陰の声 重蔵始末(五) 長崎篇

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陰の声 重蔵始末(五) 長崎篇

カゲノコエジュウゾウシマツ05ナガサキヘン

文芸(単行本)

不倶戴天の仇敵と最後の激闘。 闇に潜む黒幕の影。
著者初の本格時代小説シリーズ。好評の長崎篇、ここに完結!

「薩摩の者と、素性は知れているぞ。神妙にしろ」(略)「薩摩に頼まれはしたけれど、あたしは薩摩者じゃあないよ」笑い声も話す声も、あきらかに女だった。しかも、話しぶりが土地のものではない。耳になつかしい、江戸言葉に違いなかった。遠い長崎で、そのような訛りを耳にするとは思いもよらず、団平は頭が混乱した。――<本文より>


書誌情報

紙版

発売日

2007年07月28日

ISBN

9784062141710

判型

四六

価格

定価:1,980円(本体1,800円)

ページ数

304ページ

初出

収録作品参照

収録作品

  • 作品名

    かどわかし

    初出

    『小説現代』2006年3月号

  • 作品名

    仇敵

    初出

    『小説現代』2006年6月号

  • 作品名

    おとり

    初出

    『小説現代』2006年9月号、10月号

  • 作品名

    島抜け

    初出

    『小説現代』2007年1月号

  • 作品名

    陰の声

    初出

    『小説現代』2007年4月号

著者紹介

既刊・関連作品一覧