半次捕物控 泣く子と小三郎

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半次捕物控 泣く子と小三郎

ハンジトリモノヒカエナクコトコサブロウ

文芸(単行本)

世知辛く稼ぐ稼業も楽でなし
いつも事件は待ったなし

身形(みなり)も男ぶりもいい病人を助けた母娘が、色と欲につられ全財産を騙し取られた。話を持ち込まれた半次が力を藉(か)すとあの疫病神がしゃしゃり出て……

御奉行が買った衝立障子の真贋、生きた男の金玉の売買、水夫(かこ)の若者と火消し組の喧嘩話……のっぴきならない事件ばかりで今日も半次は東奔西走。「人助け?笑わせやがる。金儲けのためでしょうが。(略)守銭奴の我利我利亡者の乞食も同然、匹夫下郎(ひっぷげろう)の下種野郎(げすやろう)だとは思っておったが、そこまでやるものですかねえ」――<本文より>


書誌情報

紙版

発売日

2006年03月25日

ISBN

9784062133395

判型

四六

価格

定価:1,980円(本体1,800円)

ページ数

318ページ

初出

『IN★POCKET』2004年7月号、9月号、11月号、2005年1月号、3月号、5月号、7月号、9月号

著者紹介

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