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山科の家 夫・四手井綱英と私の戦中日記
ヤマシナノイエオットシデイツナヒデトワタシノセンチュウニッキ
- 著: 四手井 淑子
昭和15年夏、旧家に嫁いだ私を待っていたのは古いしきたり、舅・小姑との壮絶な日々だった
あの天衣無縫の四手井綱英先生の奥様が、これほど正直剛胆とは! 旧弊に負けずに生きる妻、守り抜く夫の姿が胸を打つ――森まゆみ
〔22日〕一仕事終わり、やれやれと火鉢の傍に座ると早速説教。「女はくの字になって慎んで寝るもんや」とか、「女はネに伏しトラに起きいうて4時間寝たらええとしたもんや」。馬鹿言うなと心中で。「女はこのように慎んでいてよく納まる。タキは大体それくらいしか眠らぬ」とか、あの口車を信用して。女は女は、と卑しいもののように言う。――<本文より>
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書誌情報
紙版
発売日
2010年10月08日
ISBN
9784062165501
判型
四六
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
210ページ
著者紹介
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