
マイページに作品情報をお届け!
火の山 山猿記(上)
ヒノヤマヤマザルキ
- 著: 津島 佑子

火の山を仰ぎ見つつ、光につつまれ野を駆けた日々。20XX年、パリで見つかった日本語のノートには、いったい何が託されていたのか。
維新の前夜から新しい世紀まで夢と記憶が交錯する、傑作長篇小説。
勇平。
パトリス。
どうか、今は2歳のあなたの命が守られつづけますように!あなたの存在が押しつぶされるような、悪いことが、この地球上に起こりませんように!
たとえ、フランスや日本という国が消え失せたとしても、この海、この陸地、この植物、この動物が、あなたのまわりにひろがりつづけ、あなたに喜びを与えつづけていてくれますように!――(本文より)
書誌情報
紙版
発売日
1998年06月01日
ISBN
9784062090902
判型
四六
価格
定価:2,420円(本体2,200円)
ページ数
480ページ