するのか
-
風俗ライター、戦場へ行く
-
日本人の「戦争」――古典と死生の間で
-
第一次世界大戦 忘れられた戦争
-
戦場のハローワーク
-
女性兵士
-
四月七日の桜 戦艦「大和」と伊藤整一の最期
-
山科の家 夫・四手井綱英と私の戦中日記
-
希望
-
ロッテルダムの灯
-
ヨシアキは戦争で生まれ戦争で死んだ
-
ピカドン
-
NO HERO アメリカ海軍特殊部隊の掟
-
アメリカ最強の特殊戦闘部隊が「国家の敵」を倒すまで
-
戦争詐欺師
-
戦場の掟
-
最強の戦闘機パイロット
-
虐待と微笑 裏切られた兵士たちの戦争
-
ほびっと 戦争をとめた喫茶店-ベ平連1970-1975