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ゲンバクとよばれた少年
ゲンバクトヨバレタショウネン
中村由一さんは長崎市内の被差別部落の出身です。被爆者であり被差別部落出身者でもあることで、つらい少年時代を過ごしました。「ゲンバク」と呼ばれた少年が大人になり、.その体験を伝えることで差別のない世の中が実現することを願って、この本を書く決意をしました。目次より――ピカドン/消えたふるさと/「ハゲ」「カッパ」「ゲンバク」とよばれて/「被差別部落」を知っていますか/春いつの日
中村由一さんは長崎市内の被差別部落で生まれました。2歳10か月で原爆投下のため被爆します。被爆者であり被差別部落出身者でもあることで、つらい少年時代を過ごしました。「ゲンバク」と呼ばれた少年が大人になり、自分の体験を伝えることで差別のない世の中が実現することを願って、この本を書く決意をしました。
Ⓒ中村由一/渡辺考
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目次
まえがき ピカドン
第1章 消えたふるさと
第2章 「ハゲ」「カッパ」「ゲンバク」とよばれて
第3章 「被差別部落」を知っていますか
第4章 春いつの日
書誌情報
紙版
発売日
2018年07月11日
ISBN
9784062210348
判型
四六
価格
定価:1,320円(本体1,200円)
ページ数
162ページ
シリーズ
世の中への扉
電子版
発売日
2018年07月10日
JDCN
06A0000000000037362H
著者紹介
中村由一 なかむらよしかず 1942年10月、長崎県生まれ。1945年8月9日、2歳10か月のときに自宅で原子爆弾に被爆して大けがを負い、記憶を失う。長崎市内の小学校に入学するが、そこでさまざまないじめを経験する。中学卒業後、希望の会社に入れず、船の修理工場、靴職人の見習いなどを経て、長崎市内の郵便局に就職。1999年に57歳で退職するまで、不自由な足で郵便配達を続けた。40歳を過ぎたころから部落解放運動に取り組み、自身の被爆体験や被差別体験を語り続けている。
その他: 渡辺 考(ワタナベ コウ)
渡辺考 わたなべこう テレビディレクター。1966年、東京都生まれ。1990年、NHK入局、現在は福岡放送局ディレクター。中村由一氏へのインタビューを中心に構成した『原爆と沈黙~長崎浦上の受難~』(NHK・ETV特集、2017年8月放送)を担当した。ドキュメンタリー映画『father カンボジアへ幸せを届けたゴッちゃん神父の物語』(新日本映画社、2018年4月公開)では監督を務めた。著書に『もういちどつくりたい テレビドキュメンタリスト・木村栄文』(講談社)などがある。
宮尾和孝 みやおかずたか イラストレーター。1978年、東京都生まれ。さし絵を担当した作品に、『パンプキン! 模擬原爆の夏』(令丈ヒロ子、講談社)『チームふたり』(吉野万理子、学研)などがある。
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