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火の山 山猿記(下)
ヒノヤマヤマザルキゲ
- 著: 津島 佑子

死ぬ時に、ああ、私にはもっと別の人生があった筈なのに、と自分の生涯を後悔しなければならない程不幸な事があるだろうか、と今まで私は思い続け、それで死ぬのも怖れ続けていた。でもこうした後悔は随分傲慢な思いなのかもしれない。――始まりがあれば、終りがある。死とはそうしたもの。――<本文より>(講談社文庫)
NHK連続テレビ小説『純情きらり』原案
死ぬ時に、ああ、私にはもっと別の人生があった筈なのに、と自分の生涯を後悔しなければならない程不幸な事があるだろうか、と今まで私は思い続け、それで死ぬのも怖れ続けていた。でもこうした後悔は随分傲慢な思いなのかもしれない。――始まりがあれば、終りがある。死とはそうしたもの。――<本文より>
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目次
2-6 水色のバインダーで五冊にまとめられた、ボールペンの手書きによるA4判の「記録」 つづき
16 ええきびさんしょとうがらし!
17 出立──エルゴーデンを抱いて
18 Lacrimosa 涙の日
0-6 …………
2-7 「記録」 つづき
19 火! 火!
20 月の光──黄玉(トパアズ)
0-7 …………
2-8 「記録」 つづき
21 帰郷
22 敗戦二年め──青い瞳
23 あす一日このままに
3-2 B4判のコピー(小さなメモ帳のページを拡大したもの)
2-9 「記録」 つづき
24 Miserere! 神よ、あわれみたまえ
0-8 …………
書誌情報
紙版
発売日
2006年01月13日
ISBN
9784062752978
判型
A6
価格
定価:880円(本体800円)
ページ数
616ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2014年02月28日
JDCN
0627529700100011000M
初出
1998年6月、小社より単行本として刊行された作品を文庫化。